あらすじ

第29話は、まる子と梅世青(ばいせいせい)たちが入れ替わった事実を隠そうと奔走する様子を描いています。間もなく九王爷(きゅうおう)が到著するという状況の中、まる子は病気のふりをして身バレを防ごうとしますが、劉執事の疑念によって事態はより複雑化します。

一方、溪州で遊んでいた小宝(しょうほう)と陸英瑶(りく えいよう)は、南香(なんこう)に毒を盛られますが、幸いにも巧雲(こううん)と秋華(しゅうか)が駆けつけ、事なきを得ます。その後、九王府へ向かう道中、まる子と梅世青(ばいせいせい)は劉執事の催促や南香(なんこう)の突然の出現など、様々な困難に直面します。

ようやく九王府に到著した一行ですが、九王爷(きゅうおう)はまる子の正体を見破ってしまいます。陸英瑶(りく えいよう)が事情を説明した後、九王爷(きゅうおう)は小宝(しょうほう)を呼び出すことにします。山賊という自分の出自に不安を抱く小宝(しょうほう)でしたが、陸英瑶(りく えいよう)の励ましを受け、九王爷(きゅうおう)の前に勇敢に姿を現します。

しかし、九王爷(きゅうおう)は小宝(しょうほう)の身分を快く思わず、部下に命じて牢に入れるという展開に。物語は新たな緊張感を孕みます。

ネタバレ

小丸子(しょうがんし)は正体がバレることを心配し、梅世青(ばいせいせい)は司恒(しこう)に小宝(しょうほう)たちを足止めするように命じた。残りは梅世青(ばいせいせい)が何とかするつもりだ。小丸子(しょうがんし)は顔を笠で覆い、病気のふりをするが、王爷が明日来るため時間がない。梅長雲(ばいちょううん)はそれを信じたが、秋華(しゅうか)は九王爷(きゅうおう)の側近の劉執事が厄介だと言う。案の定、郡主(ぐんしゅ)の病気を聞くと、劉執事はすぐに駆けつけてきた。梅世青(ばいせいせい)は劉執事が非常に疑い深いことに気づき、手強い相手だと判断。梅世青(ばいせいせい)は明日の出発を承諾し、小丸子(しょうがんし)は巧雲(こううん)と秋華(しゅうか)が早く陸英瑶(りく えいよう)と小宝(しょうほう)を連れ帰ってくれることを願った。

溪州に著いた小宝(しょうほう)と陸英瑶(りく えいよう)。陸英瑶(りく えいよう)はその地の風土人情に惹かれ、小宝(しょうほう)は彼女に美味しいものを食べさせようと連れて行った。そこで落ちぶれた南香(なんこう)が二人を見つけ、彼らの食べ物に毒を盛る。だが、偶然にも巧雲(こううん)と秋華(しゅうか)が到著し、二人を連れ出したため、難を逃れた。

小丸子(しょうがんし)は巧雲(こううん)たちの進捗を心配するが、梅世青(ばいせいせい)は優しく慰める。しかし出発時間が迫り、梅世青(ばいせいせい)は道中で入れ替わるため、司恒(しこう)に手紙を書いた。時間通りに劉執事が催促に来たため、梅世青(ばいせいせい)は小丸子(しょうがんし)を連れて馬車に乗り込んだ。道中、梅世青(ばいせいせい)は郊外の宿で休むことを提案し、劉執事は止めようとしたが、結局承諾した。司恒(しこう)は梅世青(ばいせいせい)の手紙を受け取り、彼らが江州の手前の宿場で待っていることを知る。陸英瑶(りく えいよう)は急いで合流しようと向かうが、小宝(しょうほう)は手紙を見ながら考え込んでいた。

陸英瑶(りく えいよう)が到著すると、宿場の入り口には馬車がずらりと並んで停まっていた。巧雲(こううん)が先に様子を見に行き、小丸子(しょうがんし)は急いで扉を開けた。梅世青(ばいせいせい)は森の中で入れ替わる方が見つかりにくいと提案するが、小丸子(しょうがんし)は焦りで一刻も待てなかった。旅を続け、梅世青(ばいせいせい)は突然馬車を止める。劉執事は止めようとするが、梅世青(ばいせいせい)は郡主(ぐんしゅ)の体調不良を理由にした。馬車を降りると、小宝(しょうほう)は森を迂回して入れ替わることを提案するが、振り返ると南香(なんこう)がいた。南香(なんこう)は小宝(しょうほう)に自分の人生を壊したと激しく非難し、陸英瑶(りく えいよう)に刃物を向ける… 劉執事はこれ以上待てず、梅世青(ばいせいせい)たちを探すよう指示し、馬車隊を先に進ませた。梅世青(ばいせいせい)は仕方なく、まずはそれに対応した。

一行は九王府に到著し、二人は状況に応じて行動するしかなかった。九王爷(きゅうおう)は小丸子(しょうがんし)に面紗を外すよう命じるが、梅世青(ばいせいせい)は病気を理由に拒否する。九王爷(きゅうおう)は聞かず、自ら小丸子(しょうがんし)の面紗を外し、梅世青(ばいせいせい)を欺君で叱責しようとしたその時、陸英瑶(りく えいよう)が王府に入り、全てを止めた。

陸英瑶(りく えいよう)は事の顛末を父に話し、父は驚愕するも小宝(しょうほう)に会いたいと言う。陸英瑶(りく えいよう)が部屋を出ると、九王爷(きゅうおう)は部下に梅長雲(ばいちょううん)を連れてくるよう命じた… 陸英瑶(りく えいよう)は小丸子(しょうがんし)に、父は二人に元の身分に戻ることを望んでいると言い、そうすることで婚姻を維持し、欺君の罪を免れることができると告げた。森での入れ替わりが失敗したことが原因だった。あの時、南香(なんこう)が陸英瑶(りく えいよう)に刃物を振りかざし、小宝(しょうほう)がそれを止めようとした際に、南香(なんこう)は足を滑らせ崖から落ちてしまった。小宝(しょうほう)は南香(なんこう)を埋葬し、冥福を祈った。今、自分の幸せのために、陸英瑶(りく えいよう)は小宝(しょうほう)を父に会わせるしかなかった。

王府の前に立った小宝(しょうほう)は、自分の山賊という身分が陸英瑶(りく えいよう)に釣り合わないのではないかと不安を抱く。陸英瑶(りく えいよう)の優しい励ましを受けて、小宝(しょうほう)は九王爷(きゅうおう)の前に進み出た。九王爷(きゅうおう)は小宝(しょうほう)の本名を尋ねるが、小宝(しょうほう)は孤児だったため、九王爷(きゅうおう)から姓を賜る話になる。黙って字を書いていた九王爷(きゅうおう)は突然顔を上げ、小宝(しょうほう)の身分の低さを叱責し、部下に命じて牢に閉じ込めようとした。

第29話の感想

第29話は、ハラハラドキドキの展開で目が離せませんでした。小丸子(しょうがんし)と陸英瑶(りく えいよう)の身分入れ替わり劇もいよいよ大詰め。九王爷(きゅうおう)に正体がバレる寸前の緊迫感は、手に汗握るものでした。梅世青(ばいせいせい)の機転と小宝(しょうほう)の勇敢さ、そして何よりも陸英瑶(りく えいよう)の決断力が、物語をさらにスリリングに盛り上げています。

特に印象的だったのは、南香(なんこう)の登場です。これまであまり描かれてこなかった彼女の絶望と復讐心は、物語に影を落とし、小宝(しょうほう)と陸英瑶(りく えいよう)の幸せを脅かします。一瞬の出来事で命を落としてしまった南香(なんこう)の悲劇は、二人の未来に暗い影を落とすことになるのでしょうか。

また、小宝(しょうほう)と九王爷(きゅうおう)の対面シーンも緊張感がありました。身分の違いを痛感させられる小宝(しょうほう)の姿は、見ている側も胸が締め付けられます。陸英瑶(りく えいよう)への愛と、自分の出自との間で葛藤する小宝(しょうほう)の苦悩が伝わってきました。

つづく