承歓記第1話あらすじネタバレ、リアルすぎる日常と強烈な母
主人公の麦承歓(マイ・チョンホワン)は、上海の古い路地裏で家族と暮らす29歳の女の子だ。ホテルで真面目に働いていて、付き合って3年になる彼氏もいる。ここまでは、どこにでもいる普通の女性の話だ。
ただ一つ、普通じゃない点がある。それは彼女の母親、劉婉玉(リウ・ワンユー)の存在だ。このお母さんが、まあまあ強烈なんだ。
娘が夜10時半を過ぎても帰ってこないと、心配でたまらない。父親の麦来添(マイ・ライティエン)に迎えに行ってとせっつく。父親はホテルの近くだから大丈夫だよと面倒くさそうにする。結局、母親が自ら迎えに出てしまう。
そこで目にしたのは、彼氏の辛家亮(シン・ジアリャン)と娘が車の中でキスしている場面だった。母親は激怒。娘を説教し、彼氏にも怒鳴り散らす。承歓は父親に助けを求める。父親はとっさに足をひねったフリをして、母親の注意をそらす。その隙に家亮は車で逃げていった。
家に帰ってからも母親の追及は止まらない。彼との関係はどこまで進んでいるのか、早く両親を会わせて結婚を決めろとまくしたてる。承歓は適当な理由をつけてごまかすしかなかった。
新上司との最悪の出会い
翌朝、承歓は職場へ向かう。同僚に頼まれたスイカと、彼氏のために作ったデザートで両手はふさがっている。そんな状態でエレベーターに乗ると、タイミング悪く母親から電話がかかってくる。
母親は昨日の続きを蒸し返す。彼と関係は持ったの?と大声で聞かれ、承歓は恥ずかしさで顔が真っ赤になる。エレベーターには同僚たちも、見知らぬ一人の男性も乗っていた。
その男性がエレベーターを降りる時、承歓は不注意で彼のコーヒーをこぼしてしまう。平謝りする承歓に、男性は何も言わずに去っていく。承歓は彼を追いかけ、シミ取りペンでシャツをきれいにする。男性はチップとして数枚の紙幣を渡そうとするが、承歓は丁寧に断った。
この男性こそ、新しく赴任してきた運営総監の姚志明(ヤオ・ジーミン)だった。
理不尽な解雇と彼氏の嘘
ホテルでは姚志明の歓迎準備が進んでいた。ところが、同僚の呉優(ウー・ヨウ)が意地悪をする。彼女は、承歓が家亮のために作ったケーキを、歓迎会のためのものだと偽って会議室のテーブルに並べてしまった。
そこへ姚志明が現れる。彼はエレベーターで会ったあの男だった。彼は事情も聞かず、承歓にその場での解雇を言い渡した。7年間真面目に働いてきたのに、あんまりな仕打ちだ。承歓は解雇の撤回を求めて食い下がるが、姚志明は冷たく突き放す。
その頃、彼氏の家亮の家では、彼の母親が訪れていた。母親は、承歓が息子の世話を焼いていること自体は認めつつも、彼女の家柄を気に入らない。承歓が億単位の資産を持つ自分たちの財産を狙っていると決めつけていた。実は家亮は、自分が大金持ちの息子であることを承歓に隠していた。それは母親の指示だった。
掴んだチャンスと衝撃の真実
承歓は諦めなかった。仕事帰りの姚志明を待ち伏せし、もう一度チャンスをくれるよう必死に頼み込む。
その時、姚志明に急な仕事が入る。ラッシュアワーで車では到底間に合わない状況だった。承歓は機転を利かせ、地下鉄とシェアサイクルを乗り継いで、姚志明を時間前に目的地へ送り届けた。
その働きを認め、姚志明は承歓にチャンスを与えることにする。翌日、ある重要なクライアントに会うよう命じた。そのクライアントは德珊家居という会社だ。
承歓は夜通しその会社の情報を調べる。ふと、彼氏の家亮がその会社で働いていることを思い出す。一方、母親からは明日、家亮と結婚の話をしなさいと電話で急かされる。承歓は家亮に明日うちで食事しない?とメッセージを送るが、彼は明日は大事なクライアントに会うからと断る。
翌日、承歓がクライアントを待っていると、部屋に入ってきたのはなんと、彼氏の家亮とその父親だった。
承歓はここで初めて知る。3年間付き合ってきた彼氏が、ただの会社員ではなく、大企業の御曹司だったという事実を。
感想
いやあ、第1話から飛ばしてるね。主人公の承歓は、仕事も恋も一生懸命な、すごく共感できるキャラクターだ。でも、彼女を取り巻く環境がとにかく大変。まず、お母さん。娘を思う気持ちは分かるけど、ちょっと過干渉すぎる。この先、絶対もっと大きな波乱を巻き起こすタイプだ。
そして、新上司の姚志明。冷たくて厳しいけど、仕事はめちゃくちゃできそう。スーツ姿が似合うイケメンっていうのも良い。承歓とは最悪の出会いだったけど、これからどういう関係になっていくのかがすごく気になる。
一番の衝撃は、やっぱり彼氏の家亮の秘密だよね。お金持ちってことを隠して付き合うなんて、ドラマの王道だけど、やっぱり面白い。しかも、それを隠させていたのが彼の母親っていうのが、問題をさらにややこしくしてる。承歓が真実を知った時の顔を想像すると、こっちまで胸が痛くなる。仕事、恋愛、家族の問題が一気に噴出してきて、本当にテンポがいい。これは続きが気になって仕方ないよ。
つづく