あらすじ

第11話は、小丸子(しょうがんし)と梅世青(ばいせいせい)のやり取りを中心に展開します。梅世青(ばいせいせい)は、小丸子(しょうがんし)を連れ出し、謎の黒服の男に関する記憶を取り戻させようとしますが、その外出中に黒服の男の襲撃を受けてしまいます。戦闘中、小丸子(しょうがんし)は偶然にも夜霊侠(やれいきょう)の仮面を剥がし、梅世青(ばいせいせい)の正体を知ってしまい、それ以来、彼に対する態度が変わり、好意を抱き始めます。しかし、梅世青(ばいせいせい)は小丸子(しょうがんし)との関係は契約上のものだと釘を刺し、彼女の淡い期待を打ち砕きます。一方、陸英瑶(りく えいよう)は小宝(しょうほう)の出発の準備をし、贈り物を渡します。迫り来る商隊に対し、梅世青(ばいせいせい)は行動を起こそうとしますが、梅長雲(ばいちょううん)は彼を冷静さを欠いていると判断し、参加にふさわしくないと考えます。最後に、小宝(しょうほう)が王彪(おう ひょう)の率いる商隊と衝突した際、夜霊侠(やれいきょう)が再び姿を現します。

ネタバレ

小丸子(しょうがんし)は梅世青(ばいせいせい)に手を握られ、頬に触れられるが、巧雲(こううん)の声で我に返り、郡主(ぐんしゅ)救出を優先すべきだと再認識する。司恒(しこう)は拉緻事件に関わった店小二と謎の黒装束の男について話すも、小丸子(しょうがんし)は男の顔を覚えていない。そこで梅世青(ばいせいせい)は、記憶を取り戻すため小丸子(しょうがんし)を連れ出すことを提案する。

喜んで出かけた小丸子(しょうがんし)だったが、梅世青(ばいせいせい)は姿を消す。楼閣を捜索中、黒装束の男に襲われるが、夜霊侠(やれいきょう)が現れ応戦する。男が投げた刀を避けようとした小丸子(しょうがんし)は欄幹から落ちそうになるが、夜霊侠(やれいきょう)に助けられる。好奇心に駆られた小丸子(しょうがんし)は、夜霊侠(やれいきょう)の仮面を剝ぎ、梅世青(ばいせいせい)の顔を見る。問い詰められた梅世青(ばいせいせい)は、以前青城塔で話した秘密を明かし、夜霊侠(やれいきょう)の正体であることを認める。黒装束の男には逃げられてしまい、梅世青(ばいせいせい)は小丸子(しょうがんし)に自衛を促す。夜霊侠(やれいきょう)の正体を知った小丸子(しょうがんし)は、梅世青(ばいせいせい)に好意を抱き始め、積極的に接するようになる。梅世青(ばいせいせい)は小丸子(しょうがんし)に字を教えようとするが、小丸子(しょうがんし)は司恒(しこう)に顔絵を描くいたずらをする。梅世青(ばいせいせい)は字の練習を続けさせ、渋々ながらも夜霊侠(やれいきょう)である梅世青(ばいせいせい)の頼みなので、小丸子(しょうがんし)は自分の名前の練習を始める。

夜、小丸子(しょうがんし)は仕掛けが動いたことに気づき、夜霊侠(やれいきょう)の後を追う。如意楼で梅世青(ばいせいせい)と阿柔(あ じゅう)の会話を盗み聞き、商隊が青龍寨を通過することを知る。山賊の動きを察知した梅世青(ばいせいせい)は出動を決意する。見つかった小丸子(しょうがんし)は、阿柔(あ じゅう)との関係を尋ねるが、梅世青(ばいせいせい)は二人の関係は契約だと冷たく突き放す。

陸英瑶(りく えいよう)は何一指(かいつし)と脱出計画を練る。下山する小宝(しょうほう)に、陸英瑶(りく えいよう)は素直になれず、怪我をしないようにと伝える。小宝(しょうほう)は町で買った簪を陸英瑶(りく えいよう)に渡し、彼女は感動する。小宝(しょうほう)が出発した後、南覇天(なんはてん)が現れ、陸英瑶(りく えいよう)は恐怖に怯える。

夜霊侠(やれいきょう)が梅世青(ばいせいせい)だと知った小丸子(しょうがんし)は、複雑な気持ちを抱く。街で司徒(しと)凛に会い、悩みを打ち明ける。司徒(しと)凛の助言を受け、小丸子(しょうがんし)は関係を断ち切る決意をする。

梅世青(ばいせいせい)は情報を入手し梅長雲(ばいちょううん)に伝えるが、焦りすぎだと出陣を止められる。苛立つ梅世青(ばいせいせい)の前に小丸子(しょうがんし)が現れ、契約関係を解消しようと贈られた披風と腕輪を返す。梅世青(ばいせいせい)は今はそれらのことを考える余裕がなく、後で話すように言う。小丸子(しょうがんし)は司恒(しこう)に詰め寄る。

小宝(しょうほう)は王彪(おう ひょう)の商隊を襲撃し、激しい戦闘になる。そこに夜霊侠(やれいきょう)が現れる。

第11話の感想

第11話は、小丸子(しょうがんし)と梅世青(ばいせいせい)の関係に大きな変化が生じた重要な回でした。夜霊侠(やれいきょう)の正体が梅世青(ばいせいせい)だと判明し、小丸子(しょうがんし)の梅世青(ばいせいせい)に対する想いが変化していく過程が丁寧に描かれていました。当初は仮発していた梅世青(ばいせいせい)に対し、正体が明らかになった途端、好意を抱き始める小丸子(しょうがんし)の様子は、少し単純すぎるようにも感じましたが、同時に彼女の純粋さも伝わってきました。

特に印象的だったのは、小丸子(しょうがんし)が夜霊侠(やれいきょう)の仮面を剝がすシーンです。好奇心と少しの恐怖が入り混じった表情で仮面の下の梅世青(ばいせいせい)の顔を見た時の驚きと、その後の仮応は、見ているこちらもドキドキさせられました。

しかし、梅世青(ばいせいせい)は小丸子(しょうがんし)との関係を「契約」だと突き放し、小丸子(しょうがんし)の淡い期待は打ち砕かれてしまいます。このシーンは、二人の関係性の変化を示すだけでなく、梅世青(ばいせいせい)の複雑な内面も垣間見える重要な場面でした。彼は小丸子(しょうがんし)に惹かれながらも、自身の使命や立場を考えると、素直に想いを伝えることができない葛藤を抱えているように感じられました。

つづく