あらすじ
まず、スヌーカーの試合で林双は薇姐を凌ぐ腕前を披露し、二人はなんと大学の先輩後輩である上に、同じ師匠に付いていたことが判明。これをきっかけに、より深い友情を育むことになります。
同時に、林双は江喜から衛明と黄嘉儀の関係について忠告を受け、財産分与の手続きを急ぐことを決意します。
職場では、磐石研究所の面接に合格し、顧許に認められて採用されます。彼女は新しい環境にもすぐに馴染み、仕事で直面する問題もスムーズに解決。さらに、量子アルゴリズムの難題にも残業して取り組み、何社長から賞賛を受けます。
しかし、同僚の老柴に好意を悪用されるという不愉快な出来事にも見舞われます。それでも、江喜の助けを借り、うまく対処法を見つけることができました。
また、顧許は林双に対して、ライバル意識を持ちながらも、同時に彼女を気遣う様子がより一層顕著になります。彼女の体調を心配し、頑張りすぎないようにと優しく声をかけます。
ネタバレ
林双は薇さんさんと共にビリヤードの試合に参加。江喜のおかげで動きやすい服に著替えた林双は、周囲の予想を覆し、ベテランの薇さんさんに圧勝。試合後、二人はなんと大学の先輩後輩であることが判明!意気投合し、すぐに親しい仲になった。
一方、衛明はいつものように出社。薇さんさんから林双のような素晴らしい奥さんを持ったことを祝福され、内心ご満悦。だが、それを偶然黄嘉儀が聞いてしまう。林双は江喜に感謝を伝えつつ、黄嘉儀を通して黄社長に取り入ろうとする衛明の魂胆を指摘される。警戒した林双は財産分与を急ぐ決意を固め、江喜から衛明の収入や福利厚生の詳細リストを受け取る。
磐石研究室の求人に応募した林双は、筆記試験で優秀な成績を収め、面接へ。人事担当者の印象は上々。顧許からの「仕事と家庭の両立」についての鋭い質問には、「女性が犠牲になるべきではない。バランスは家族全員の協力が必要」と堂々と回答。綿密なスケジュールを見せ、自身の能力を証明する。そして、不採用だった場合の質問にも落ち著いて答え、見事採用を勝ち取った。
初出勤の前夜、林双は近所の鄧おばさんに息子の小苹果の保育園のお迎えを頼む。密かに林双に想いを寄せる江海は少し落胆。衛明は出張に何明博を連れて行く予定だったが、何の都合で黄嘉儀に変更。衛明はその意図を察しつつも、黄嘉儀の媚びを受け入れる。
磐石での初日、朱暁晴から会社の規則や職場環境の説明を受けた林双。彼女の席は顧許のオフィスの正面、「風水的に良い場所」と噂されるも、林双は意に介さず仕事に集中。量子アルゴリズムの問題を解決する一方、先輩の老柴との関係で少し悩むが、江喜のアドバイスで無事解決。
出張から戻った何社長にメールの件を聞かれた林双は、既に解決済みだと報告し、何社長から高く評価される。その後、江喜は顧許が林双に江大での講義を依頼したことを聞き、二人の関係に興味を持つが、林双は明言を避ける。
深夜まで残業した林双はオフィスでうたた寝。顧許に起こされ、体調を気遣われると共に、また競争したいという言葉をかけられる。林双は少し不快感を覚える。その様子を舒曼が見ていた。より一層仕事に励む決意を新たにする林双。彼女の職場での逞しさと賢さが際立つエピソードとなった。
第16話の感想
第16話は、林双の自立と成長が強く印象付けられるエピソードでした。ビリヤードのシーンは、彼女の勝負強さと意外な才能を鮮やかに描き出し、見ていて爽快でした。薇さんとの出会いは、今後の展開にどう影響していくのか、新たな人間関係の広がりにも期待が高まります。
一方、衛明と黄嘉儀の関係は、ますます怪しさを増しています。何明博の出張変更の件は、黄嘉儀の策略を感じさせ、衛明の仮応もどこか腑に落ちません。この二人の動向は、林双の復讐劇に大きく関わってくるでしょうから、目が離せません。
そして、林双の新たな職場での活躍も注目ポイントです。顧許との再会は、単なる偶然とは思えず、二人の間に何か因縁めいたものを感じます。「風水的に良い場所」という同僚の言葉も、今後の展開を暗示しているようで気になります。老柴とのトラブルも、江喜の助けでスムーズに解決しましたが、職場での人間関係の難しさも描かれていました。
つづく