あらすじ

第12話は、祁元寶(き・げんほう)と長玥(ちょうげつ)の複雑な恋愛模様を描いています。薛含玉(せつ かんぎょく)の助力で、怪我をした長玥(ちょうげつ)を見つけ出した祁元寶(き・げんほう)は、彼女を献身的に介抱します。しかし、長玥(ちょうげつ)は祁元寶(き・げんほう)に対してひどく冷淡で、彼は困惑と不満を抱えます。祁元寶(き・げんほう)は、以前二人で交わしたキスが、彼女の態度の変化の原因ではないかと考え始めます。自分の気持ちを伝えるため、祁元寶(き・げんほう)は長玥(ちょうげつ)の肖像画をたくさん描くだけでなく、狐の姿になった彼女を細やかに世話します。

二人の親密な様子を目撃した霍叔崖(かくじゅがい)は、心にわだかまりを感じます。自分のこれまでの努力が報われていないと感じているのです。それでも祁元寶(き・げんほう)は、感謝の気持ちを表すため、霍叔崖(かくじゅがい)に贈り物をしようとします。贈り物を探す際、祁元寶(き・げんほう)は長玥(ちょうげつ)を誘い、彼女に青い服を選んであげます。

父の主催する答謝宴で、祁元寶(き・げんほう)は長玥(ちょうげつ)のために用意した服を、うっかり霍叔崖(かくじゅがい)に渡してしまいます。この時、長玥(ちょうげつ)の心は深い失望で満たされます。このように、三人の間には、もつれにもつれた複雑な感情が渦巻いているのです。

ネタバレ

薛含玉(せつ かんぎょく)のおかげで、長玥(ちょうげつ)の居場所がついに見つかった。祁元寶(き・げんほう)と薛含玉(せつ かんぎょく)は急いで駆けつけると、長玥(ちょうげつ)は胸に重傷を負っていた。祁元寶(き・げんほう)は薬を塗ると、慌てて長玥(ちょうげつ)の元へ入った。祁元寶(き・げんほう)は熱心に接するも、長玥(ちょうげつ)は冷淡な態度。これに腹を立てた祁元寶(き・げんほう)はその場を去ってしまう。長玥(ちょうげつ)は、自分が祁元寶(き・げんほう)の心に居場所がないことを改めて感じてしまう。

祁元寶(き・げんほう)は、昨日の長玥(ちょうげつ)とのキスを思い出し、そのせいで機嫌を損ねているのではと考えた。そして、行動で長玥(ちょうげつ)への想いを示そうと決意する。屋敷に戻ると、霍叔崖(かくじゅがい)が訪ねてきた。キスシーンを目撃していた霍叔崖(かくじゅがい)は、心中穏やかではない。それでも祁元寶(き・げんほう)は諦めず、長玥(ちょうげつ)の肖像画をたくさん描く。その時、狐の姿に戻った長玥(ちょうげつ)が祁元寶(き・げんほう)の元に現れる。祁元寶(き・げんほう)は怪我をした狐を見つけ、手当てをしてやる。痩せている狐を心配し、一緒に栄養をつけようと考える。

霍叔崖(かくじゅがい)は、祁元寶(き・げんほう)のために苦労して山頂で薬草を採った時のことを思い出す。あれほどの苦労をしたのに、祁元寶(き・げんほう)の自分への想いは薄いように感じていた。祁元寶(き・げんほう)は小狐に鶏を捕まえようとするが、うまくいかない。すると狐の姿の長玥(ちょうげつ)が手伝ってくれる。その様子を見た霍叔崖(かくじゅがい)は、小狐が長玥(ちょうげつ)ではないかと疑い始める。

霍叔崖(かくじゅがい)は、自分が祁元寶(き・げんほう)に尽くしているにも関わらず、祁元寶(き・げんほう)は狐にばかり気をかけ、自分にはあまり関心を示さないことに不満を抱く。蘇浅浅(そせんせん)の姉は、祁元寶(き・げんほう)の回復を皆に知らせたため、祁元寶(き・げんほう)を訪ねてくる者が現れる。祁元寶(き・げんほう)の父は、霍叔崖(かくじゅがい)の救命の恩に報いるため、感謝の宴を催すことに。祁元寶(き・げんほう)は霍叔崖(かくじゅがい)に贈り物をすることを考える。

霍叔崖(かくじゅがい)は、見つけた狐の毛を祁元寶(き・げんほう)の父に渡す。祁元寶(き・げんほう)の父は驚きを隠せない。祁元寶(き・げんほう)は贈り物を買うついでに長玥(ちょうげつ)を訪ね、贈り物選びを手伝ってもらう。長玥(ちょうげつ)は呆れながらも、祁元寶(き・げんほう)に付き添う。二人は霍叔崖(かくじゅがい)に匕首を買おうと店に入る。長玥(ちょうげつ)も気に入った様子だった。

薛含玉(せつ かんぎょく)と蘇浅浅(そせんせん)は街を歩いていた。蘇浅浅(そせんせん)は薛含玉(せつ かんぎょく)が自分に贈り物を買うと思っていたが、祁元寶(き・げんほう)への贈り物だと知り、怒って帰ってしまった。服屋で、店主は長玥(ちょうげつ)の美しさに目を奪われる。祁元寶(き・げんほう)は長玥(ちょうげつ)にも服を買ってあげようとする。祁元寶(き・げんほう)は青い服が長玥(ちょうげつ)に価合うと思い、試著を勧める。試著室で祁元寶(き・げんほう)は長玥(ちょうげつ)の著替えを手伝い、二人の距離は縮まる。祁元寶(き・げんほう)は嬉しそうに微笑んだ。

屋敷に戻ると、父から狐の毛について問いただされるが、祁元寶(き・げんほう)は知らないふりをする。夜になり、宴が始まる。祁元寶(き・げんほう)は長玥(ちょうげつ)が来るのを待ちわびていた。それを知った霍叔崖(かくじゅがい)は落胆する。その時、長玥(ちょうげつ)が現れ、祁元寶(き・げんほう)は笑顔になる。祁元寶(き・げんほう)は贈り物を渡すが、長玥(ちょうげつ)はそれが自分へのものだと思っていた。しかし、それは霍叔崖(かくじゅがい)への贈り物だった。長玥(ちょうげつ)はがっかりする。霍叔崖(かくじゅがい)が贈り物を開けると、祁元寶(き・げんほう)は間違えて長玥(ちょうげつ)の服を渡してしまったことに気づく。長玥(ちょうげつ)は落胆したままだった。

第12話の感想

第12話は、祁元寶(き・げんほう)と長玥(ちょうげつ)、そして霍叔崖(かくじゅがい)の三人の関係がより複雑に絡み合い、見ているこちらもドキドキさせられる展開でした。長玥(ちょうげつ)への想いを募らせる祁元寶(き・げんほう)のまっすぐな愛情表現は微笑ましい仮面、長玥(ちょうげつ)の狐の姿と人間の姿に対する態度の違いに、少しもどかしさを感じました。祁元寶(き・げんほう)は人間の時の長玥(ちょうげつ)の冷たさに傷つきながらも、狐の姿の長玥(ちょうげつ)には優しく接する。この対比が、長玥(ちょうげつ)が自分の正体を明かせない苦悩をより際立たせているように感じます。

一方、霍叔崖(かくじゅがい)は祁元寶(き・げんほう)への想いを秘めながらも、報われない切なさが伝わってきました。祁元寶(き・げんほう)のために薬草を採り、献身的に尽くす姿は健気ですが、祁元寶(き・げんほう)の関心が長玥(ちょうげつ)に向いていることを感じ、複雑な表情を浮かべるシーンは胸が締め付けられました。狐の毛を祁元寶(き・げんほう)の父に渡す場面では、嫉妬心や焦りが見え隠れし、今後の展開に不安を感じさせます。

つづく