あらすじ

シー・イエンからの誘いだと思い込み、ウキウキでコンサートへ向かったジョン・シューイー。しかし、それは大きな勘違いで、予期せぬ人物との時間を過ごすことに。その帰り道、足を怪我してしまったシューイーは、偶然居合わせたシー・イエンに助けられ、彼の意外な一面に触れる。二人の距離が少し縮まったかと思いきや、翌日、シューイーはシー・イエンから華やかな宴会のパートナーとして誘われる。しかし、その宴の準備中、彼女は最も会いたくない人物と再会してしまうのだった。

ネタバレ

勘違いから始まったコンサートデート?

物語は、ジョン・シューイーがオシャレをしてコンサート会場へ向かうシーンからスタート。彼女はもちろん、あのシー・イエンからのお誘いだと思い込んでウキウキ気分! ところが、そこに現れたのはなんとシー・イエンの姪っ子、チン・シーユエ(ハタ・トキズキ)でした。

実は、シューイーがシー・イエンだと思っていたWeChatのアカウントは、シーユエのものだったんです! 自分のそそっかしさに落ち込むシューイーでしたが、気を取り直してシーユエと一緒にコンサートを楽しむことに。

会場でシューイーは、元カレに「金持ちの叔父さんがいるから」という理由で乗り換えられた話をシーユエに打ち明けます。さらに、「その叔父さん、意外と悪くないんだよね」なんて話すと、シーユエは「その叔父さん、狙っちゃいなよ!」とまさかの全力応援! まさかその叔父さんが自分の叔父、シー・イエンだとは夢にも思っていないシーユエが、なんとも可愛らしいですよね。

一方、その頃シー・イエンも同じ会場にいました。そして、コンサート後にシューイーがユー・ヨウ教授と来週のインタビューの約束をしているところを目撃! 二人が一緒に来たと勘違いしたシー・イエンの心には、嫉妬の炎がメラメラと燃え上がります…。

嫉妬が爆発!ツンデレ社長のお姫様抱っこ!

嫉妬心から、タクシーを拾おうとするシューイーを無視しようとするシー・イエン。でも、彼女が足を捻挫したのを見て、結局放っておけずに病院へ連れて行く優しさ(ツンデレ!)を見せます。

病院に着くと、シューイーはここぞとばかりに痛いふりをしてシー・イエンを困らせようと画策。すると、なんとシー・イエンは彼女を軽々とお姫様抱っこ! この不意打ちには、見ているこっちまでドキドキしちゃいましたよね!

しかし、シューイーが医者に「あの人、冷酷無情なの」なんて愚痴っているのを聞かれてしまい、お姫様抱っこは強制終了。おまけに、病院から出るときに猫に驚いて飛び上がったことで、怪我は大したことないとバレてしまう始末。シューイーの残念そうな顔には、思わず笑ってしまいました。

誤解は解け、二人の距離は急接近!

その後、シー・イエンは姉とシーユエとの食事の席で、シューイーをコンサートに誘ったのがシーユエ本人だったことを知ります。ユー・ヨウとのことを見事に誤解していたことに気づき、少し気まずそうなシー・イエン。

その夜、シューイーは治療費の件でシー・イエンに連絡。それを口実に、ついに二人は正式にWeChatを交換! さらにシューイーが「明日、ご飯おごってください」とおねだりすると、シー・イエンは翌日の夜に開かれる宴会に、彼女をパートナーとして誘うという大胆な行動に出ます!

元カレと直接対決!最強の助っ人、シーユエ登場!

翌日、宴会のためのドレスを探しに行ったシューイーは、最悪なことに元カレのユエ・シンジョウとその今カノ、ハタ・レノにばったり遭遇!

同じドレスを試着しては、シューイーのスタイルの良さに嫉妬するハタ・レノ。見かねた元カレに「見てた服、全部買って!」とわがままを言いますが、そこに最強の助っ人、チン・シーユエ(ハタ・トキズキ)が颯爽と登場! シーユエはなんと、シューイーが試着した服をすべて買い上げ、「彼女に似合う服は、他の誰にも着てほしくないから」と一撃! この痛快な展開には、スカッとしましたね!

そして夜、迎えに来たシー・イエンに「今日は特にきれいだ」と褒められ、シューイーは幸せいっぱい。着いた先が格式高い家宴だと知り驚きますが、シー・イエンの隣に立つ彼女の姿は、多くの人に「シー・イエンの新しい恋人」だと思わせるのでした。

一方、元カレのユエ・シンジョウは、再びシューイーのことが気になりだし、未練がましく連絡してくるところで今回はおしまい。二人の関係が進展したかと思えば、新たな嵐の予感も…? 次回も見逃せません!

『始まりは君の嘘』第10話の感想

今回のエピソードは、登場人物たちの感情が複雑に絡み合い、物語に一層の深みを与えていました。特に印象的だったのは、シー・イエンの嫉妬と、それによって引き起こされる不器用な優しさです。シューイーとユー・ヨウの関係を誤解し、冷たい態度をとりながらも、彼女が困っていると結局は助けてしまう姿は、彼の人間味あふれる一面を浮き彫りにしました。また、シューイーが元カレとその恋人に毅然と立ち向かうシーンでは、彼女の強さとプライドが感じられ、応援せずにはいられませんでした。そこに現れたチン・シーユエの援護射撃は、まさに痛快そのもの。キャラクターそれぞれの魅力が際立ち、二人の恋愛模様だけでなく、周囲の人々との関係性からも目が離せない、非常に見ごたえのある回でした。

つづく