キャスト/登場人物一覧
肖鐸(しょうたく) 役
ワン・ホーディー（王鹤棣）
善と悪の狹間で揺れ動く複雑な性格と、冷酷かつ大膽な決斷力を持つ昭定司(しょうていし)の掌印(しょういん)。 彼は雙子の弟の復讐を果たすため、その身分を偽り宦官として宮中に入り、數々の屈辱に耐え忍びながら最下級の宦官から朝廷を揺るがすほどの権力を持つ地位にまで上り詰める。 一見、冷酷非情に見える彼だが、心の奧底には熱く純粋な心を秘めている。歩音楼(ほいんろう)と出會い、波亂萬丈の生死をさまようような試練を経験する中で、二人は心から愛し合うようになる。 そして肖鐸(しょうたく)はついに長年の憎しみを乗り越え、心の救済を得るのである。>>ワン・ホーディー（王鹤棣）出演ドラマ一覧。
歩音楼(ほいんろう) 役
チェン・ユーチー（陳鈺琪）
非常に賢いながらも愚かに見える歩家の庶女で、本家の姉の代わりに後宮に入り才人となりました。困難に直面しても機知に富み冷靜沈著で、普段は自身を守るために従順で賢いふりをし、後宮で穏やかな晩年を送ることだけを望んでいます。先帝の死後、彼女は殉葬される朝天女に選ばれますが、福王(ふくおう)に見初められたことで難を逃れます。肖鐸(しょうたく)に救われた後、歩音楼(ほいんろう)は朝廷と後宮の數々の陰謀に巻き込まれていきます。肖鐸(しょうたく)の真の姿を知るにつれて、彼と徐々に情を深めていきます。
慕容高鞏(ぼようこうきょう) 役
ピーター・ホー（何潤東）
「燈籠王爺(とうろうおうや)」と揶揄される福王(ふくおう)は、先帝の唯一生き殘った弟である。一見すると臆病で無能に見えるが、実際は非常に計算高く、內心を隠している。少年時代から歩音楼(ほいんろう)に密かに想いを寄せていた。先帝のために殉死させられそうになった歩音楼(ほいんろう)を救うため、彼は肖鐸(しょうたく)と協力することを承諾し、宮廷の変事の後に帝位に就く。しかし、高位に就いた後、慕容高鞏(ぼようこうきょう)は猜疑心を募らせ、皇権を磐石なものにするためには手段を選ばなくなる。
栄安皇后(えいあんこうごう) 役
ズン・リー（曾黎）
先帝の皇后。高貴な家柄の出身で、父は文華殿大學士、母は彭城郡主である。皇后として権謀術數に長け、野心に燃えている。先帝の死後、栄安皇后(えいあんこうごう)は勢力固めのために邵貴妃(しょうきひ)を毒殺、栄王(えいおう)を幽閉し、南苑王(なんえんおう)と同盟を結んで朝廷を掌握しようとした。そのため、腹心と頼っていた肖鐸(しょうたく)との間に亀裂が生じる。>>ズン・リー（曾黎）出演ドラマ一覧。
曹春盎(そう しゅんおう) 役
ワン・ユエシン（王櫟鑫）
曹春盎(そう しゅんおう)は、物語において重要な役割を擔うキャラクターです。彼は昭定司(しょうていし)に仕える隨堂太監(ずいどうたいかん)であり、主人公・肖鐸(しょうたく)の腹心として、その秘密を知りながらも彼を支え、復讐計畫の遂行に力を貸します。聡明で機転が利き、職務遂行能力にも長けているため、肖鐸(しょうたく)からの信頼は絶大です。陰謀が渦巻く宮廷において、肖鐸のために知恵を絞るだけでなく、時には痛烈なツッコミを入れることで場を和ませたり、核心を突いたりする「追い打ち名人」としての一面も持ち合わせています。彼の忠誠心と有能さは、肖鐸にとって欠かせない存在と言えるでしょう。
彤雲(とううん) 役
ホー・ナン（鶴男）
彤雲(とううん)は、歩音楼(ほいんろう)が入內した際に、最も身近に仕えることとなる侍女です。彼女の性格は非常に明るく、可愛らしくて少しおっとりしたところがあり、誰に対しても優しい心を持っています。また、美味しいものをこよなく愛する食いしん坊な一面もあります。
歩音楼(ほいんろう)は彤雲を単なる侍女としてではなく、実の姉妹のように心から気遣い、大切にしました。その深い愛情に応えるように、彤雲もまた忠誠を盡くし、一心に歩音楼に仕えます。二人は宮廷での様々な出來事を通じて、喜びも悲しみも分かち合い、強い絆で結ばれていきます。
物語が進む中で、彤雲は曹春盎(そう しゅんおう)という人物と関わるようになります。共に時間を過ごすうちに、彤雲の心には曹春盎(そう しゅんおう)に対する特別な感情が芽生え始めます。そして最終的には、曹春盎の真摯な想いや誠実な人柄に心を打たれ、二人は戀を成就させ、結ばれることになります。
慕容婉婉(ぼようえんえん) 役
グアン・チャン（関暢）
慕容婉婉(ぼようえんえん)は、合徳帝姫(ごうとく ていき)にして大鄴(たいぎょう)王朝の長公主、慕容鈞(ぼよう きん)です。皇帝・慕容高鞏(ぼようこうきょう)の妹にあたります。彼女は生まれつき善良な心を持ち、知恵と勇気を兼ね備えています。自身の感情に正直で、愛する時は深く愛し、憎む時ははっきりと憎む性格ですが、同時に國家や正義といった大義を深く理解している人物です。
かつて、宦官である肖鐸(しょうたく)の機転の利いた助言によって、遠い異國へ嫁がされる政略結婚の運命を迴避できたという過去があります。その恩義から、肖鐸(しょうたく)とその想い人である歩音楼(ほいんろう)が困難な狀況に陥った際には、幾度となく彼らに救いの手を差し伸べます。
一方、南苑王(なんえんおう)の弟である宇文良序(うぶん・りょうじょ)は、戦場を駆け抜けるような勇ましさと、風を切るような颯爽とした魅力を持つ慕容婉婉に一目で心を奪われます。二人は、時にぶつかり合い、時にじゃれ合うような賑やかな関係性の中で、次第に惹かれ合い、最終的には結ばれることになります。
相関図
