あらすじ
女性パイロットの採用を会社に認めさせるため、グー・ナンティンはテレビ番組でのプレゼンに挑む。彼は専門的で堅実な資料を準備するが、チョン・シアオはそれでは視聴者の心は動かせないと反対する。彼女は、もっと共感を呼ぶスピーチが必要だと考えていた。
プレゼン本番が迫る中、二人のアプローチはすれ違う。一方、社内ではグー・ナンティンの計画を快く思わない部長のジアン・タオが、彼の動きを阻止しようと裏で画策していた。果たして、グー・ナンティンの想いは人々に届くのか。そして、会社の高い壁を打ち破ることはできるのか。彼のキャリアと信念を懸けた挑戦が始まる。
ネタバレ
プレゼン大作戦、開始
グー・ナンティンがさ、一大決心をしたんだ。女性パイロットを増やすために、テレビ番組でプレゼンすることになった。彼が用意した資料は、いかにも真面目な彼らしいもの。専門用語だらけで、めちゃくちゃカタい内容だった。
それを見たチョン・シアオは、呆れて一言。こんなの、普通の人が見ても何も心に響かないよ。もっと分かりやすく、みんなが共感できる話をしなきゃダメだって。グー・ナンティンも、さすがに納得して作り直すことにした。
チョン・シアオは、どうすればいいか必死に考える。そんな時、同僚のソン・ソンが面白い話をしてくれた。彼は昔、ダンサーになりたかったらしい。でも周りにバカにされて、結局パイロットになったんだって。その話が、チョン・シアオに火をつけた。これだ!って感じで、彼女は一気にスピーチ原稿を書き上げたんだ。
まさかのすり替え、そして本番へ
番組当日、チョン・シアオはグー・ナンティンに付き添う。そして、とんでもないことをやらかした。スタッフにプレゼン資料のUSBを渡すフリをして、自分が徹夜で書いた原稿とすり替えたんだ。しかも、ディレクターから告げられたのは衝撃の事実。これ、リハーサルじゃなくて本番収録です。
ステージに立ったグー・ナンティンは、もちろん超キンチョーしてる。目の前のスクリーンに映し出されたPPTを見て、彼は固まった。自分の作った資料と全然違う。でも、もう後には引けない。彼は覚悟を決めて、チョン・シアオが作った原稿で話し始めた。
これが、驚くほどうまくいった。チョン・シアオの原稿は、誰にでも伝わる言葉で書かれていた。グー・ナンティンも、持ち前の誠実さにユーモアを乗せて語る。会場は拍手喝采。彼は最後に、チョン・シアオ自身を例に出して、女性パイロットのリアルな現状を訴えた。番組の視聴率は、うなぎ登りだったらしい。
大成功の裏で動く影
プレゼンは大成功。でも、話はそれで終わりじゃない。グー・ナンティンの母親は、番組を見てすべてお見通しだった。あの原稿は息子が書いたものじゃない。そして、チョン・シアオという存在が、彼にとって特別なんだってことにも気づいていた。母親は、彼に過去の辛い記憶から解放されて、新しい恋に進むよう優しく背中を押す。
その頃、会社では面倒なことが起きていた。グー・ナンティンのやり方が気に入らない上司のジアン・タオ。彼はこの成功を潰そうと動き出す。なんと、来年のパイロット採用計画を、こっそり前倒しで発表しやがった。もちろん、女性パイロットの採用枠なんてない計画だ。それを知らされたグー・ナンティンは、さすがに言葉を失う。せっかくの努力が、水の泡になる寸前だった。
最後の逆転劇
ここで黙っているチョン・シアオじゃない。彼女は、出張から帰ってきた重役のシュー・ツーをエレベーターで捕まえる。そして、グー・ナンティンのプレゼン動画を無理やり見せたんだ。動画を見たシュー・ツーは、すぐに動いた。
緊急で開かれた部長会議。そこには、なぜかグー・ナンティンの姿もあった。シュー・ツーは、役員会の決定として、来年から女性パイロットを5%採用すると宣言する。ジアン・タオはもう計画は発表済みだと抵抗する。でも、シュー・ツーはなら、それを取り消して新しいのを出しなさいと一蹴。おまけに、グー・ナンティンを元の役職に戻すことも決定した。これぞ、完全勝利!
夜、グー・ナンティンはチョン・シアオと祝杯をあげる約束をする。彼は、同僚のニー・ジャンや、彼に気があるリー・ユーハンからの食事の誘いを全部断った。その電話を、駐車場でこっそり聞いていたチョン・シアオ。彼女は、嬉しさを隠しきれない満面の笑みで、グー・ナンティンの車に乗り込んだんだ。
今回の20話、ぶっちゃけどうだった?
いやー、今回の20話はマジで神回だったな。チョン・シアオの行動力が半端じゃない。普通、上司のプレゼン資料をこっそりすり替えるなんてできないだろ。その大胆さと、グー・ナンティンを信じる気持ちが最高にクールだった。そして、アドリブであれだけのスピーチをやってのけたグー・ナンティン。彼もただの真面目クンじゃないってことがよく分かった。彼の成長が見えて、こっちまで嬉しくなる。
ジアン・タオの小物感あふれる妨害工作にはイラっとしたけど、それが最後の逆転劇の爽快感を倍増させてくれた。エレベーターで直談判するチョン・シアオも、それを一蹴するシュー・ツーも格好良すぎ。そして最後のシーンだよ。他の誘いを全部断って、チョン・シアオを選んだグー・ナンティン。それを聞いてニヤニヤが止まらないチョン・シアオ。もう付き合っちゃえよ!って叫びたくなった。二人の距離がぐっと縮まった、本当に見ごたえのある回だった。
つづく