ハピネス -守りたいもの-

ストーリー

高校時代、運命的な出会い

将来を有望視されていた高校野球のエース投手、チョン・イヒョン(パク・ヒョンシク)。しかし、膝の故障で野球人生を絶たれてしまいます。絶望したイヒョンが、複雑な思いを抱えて学校の屋上にいると、飛び降りるのではないかと勘違いされ、警察が出動する騒ぎに。

その騒ぎで下校が遅れることに苛立った同級生のユン・セボム(ハン・ヒョジュ)は、自ら屋上に上がり、イヒョンの隣に座り込みます。二人は言葉を交わすうちに、イヒョンは次第にセボムに惹かれ、屋上から降りて新たな人生を歩むことを決意します。

12年後、二人の現在

時が経ち、セボムは警察特攻隊(SOU)の隊員、イヒョンは強力班の刑事として活躍していました。二人は、セボムが夢見ていたマイホーム(新築の高層マンション)を手に入れるため、便宜上の結婚をして入居します。

平穏を襲う未曽有の危機

しかし、夢のマイホームでの新生活は、突如として終わりを告げます。原因不明の感染症が発生し、彼らの住むマンションは完全に封鎖されてしまうのです。感染への恐怖と限られた物資の中、マンションの住民たちは次第に本性を現し始めます。利己的な行動、他人への疑心暗鬼、隠された秘密… まるで社会の縮図のように、極限状態に追い込まれた人々の心理戦が繰り広げられます。

絶望の中で見つける「幸福」とは

このドラマは、感染症という災難を通して、人間の本性や社会の階層構造を鋭く描き出します。「ウイルスは貧富の差を選ばない」という現実を突きつけながら、生存の危機に瀕した人々が経験する恐怖や葛藤、そしてその血生臭い現実の中で、イヒョンとセボムが互いを守り、本当の「幸福」を見つけ出そうとする姿を描いた物語です。

見どころと評価

  • 感染パニックというスリラー要素だけでなく、極限状態での人間ドラマ、そしてイヒョンとセボムの関係性の変化も見どころです。
  • 一部の視聴者からは、登場人物たちの利己的な行動に憤りを感じるとの声や、最終回の展開がやや駆け足であるという指摘もあります。
  • 主演のパク・ヒョンシクは元野球選手の刑事という役に説得力があり、ハン・ヒョジュの高校生時代の演技も自然だと評価されています。

全12話ネタバレ

キャスト、登場人物

ハピネス -守りたいもの-

ユン・セボム
ハン・ヒョジュ

ハピネス -守りたいもの-

チョン・イヒョン
パク・ヒョンシク

ハピネス -守りたいもの-

ハン・テソク
チョ・ウジン

ハピネス -守りたいもの-

キム・セフン
ハン・ジュヌ