華やかな春の宴。皇帝(こうてい)が選定した四人の駙馬(ふば)候補に加え、多くの貴族の子息や令嬢が集まり、盛大な催しとなった。白い錦の袍に身を包み、玉簪で冠を飾った蘇容卿(スー・ロンチン)の姿はひときわ目を引き、その気品は周囲の注目を集めた。一方、裴文宣(ペイ・ウェンシュエン)の服装は質素だった。

裴文宣(ペイ・ウェンシュエン)は過去の記憶を思い出し、李蓉(リー・ロン)との間に蘇容卿(スー・ロンチン)が入り込んだことに不満を抱いていた。李蓉(リー・ロン)は明らかに蘇容卿(スー・ロンチン)に好意を抱いており、その様子に裴文宣(ペイ・ウェンシュエン)は不安を覚える。蘇容卿(スー・ロンチン)の家柄を考えると、もし李蓉(リー・ロン)が彼を選べば、皇帝(こうてい)の許しを得るのは難しいだろう。

前世にはなかった春の宴。そして、この場で李蓉(リー・ロン)と蘇容卿(スー・ロンチン)が出会うとは。事態の変化に気づいた裴文宣(ペイ・ウェンシュエン)は、李蓉(リー・ロン)の軽率な選択を防ぐため、彼女に挨拶をするが、無視されてしまう。二人の間の微妙な空気を察した蘇容卿(スー・ロンチン)は、静かに李蓉(リー・ロン)と共に庭へ向かう。会話の中で、蘇容卿(スー・ロンチン)の物腰に李蓉(リー・ロン)は好感を抱く。

宴が正式に始まり、長公主(ちょうこうしゅ)である李蓉(リー・ロン)は曲水の宴で貴族の子息たちを見定める。盧羽(ルー・ユー)は愚かだが純粋、楊泉(ヤン・チュアン)は粗暴、崔玉郎(ツイ・ユーラン)は遊郭通い。蘇容卿(スー・ロンチン)は見事な弓術で李蓉(リー・ロン)の心を掴み、硯を賜る。華楽(カ・ラク)公主は盧羽(ルー・ユー)の包子を食べる姿に興味を持ち、寧妃(ネイひ)は弟の楊泉(ヤン・チュアン)を駙馬(ふば)にしようと画策するが、皇帝(こうてい)に却下される。

芙蓉杯が裴文宣(ペイ・ウェンシュエン)の前に止まった時、李蓉(リー・ロン)は体調不良を理由に席を外し、彼に活躍の機会を与えない。静蘭(ジン・ラン)は蘇容卿(スー・ロンチン)に、公主府に入るメリットをそれとなく伝える。

李蓉(リー・ロン)が蘇容卿(スー・ロンチン)を選べば、和親のために他国へ嫁ぐか、死を賜る可能性もあると裴文宣(ペイ・ウェンシュエン)は警告する。李蓉(リー・ロン)はその言葉の重みを理解し、裴文宣(ペイ・ウェンシュエン)の忠告を心に留める。

李蓉(リー・ロン)を守るため、裴文宣(ペイ・ウェンシュエン)は密かに混乱を引き起こす。楊泉(ヤン・チュアン)が人を傷つけ、盧府の使用人が盧羽(ルー・ユー)を連れ帰るよう仕向け、駙馬(ふば)選びを妨害しようとする。しかし、李蓉(リー・ロン)は裴文宣(ペイ・ウェンシュエン)の策略を見抜き、彼を叱責し、池に落とすよう命じる。その後、やりすぎたと思い直し、裴文宣(ペイ・ウェンシュエン)を助け出す。

李蓉(リー・ロン)は蘇容卿(スー・ロンチン)に駙馬(ふば)になる意思があるか尋ねるが、断られる。著替えを終えた裴文宣(ペイ・ウェンシュエン)が李蓉(リー・ロン)の前に座る。秦真真(チン・ジェンジェン)との過去の出来事を思い出した李蓉(リー・ロン)は怒り、侍女に枸櫞を用意させる。裴文宣(ペイ・ウェンシュエン)は食事を終えたばかりで食欲がないと断る。そこで李蓉(リー・ロン)は碁を提案する。二人は互いの打ち筋が前世と驚くほど同じであることに気づき、相手も転生したのだと悟る。

碁を打ち進めるうちに、二人は共に前世の記憶を持って生まれ変わったことを確信し、二人の関係はより複雑なものへと変化していく。

第二話 感想

「度華年 The Princess Royal」第二話は、春の宴の華やかさと共に、主要人物たちの思惑が複雑に絡み合い、先の展開が気になるエピソードでした。特に印象的なのは、李蓉(リー・ロン)と裴文宣(ペイ・ウェンシュエン)、そして蘇容卿(スー・ロンチン)の関係性の変化です。前世の記憶を持つ李蓉(リー・ロン)は、蘇容卿(スー・ロンチン)に好意を抱きながらも、裴文宣(ペイ・ウェンシュエン)の警告に揺れる心情が繊細に描かれています。一方、裴文宣(ペイ・ウェンシュエン)は李蓉(リー・ロン)を守ろうとするあまり、過激な行動に出てしまい、二人の関係はさらにぎくしゃくしたものになってしまいます。二人の間にある緊張感と、蘇容卿(スー・ロンチン)という新たな存在が加わることで、今後の恋愛模様がどのように展開していくのか、目が離せません。

また、曲水の宴での各駙馬(ふば)候補たちの描写も面白かったです。盧羽(ルー・ユー)の天然さ、楊泉(ヤン・チュアン)の粗暴さ、崔玉郎(ツイ・ユーラン)の放蕩さなど、個性豊かなキャラクターたちが李蓉(リー・ロン)の仮応を通して鮮やかに描かれており、それぞれのキャラクターの背景や今後の役割が気になるところです。特に、李蓉(リー・ロン)が蘇容卿(スー・ロンチン)の弓術に感銘を受けるシーンは、二人の距離が縮まる重要な場面として印象に残りました。

つづく