あらすじ
陳樹発(チェン・シューファー)が過去の恨みを晴らそうとする中、費可(フェイ・コー)をめぐる人々の裏切りや秘密が次々と明らかに。偽装結婚、事業の拡大、愛憎劇が絡み合い、やがて悲劇的な結末を迎えた陳佳佳(チェン・ジアジア)の死の背後に隠された真実も暴露されます。最後に費可が語った「何珊(ホ・シャン)こそが最も長く親交のある人物」という言葉が、次回の展開への布石となりそうです。
ネタバレ
第7話では、これまでの複雑な人間関係や過去の因縁が絡み合いながら、一気に真実が浮き彫りになっていきます。登場人物たちの隠されていた秘密が次々と明らかになり、緊張感とともに驚きの展開が続くエピソードでした。
核心となる対立と衝突
物語は、陳樹発(チェン・シューファー)が程浩(チョン・ハオ)や他の人物たちを集めた場面から始まります。彼の目的は、費可(フェイ・コー)に騙された人々の数を確認し、過去の恨みと現在の怒りを一気に晴らすことでした。しかし、周囲の人々は「費可(フェイ・コー)の罪は死に値しない」と主張し、どんな罪であれ法によって裁かれるべきだと訴えます。
そんな中、陳樹発(チェン・シューファー)は「費可が使ったという銀行カードや鍵はすべて偽物であり、騙し取られたお金は戻らない」と暴露します。その直後、怒りに駆られた彼は費可に向かってナイフで二度刺しますが、程浩(チョン・ハオ)が間に入り、陳樹発を制止。ナイフを遠くへ蹴り飛ばし、事態を収拾します。
その後、突然現れた劉漠(リウ・モー)は、陳樹発の指示に従わず、むしろ費可を縛っていた縄を切ります。ここで、何珊(ホ・シャン)が新たな事実を明らかにし、物語は急展開を迎えます。
隠された真実と過去の暴露
何珊(ホ・シャン)は調査の中で、費可と陳樹発、そして陳佳佳(チェン・ジアジア)の関係に多くの矛盾を見つけます。陳樹発の話では、費可はまず陳佳佳(チェン・ジアジア)と知り合い、その後陳樹発と知り合ったとされていました。しかし実際には、費可が最初に知り合ったのは陳樹発であり、陳佳佳との縁を結んだのも陳樹発自身だったのです。
陳佳佳にとって費可は本命ではなく、陳樹発を安心させるために付き合っているフリをしていただけでした。ところが、陳樹発の執念によって、二人の結婚計画が進められてしまいます。その結果、費可と陳佳佳は「結婚式を挙げるが、婚姻届は出さない」という偽装結婚をすることに。同時に、陳樹発は自身の事業拡大のため、無許可の鉱山を次々と買収し、そのリスクが後に悲劇を招くことになります。
その後、陳佳佳は父親と衝突し、家を飛び出します。陳樹発が彼女を車で追いかける中、悲劇的な事故が発生し、陳佳佳は帰らぬ人となります。この出来事が陳樹発の心に深い傷を残しました。
登場人物たちの裏切りと真実
他にも、費可に関わる人々の裏切りや嘘が次々と暴かれます。程浩は費可を自宅に招いた理由として「家が雨漏りしていたから」と説明していましたが、実際には自分の利益のために費可の口座を利用し、不正取引を行っていたことが発覚。さらに、費可の元恋人・蘇倩(スー・チエン)は、既婚であることを隠して費可と付き合い、夫である趙曉陽(ちょうぎょうよう)を犠牲にしてまで自分の過ちを隠蔽していました。
張萱(チョウ・ケン)もまた、自分の虚栄心から費可を利用し、新たな人脈を広げた後、彼を見捨てたことを認めます。彼女が整形手術を受けたのも、費可の母親の反対ではなく、自己満足のためだったのです。
そして、最後に費可が語ったのは、「この船の上で一番長く付き合いのあるのは、何珊だ」という一言。これが何を意味するのか、次回以降の展開が気になる終わり方でした。
つづく