あらすじ

禾陽での数々の難事件を解決した潘樾(パン・ユエ)と楊采薇(ヤン・ツァイウェイ)は、朝廷からの旨意を受けて懐かしき京城へと帰還します。 しかし宮中では皇后による長楽郡主との婚儀の計略が、潘樾のあずかり知らぬところで急速に進行。 上官府に戻った楊采薇は身分入れ替えの罪悪感と、侍女の玲児(レイアル)が秘めていた驚くべき真実に直面します。

ネタバレ

禾陽からの華麗なる旅立ちと京城で待ち受ける新たな陰謀の渦

禾陽での数々の難事件を解決した潘樾(パン・ユエ)と楊采薇(ヤン・ツァイウェイ)は、朝廷からの旨意を受けて懐かしき京城へと帰還します。

しかし宮中では皇后による長楽郡主との婚儀の計略が、潘樾(パン・ユエ)のあずかり知らぬところで急速に進行。

上官府に戻った楊采薇(ヤン・ツァイウェイ)は身分入れ替えの罪悪感と、侍女の玲児(レイアル)が秘めていた驚くべき真実に直面します。

京城への帰還がもたらす愛の試練と暗黒街の血塗られた取引

禾陽県衙が涙に暮れた送別宴と掘り起こされた一対の玉佩

潘樾(パン・ユエ)は禾陽でのすべての職務を引き継ぎ、京城へ戻るための盛大な送別宴に出席。

これまで目標もなく生きていた劉(リウ)捕頭は、若き県令の赴任によって県衙と街に活気が戻ったと深く感謝の言葉を述べました。

潘樾は「禾陽は私たちの故郷、これからも悪を退け善を導き、この地を守れ」と熱い激励を飛ばします。

潘樾と楊采薇(ヤン・ツァイウェイ)は過去のすべての因縁に折り合いをつけ、胸の執着を捨てる決意。

采薇は禾陽を離れる前に、かつて土の中に深く埋めていた古い形見の玉佩を静かに掘り起こしました。

潘樾が持つ玉佩と綺麗に一対に合わせ、二人の魂の情誼が永遠に変わらないことを静かに証明します。

卓瀾江が質屋の奥で直面した残酷な試練と白小笙(バイ・シャオシェン)の涙

銀雨楼の少主である卓瀾江(タク・ランジャン)は、洪福酒楼からの極秘の暗号を受けて単身で行動。

彼の身を案じて密かに尾行していた白小笙(バイ・シャオシェン)の存在に気づき、わざと冷酷に剣を抜いて脅しをかけます。

野次馬に責められる少主を庇いながらも、白小笙(バイ・シャオシェン)の胸には彼を一人にさせたくないという切ない涙が溢れていました。

卓瀾江は亡き実父が遺した「兄弟」の情報を求め、連日質屋で騒ぎを起こしてついに謎の仲介者と対面。

しかし、その男は水波紋組織の真の頂点に君臨する邪悪な黒幕ではありません。

父親が誰のために命を落としたのか知りたい少主に、男は「隣の人間を殺害しろ」と残酷な条件を提示します。

上官府で膨らむ上官芷(シャングワン・ジー)への罪悪感と侍女の玲児(レイアル)が語った確信

京城の土を踏んだ楊采薇は、潘樾の護衛である阿澤(アーザー)に伴われて豪華な上官府へと足を踏み入れます。

実の兄である上官蘭(シャングワン・ラン)は、最愛の妹の上官芷(シャングワン・ジー)を過剰なまでの深い優しさで出迎えました。

本物の令嬢がすでに香消玉殞(死去)している事実を知る采薇は、胸を引き裂かれるような強い罪悪感に苛まれます。

犬が苦手な彼女の異変を、侍女の玲児(レイアル)が機転を利かせた嘘で見事にその場を取り繕いました。

采薇が玲児(レイアル)にこれまでの忠誠の理由を尋ねると、彼女はすでに入れ替わりの正体に気づいていたと涙の告白

第3話の事件以来にお嬢様の様子が変わり、隠されていた仵作(検屍官)の道具を発見したことで確信したと語ります。

皇后が下した潘樾の婚礼命令と風雅苑の蜂の罠

宮中へ入った潘樾は、皇后から長楽郡主(劉箐(リュウ・セイ))との婚儀を来月十五日に執行すると一方的に告げられました。

実の父親である潘瑾(ハン・ジン)も、駙馬の地位を得てこれ以上の危険な捜査を打ち切るよう息子を冷酷に諭します

上官芷(シャングワン・ジー)の部屋に遺された潘樾の大量の絵画を見つめ、采薇は愛の不可能性に静かに唇を噛むしかありません。

潘樾からの呼び出しを受けて風雅苑へ向かった采薇の前に、上官芷の宿敵である司馬暄(シバ・ケン)が立ち塞がります。

司馬暄(シバ・ケン)は潘樾と郡主の婚礼の噂を突きつけて嘲笑しますが、中身の違う采薇は毅然と痛快な罵言で反撃。

さらに司馬暄が仕掛けた凶悪な花粉の罠を見破り、わざと相手の顔に浴びせて蜜蜂の群れに襲わせました。

上官芷の部屋の肖像画と玲児(レイアル)の沈黙が示す魂の看破

玲児(レイアル)が楊采薇の正体を見破りながらも沈黙を守り、逆に忠誠を誓った場面は、身分制度を超えた人間愛の勝利

彼女は上官芷の暴虐な本性に怯える日々から解放され、采薇の持つ優しさに真の主の姿を見出していました。

第24話の洛云門の危機において、采薇が命がけで自分を救おうとしてくれた行動が、彼女の覚悟をより強固なものにしています。

また、上官芷の部屋に遺されていた潘樾の大量の肖像画は、狂気的な執着の裏にある純粋な孤独の現れ。

偽りの顔を纏って京城へ戻った楊采薇は、本物の令嬢の情念の影と、自分の本物の記憶の狭間で激しい葛藤を強いられます。

皇后が下した来月十五日の婚儀という期限は、水波紋組織の捜査を妨害するための朝廷の高度な政治的圧力です。

司馬暄を撃退した采薇の知略と京城を揺るがす退婚への足音

贅沢な食事でお腹を膨らませる采薇のコミカルな姿と、司馬暄を蜂の罠で撃退する知略の対比が実に見事な回でした。

ジュー・ジンイーの凛とした反撃のセリフ回しが、京城の退屈な貴族社会に痛烈な一撃を与えています。

悲しき二者択一を迫られた卓瀾江の動向も気がかりであり、物語のサスペンス性が再び引き締まりました。

しかし、迫り来る長楽郡主との政略結婚の罠に対し、若き県令はどうやって反旗を翻すのでしょうか。

次回、楊采薇の尊厳を守るため、潘樾が仕掛けた朝廷をも巻き込んだ前代未聞の退婚工作の行方から目が離せません。

つづく