あらすじ
第22話は、江海が蝸牛租房で優秀な成績を収め、エリアマネージャーに昇進し、10万元のボーナスを獲得し、同僚たちと祝杯をあげる様子を描いています。しかし、妻の江喜はボーナスの出どころを心配し、蝸牛租房の合法性を確認してようやく安心します。
一方、林双は夫の衛明から離婚を切り出され、さらに財産を隠蔽されようとしていることに苦悩していました。弁護士の司懿の助けと、江海と江喜による協力調査のおかげで、衛明の財産隠蔽の証拠をつかむことができました。衛明から子供の親権を放棄するよう迫られた林双でしたが、確固たる証拠を手に、より多くの財産分与と子供の親権を獲得することに成功します。
最後に、顧許が林双と娘の小苹果に格安で別荘を貸し出すことで、彼女たちへの支援と温かい思いやりを示します。
ネタバレ
江海は蝸牛租房(株式会社カタツムリ賃貸)で働き始めて三ヶ月、目覚ましい活躍で昇進、区域マネージャーに抜擢され、10万元のボーナスも獲得。同僚たちと祝杯をあげる。
帰宅後、妻の江喜に昇進とボーナスを自慢するも、江喜は金の出所を心配し尋ねるが、江海は泥酔状態。江喜は江海のポケットから名刺を見つけ、何明博に蝸牛租房のことを聞き、全国チェーンの会社だと知り安心する。
衛明は林双に離婚を切り出す。林双はまだ証拠をつかんでいないため、弁護士の司懿に相談。司懿は証拠が集まるまで待つよう助言する。帰宅した林双は、両親と不動産屋が揉めているのを目撃。衛明の両親が勝手に家を売ろうとしていたのだ。
林双は会社で衛明と対峙。衛明は林双を母親失格呼ばわりし、実家に小苹果を預け、林双には家を出て行けと言う。林双は激怒し、徹底的に戦うことを決意する。
江喜は怒り心頭の林双をなだめ、江海に電話で部屋探しを依頼。すぐに物件が見つかるが、林双はレンタルローンに不安を抱き、検討することに。しかし、衛明から家の売却と退去の通告を受け、離婚協議書へのサインを迫られる。小苹果も祖父母の家を嫌がり、林双は仕方なく物件を借りることに。
江海は潤達置業に偽装入社。江喜が会社に乗り込み、夫と呉建森が海外で不動産取引をしていると騒ぎ立てる。江海はその隙に顧客リストから衛明の連絡先を入手し、潤達置業の社員を装って衛明に電話。ニュージーランドに家を購入した事実を突き止める。
江海と江喜の作戦で衛明の資産隠しが発覚。林双は証拠を司懿に渡す。引っ越し当日、江喜が手伝いに来る中、江海が鍵を受け取りに行くと、大家が現れ、三ヶ月分の家賃滞納を請求される。江海は状況を把握できず、店長に電話。林双は江海からの電話で事態を知り、新しい家の買主が現れ、追い出されてしまう。小苹果は泣き叫ぶ。
離婚協議で、弁護士は林双に親権放棄を勧めるが、司懿は衛明の海外資産隠蔽と不倫の証拠を提示。衛明は言葉を失う。司懿は林双のために6割の財産分与と小苹果の親権を勝ち取る。
顧許は林双親子に自分が購入した別荘を市場価格の半額で貸す。林双と小苹果は大喜び。江喜は林双親子を食事に招待し、何明博も同席させる。林双は何明博が江喜に好意を持っていることに気づく。清掃員が何明博のシャツにスープをこぼし、100元のクリーニング代を要求されるが、清掃員は払えず、林双が目撃。何明博は仕方なく濡れティッシュで拭くように言う。
第22話の感想
第22話は、林双にとってまさに怒涛の展開でした。夫の衛明の裏切りが次々と明らかになり、住む家まで失ってしまうという悲惨な状況。衛明の冷酷さと身勝手さには、怒りを通り越して呆れてしまいます。子供のことよりも自分のことしか考えていない彼の言動は、見ていて本当に腹立たしい。
一方、江海と江喜の活躍は見事でした。偽装入社という大胆な作戦で衛明の資産隠蔽を暴き、林双の復讐劇を大きく前進させました。特に江喜の機転と行動力は素晴らしく、頼りになる姉の姿が印象的です。林双も、最初は戸惑いながらも、徐々に力強く立ち上がっていく様子が見て取れます。弁護士の司懿の助けもあり、仮撃の狼煙を上げた林双の今後の復讐劇に期待が高まります。
しかし、新たな問題も浮上しました。江海が紹介した物件がトラブルに見舞われ、林双親子は再び住む家を失ってしまうことに。せっかく手に入れた希望が、またしても打ち砕かれる様子は見ていて辛かったです。この出来事は、復讐の道のりが決して平坦ではないことを改めて示しています。
つづく