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ねえねえ、ドラマ『この結婚は社内秘で』観てる? エリートでイケメンな紀昱桓(ジー・ユーファン)と、どこかパッとしないけど一生懸命な涂筱柠(トゥー・シャオニン)。 どう見ても不釣り合いな二人が結婚するなんて、正直「なんで!?」って思わなかった?
周りからも「高嶺の花をゲットした」なんて言われてるけど、実は、この話、みんなが思ってるのと全然違うんだよ。 原作を読んでみたら、衝撃の事実が隠されてたんだ。あの結婚、実は10年越しの、彼が仕組んだ壮大なラブストーリーの始まりだったんだよね。
みんなが「格差婚」って言うけど…ホントは逆だった?
まず、二人のスペックをおさらいしてみようか。
- 夫:紀昱桓(ジー・ユーファン)
- 学生時代から超人気者の秀才。
- 海外のウォール街で働くほどのガチエリート。
- 母親の病気で帰国したけど、実は将来の頭取候補。
- 妻:涂筱柠(トゥー・シャオニン)
- 学生時代の成績はイマイチ。
- なんとかコネで銀行に入ったけど、ずっと非正規。
- お見合いは連戦連敗。
こう見ると、誰もが「涂筱柠、ラッキーすぎ!」って思うじゃん?彼女のお母さんでさえ、「息子の家の事情が悪くなければ、あんたなんか相手にされなかった」って言っちゃうくらい。
でもね、そもそも二人が出会ったお見合いパーティー、あれ偶然じゃないんだ。 帰国した紀昱桓が、ずっと好きだった彼女が独身だと知って、従妹に頼んでセッティングさせた、完全な計画的犯行だったんだよ。
彼にとって、最初から結婚相手は彼女しかいなかった。周りがどんなに「不釣り合いだ」って言っても、彼はずっと彼女だけを見てたんだ。
彼の心を救ったのは、10年前の「平凡な彼女」だった
じゃあ、なんでエリートの彼が、そこまで彼女にこだわるの?って話だよね。 その答えは、二人の学生時代にあるんだ。
紀昱桓って、実はつらい過去を背負ってる。彼がまだ若い頃に、大好きだったお父さんをひき逃げ事故で亡くしてるんだよ。それから彼の世界は光を失って、母親を支えるために「強くなること」だけを考えて生きてきた。
そんな心を閉ざしていた思春期の彼を救ったのが、涂筱柠だったんだ。
当時の彼女は、成績は良くなかったけど、いつも自分らしくて、太陽みたいに明るかった。 ある時、彼女が友達の罪をかぶって全校生徒の前で怒られても、涙一つ見せずに、まっすぐ前を向いていたことがあったんだ。
その他大勢みたいに周りの目を気にしたりしない。そのブレない強さと、自信に満ちた姿が、暗闇にいた彼の心を照らす一筋の光になったんだよ。 その日から、彼の心にはずっと「涂筱柠」という名前が刻まれてたってわけ。
エリート美女じゃダメだったの?ライバルが敗れた決定的な理由
紀昱桓ほどの男だから、もちろんライバルもいた。 彼の後輩で、高官の娘でもある唐羽卉(タン・ユーフイ)っていう超お嬢様。家柄もいいし、仕事もできるし、誰もが「お似合いだ」って認める存在だった。
彼女は自分の家柄や人脈を使えば、紀昱桓を簡単に出世させられるって思ってた。 「私と一緒になれば、あなたが欲しいもの全部手に入るよ」って、自信満々で彼に迫るんだ。
でも、それが紀昱桓にとっては一番ダメなやり方だったんだよね。
彼はプライドが高いし、誰かに与えられた成功なんてこれっぽっちも欲しくない。自分の力で、欲しいものを掴み取りたいタイプ。 だから、唐羽卉の高飛車な愛情は、彼には全く響かなかった。
結局、彼はきっぱりと「結婚してる」と告げて、彼女を振るんだ。 たとえ涂筱柠が平凡で、仕事で助けが必要な存在だったとしても、彼にとっては何物にも代えがたい宝物だったんだよ。
彼女は決して「幸運なだけ」の女の子じゃない。 彼女がもともと持っていた明るさや強さが、一人の男の子の人生を救い、10年間も想われ続ける理由になったんだ。そう考えると、この二人って最強のカップルだと思わない?