今回レビューするのは、タイトルからして美味しい匂いがプンプンしてくる『隠し味にはロマンス』の記念すべき第1話! いや~、初回から飛ばしてるねぇ!早速、その中身を一緒に覗いてみようじゃないか!
隠し味にはロマンス 第1話 あらすじネタバレ
冷徹すぎる仕事人間、ハン・ボムウ登場!
物語は、巨大食品企業ハンサングループの紹介からスタート。このグループの取締役であるハン・ボムウって男が、まぁ~仕事のやり方が冷酷無比!「レシピ泥棒!」なんてプラカード持った人に抗議されちゃってるくらいだから、その筋金入りっぷりがうかがえるよね。
部下がアワビ料理店の買収に手こずってると見るや、自ら出馬。店の主に「アンタの違法賭博、バラされたくなかったら母親説得して店売れや」って、もう脅迫もお手の物!ひえ~、こんな上司の下では働きたくないもんだねぇ。
その後、自分の高級レストラン「モットー」にご来店。料理長のチャン・ヨンヘが新作メニューのことでインタビュー受けてる真っ最中に、「メインディッシュのトリュフ・ノビアニ、まだ決まってないとかどういうこと?」ってガチギレ。料理長が「創造性も大事でしょ?」って反論しても、「アンタに創造性なんかいらん!俺が全国から集めてきたレシピ通りに作ればいいんだよ!」だってさ。おまけに「この店、三ツ星取れよ」とプレッシャーまでかけちゃう始末。いやはや、このボム様、なかなかのワルでございます。
後継者争い勃発!三ツ星レストランが鍵を握る!
ハンサングループに戻ると、そこにはボムのライバルであり、実の兄でもあるハン・ソヌの姿が。彼らの母親である会長は、夕食の席でシェフをあっさりクビにしちゃうような、これまた強烈なキャラクター。そして息子たちにこう言い放つのだ。「自分のレストランで三ツ星を獲得した者を、ハンサングループの次期オーナーとする!」と。キタキタキター!兄弟間の骨肉の争いの幕開けってわけね!
早速、ボムの「モットー」三ツ星計画に暗雲が…。なんと、部下が「モットー」の目玉料理であるトリュフ・ノビアニと同じものを出すレストランを、全州っていう小さな町で見つけちゃったんだから、さあ大変!「モットー」のウリはユニークな料理なのに、これじゃ台無しだよね。
運命の出会い?謎の料理人ヨンジュとの遭遇!
「俺が直接行ってカタをつける!」と息巻いて全州に乗り込むボム。長旅の末にたどり着いたのは、なんとも家庭的な雰囲気の小さなお店。庭で作業している女性を見つけ、キャベツを踏んづけちゃったもんだから、いきなりナタを振り回される始末!あわや大惨事…ってところで、彼女が店の主人だと気づくボム。
「ノビアニのことなんだが…」と切り出すも、彼女は「これはノビアニじゃなくてソプサンジョクよ」とピシャリ。しかも、「マウォン農場の牛肉がないと作れないから無理」と、けんもほろろ。
「じゃあ、俺が手に入れてきてやる!」と、肉屋に乗り込むボムだけど、マウォン農場の牛肉を頼んだら笑われちゃう始末(どうやら、肉の部位にラベルが付いてないのが原因っぽいね)。結局、棚にあったいろんな牛肉のパックを買い占めるボム。うーん、この強引さ、ブレないねぇ。
一方、店の主人ヨンジュは卵を買いに養鶏場へ。農家のおじさんから「妻が体調悪いんだ」と言われるも、自ら鶏小屋に入って、元気いっぱいの鶏たちから卵をゲット!たくましい!
ボムが大量の牛肉を持って店に戻ると、ヨンジュは「これ、マウォン農場のシール貼っただけの偽物でしょ」とあっさり見破る。でも、その中に一つだけ本物を見つけて、ようやく料理を作ってくれることに。やれやれだぜ。
心を揺さぶる料理と、まさかの買収宣言!
ヨンジュはボムを山に連れて行き、特定のキノコをゲット。そして、いよいよ調理開始!ボムが彼女のキャベツキムチを一口食べると、なんと亡くなったおばあちゃんの味を思い出すんだ。あら、意外とセンチメンタルな一面もあるのね、ボム様。
そして、お待ちかねのトリュフ料理。見た目は「モットー」のものと似てるけど、味は全くの別物!一口食べたボムは、その美味しさに衝撃を受け、「この店、買収したい!」と、またもや強引な提案!
でも、ヨンジュは「お金儲けしか頭にない人には、料理に込める真心なんて分からないでしょ?本当にこの仕事がしたいの?」と、きっぱり拒否!さらに「お金がなくちゃ、その愛情だって守れないでしょ?」とボムも反撃。うーん、これは一筋縄ではいかなそうだぞ。
どん底からの逆転劇…かと思いきや!?
翌日、ヨンジュの大家さんがやって来て、「滞納してる家賃、1ヶ月以内に払わないと出てってもらうからね!」と最後通告。あらら、ヨンジュも大変な状況なのね…。
一方、ボムは、以前脅迫した男性が自殺未遂で病院に運ばれたと聞かされる。時を同じくして、ハンサングループの取締役を正式に解任されてしまうボム。踏んだり蹴ったりとはこのことだね。
それでも、謝罪しようと病院へ向かったボム。しかしそこで、被害者の男性が兄ソヌと話しているのを聞いてしまう!そう、これは全部、兄ソヌが仕組んだワナだったのだ!
すぐに母親に電話するボムだけど、母親はソヌの汚いやり口なんて気にも留めない様子。「モットーはソヌに任せるから、アンタは別の方法で自分を証明なさい」と、冷たく言い放つ始末。うわぁ…母親もなかなかの曲者だ…。
そして、ボムはヨンジュの店の戸口に現れ、「話があるんだ」と声をかけるところで、第1話は幕を閉じるのであった…。
『隠し味にはロマンス』第1話 感想:初回からエンジン全開!王道ラブコメの予感と、ピリ辛な人間ドラマに胃袋掴まれた!
まさに「待ってました!」と言わんばかりの、王道ラブコメの香りと、そこにピリッと効かせた人間ドラマのスパイスが絶妙なハーモニーを奏でていて、初回から目が離せなかったわ!
まず、主人公のハン・ボムウ! 最初は「うわっ、何この人、性格悪すぎ…」ってドン引きしたよね?(笑) レシピ泥棒呼ばわりされてもどこ吹く風、部下にはパワハラまがい、買収のためなら脅迫も厭わないって、絵に描いたような冷血漢。正直、こんな人が主人公で大丈夫そ?って思ったんだけど、そこからのギャップがたまらないのよ!
田舎の料理人ヨンジュと出会って、彼女の作る素朴だけど心のこもった料理に触れた時の、あのハッとした表情! 特に、おばあちゃんの味を思い出すキャベツキムチのシーンなんて、ボムの心の奥底に眠っていた人間らしさが垣間見えて、思わず「キュン…」としちゃったじゃないの! まだまだツンケンしてるけど、ヨンジュの前では少しずつ素顔が出てきそうな予感がして、もうワクワクが止まらない!
そして、ヒロインのヨンジュね! 彼女、最高じゃない? 都会のギラギラしたボムとは対照的に、自然体で、料理に対する愛情とプライドがひしひしと伝わってくる。ナタを振り回すワイルドな一面もあるかと思えば(笑)、鶏小屋でたくましく卵をゲットする姿も頼もしいし、何より彼女の作る料理が本当に美味しそうなのよ! ボムの凍った心を溶かすのは、間違いなくヨンジュの「隠し味」=真心なんだろうなって、確信したわ。
全体的にテンポも良くて、あっという間の1時間だったな~。冷徹御曹司と素朴な料理人っていう、鉄板の設定ながらも、キャラクターたちの魅力と、美味しそうな料理の数々、そして気になる伏線が散りばめられていて、これはもう「次回も絶対見る!」って即決だったよ。
つづく