あらすじ
第14話では、江海が蝸牛不動産で営業マンとしてスタートを切り、持ち前の魅力で早速3件の物件を成約させる様子が描かれています。一方、衛明は米雪を通して磐石公司との提携を目指し、その高度なアルゴリズムを利用しようとしますが、林双と顧許の競争関係が壁となり、思うように進みません。部下に対して厳しい黄嘉儀は、衛明の助言を受け入れ、自ら顧客訪問を決意。服装についても、衛明の「動きやすい服装」という提案に従います。仕事と育児に追われる林双のために、江海は娘の小苹果の保育園のお迎えを申し出て、徐々に林双の信頼を得ていきます。また、江喜は衛明の本性を見抜き始め、何明博からの仕事の斡旋を受けますが、プライドから彼の好意を断ります。最後に、方舟公司を訪れた顧許は、米雪が江喜に退職を迫る場面に遭遇し、江喜に歩み寄ります。
ネタバレ
江海は職探しに奔走し、ついに蝸牛不動産で営業マンとして働くことに。店長から営業のコツを伝授され、やる気満々。街頭でチラシ配りをしていると、イケメンで話術も巧みな江海に女性客が集まり、あっという間に3件も契約成立。
一方、衛明は米雪に磐石会社との接触を指示。磐石の高度なアルゴリズムを利用しようと企む。米雪は林双と顧許が大学時代の同級生だと知り、林双に協力を頼もうとするが、衛明は二人の間に競争意識があったことを理由に仮対。米雪は諦める。
黄嘉儀は部下への要求が厳しく、些細なミスでも大声で叱責する。衛明は仲裁に入るが、黄嘉儀はなかなか納得しない。衛明は彼女に富豪令嬢の立場を忘れ、顧客の元へ直接足を運ぶよう説得。自身も2400件もの顧客データを自ら集めたことを例に挙げ、黄嘉儀を納得させる。さらに、歩きやすい靴に履き替えるよう気遣いを見せる衛明に、黄嘉儀は心惹かれる。
林双は授業が終わるとすぐに保育園へ小苹果を迎えに行く。同じ授業を受けていた方舟会社の小趙に声をかけられるも、林双は急いで保育園へ。しかし、既に江喜が小苹果を迎えに来ていた。林双は義両親の金銭トラブルについて江喜に謝罪。江喜の忠告のおかげで騙されずに済んだことに感謝し、二人は和解して親友となる。
将来に希望を抱く江海は、林双への感謝の気持ちでいっぱい。事あるごとに林双の名前を出す江海に、江喜は諦めるよう忠告する。仕事と育児、さらに江大での授業と多忙な林双は、清掃員に小苹果の世話を頼んでいた。保育園から一駅しか離れていない江海の職場から、江海が小苹果の送迎を申し出る。林双は申し出を受け入れ、小苹果も江海になついている様子。江海は小苹果から林双と衛明の離婚話を聞く。迎えに来た林双は、二人で楽しそうに遊ぶ姿を見て喜び、江海に感謝する。
仕事熱心で完璧主義の顧許。部下の小呉の意見を聞きながら、かつて林双から受けた客観的な評価を思い出す。まるで林双が目の前で話しているかのように感じ、顧許は自身の欠点を素直に認める。一方、衛明は江喜に早く退職し、美貌を武器に新たな仕事を探すよう迫る。かつて愛を誓った男の本性を知った江喜は、嫌悪感を抱く。
江喜は林双を誘い、酒を酌み交わす。衛明の本性を見抜いた江喜は、江州に来たばかりの頃の苦労を語り、林双は優しく慰める。何明博は江喜に輝美電子を紹介する。方舟と提携している会社で、何明博自身も担当者だが、江喜は申し出を断り、好意を抱かないよう釘を刺す。何明博は慌てて弁解するが、江喜は信じない。
林双は父親に頼み、顧許を自宅の夕食に招待するよう連絡してもらう。衛明は米雪を連れて顧許に会いに来るが、重要な会食が入ったため、会うことができず、二人は帰る。顧許は衛明の会社を訪ね、そこで米雪が江喜に退職を迫る場面に遭遇する。顧許は江喜に声をかける。
第14話の感想
第14話では、それぞれのキャラクターが新たな局面を迎え、物語が大きく動き出しました。特に江海と林双の関係性の変化が印象的です。職探しに苦労していた江海が、持ち前の明るさと誠実さで仕事で成功を収め始める一方、林双は仕事、育児、学業と多忙な日々を送っています。そんな中、江海が小苹果の送迎を引き受けることで、二人の距離は少しずつ縮まっているように感じます。江海は林双への感謝の気持ちで溢れており、それが小苹果の送迎という形で表れているのでしょう。林双も江海の優しさに触れ、心を開き始めているのかもしれません。しかし、江喜は江海に林双を諦めるよう忠告しています。二人の関係が今後どのように発展していくのか、注目したいところです。
また、衛明の身勝手さと冷酷さがより鮮明に描かれています。江喜への仕打ち、磐石会社を利用しようとする企みなど、彼の行動は自己中心的で、周囲の人々を傷つけています。対照的に、顧許は仕事に対して真摯に向き合い、過去の仮省から成長しようとする姿が描かれています。林双との再会が彼にどのような影響を与えるのか、今後の展開が楽しみです。
つづく