キャスト/登場人物一覧

大唐狄公案 神探、王朝の謎を斬る-狄仁傑(てき じんけつ)

狄仁傑(てき じんけつ) 役

ジョウ・イーウェイ(週一圍)

清廉潔白にして権勢を恐れぬ名臣であり、法を厳格に執行し、神の如き推理で事件を解決する名探偵。昌平県令在任時、「黃金奇案」「漆畫屏風奇案」「朝雲観奇案」「銅鐘奇案」「紅閣子奇案」「迷宮奇案」など、數々の難事件を解決した。彼は事件解決の才に長けているだけでなく、武則天(ぶそくてん)の統治に対しては批判的な姿勢を崩さず、在任期間中、その卓越した知恵と勇気を幾度となく示した。

大唐狄公案 神探、王朝の謎を斬る-曹安(そう あん)

曹安(そう あん) 役

ワン・リークン(王麗坤)

父は曹仙鶴。高官の娘だったが、家財を沒収されたことで歌姫に身を落とす。危うく辱めを受けそうになったところを、謎の集団「黒焰」に救われた過去を持つ。

艶やかな美貌と、淑やかで柔らかな物腰の持ち主で、幷州の小唄を琴で奏でることを得意とする。聡明で果敢、勇気と知略を兼ね備えており、主人公の狄仁傑(てき じんけつ)とは複雑な感情で結ばれている。その性格は強く自立しており、いかなる困難や挑戦にも臆することがない。

妖艶さと凜々しさを併せ持ち、狄仁傑の得難い知己であり、有能な助手として人間性を深く理解している。 一見すると、ただ才能と個性に溢れただけの女性に見えるが、その洞察力で狄仁傑の事件解決を幾度となく助ける重要な人物である。

大唐狄公案 神探、王朝の謎を斬る-武則天(ぶそくてん)

武則天(ぶそくてん) 役

チョン・チューシー(>鐘楚曦)

唐の皇帝・高宗(こうそう)李治(りち)の武則天(ぶそくてん)。 策略家で、優れた手腕と武則天(ぶそくてん)としての気概や大志をあわせ持つ女性。現在の朝廷の情勢に対する深い見識と、天下を見據えた壯大な計畫は、狄仁傑(てき じんけつ)に畏敬の念を抱かせるほどである。 決して自らが損をすることを許さず、狄仁傑(てき じんけつ)を辺境の地へ派遣して事件を調査させたのも、彼を自分の腹心として育て上げるための深謀遠慮であった。 その大きな野心の一方で、夫である高宗を助け、多くの政務を的確に処理する有能な為政者でもある。

大唐狄公案 神探、王朝の謎を斬る-魏無疾(ぎ むしつ)

魏無疾(ぎ むしつ) 役

チャン・ジャーイー(張嘉益)

唐の朝臣で、弘文館大學士。狄仁傑(てき じんけつ)が恩師と仰ぐ人物です。

表向きは武則天(ぶそくてん)の政策を忠実に実行する臣下を裝っていますが、その実、彼女を失腳させようと畫策する反対派の黒幕です。武后を陥れるためであれば、十數年來そばに仕えさせた弟子をも手に掛けるほどの冷酷さを持っています。 狄仁傑にとっては、窮地に陥るたびに救いの手を差し伸べてくれる頼れる存在です。

狄仁傑には「朝廷の権力闘爭には関わらず、靜かに暮らしたい」と語っていますが、物語序盤の「鳳印案」を引き起こし、天の火を利用して武后を罪に陥れようとした真犯人です。

大唐狄公案 神探、王朝の謎を斬る-刁小官(ちょうしょうかん)

刁小官(ちょうしょうかん) 役

チャン・ルオユン(張若昀 )

義俠心に厚い俠客だが、何ものにも縛られず、大唐の律法を意に介さない一匹狼。物語では、狄仁傑(てき じんけつ)や馬栄(ば・えい)、喬泰(きょうたい)(きょうたい)らを犯人追跡へと導く「案內人」のような役割を擔う。蘭坊では豺狼のごとく兇暴な韓詠南(かんえいなん)も、彼にかかれば「砂漠のネズミ以下」と切り捨てられる。狄仁傑(てき じんけつ)が大唐の律法で悪を裁こうとするのに対し、刁小官(ちょうしょうかん)は世の人間すべてを獣とみなし、非道の限りを盡くす者と、なすがままにされる者に二分する。そして自らを、非道な悪狼を狩る「狩人」であると位置づけている。 >>チャン・ルオユン(張若昀 )出演ドラマ一覧。

大唐狄公案 神探、王朝の謎を斬る-侯愈(こう・ゆう)

侯愈(こう・ゆう) 役

リー・チェン(李晨)

狄仁傑(てき じんけつ)の長年の親友。しかし、自身の官職復帰という私利私慾のために、天を揺るがすほどの大罪を犯してしまう。

彼は、則天武后が進める改革の道から振り落とされた人物である。侯氏は三代にわたり朝廷に仕えた忠義の一門であったが、彼の代に至る頃には、とうに朝廷の中樞からは外されていた。そのような折、後宮から政治の表舞臺へと進出した則天武后が実権を握り、改革を斷行。その過程で、彼は官職を剝奪されることとなった。彼が普段から特定の利益集団と馴れ合うことをしなかったため、朝廷の重臣たちも彼のために聲を上げることはなかった。

大唐狄公案 神探、王朝の謎を斬る-洪亮(こうりょう)

洪亮(こうりょう) 役

ヨウ・ヨンジー(尤勇智)

狄仁傑(てき じんけつ)に仕える執事で、勇敢かつ知略に優れた人物。 狄仁傑(てき じんけつ)にとっては父親のような存在であり、また忠実な僕(しもべ)でもある。普段は狄仁傑の身の回りの世話のすべてを取り仕切る傍ら、事件が起これば捜査の補佐もこなす。

彼はもともと狄仁傑の父に長年仕えており、主君が亡くなった後は、その息子である狄仁傑が蓬萊(ほうらい)県の県令として赴任するのにも付き従った。父子二代に仕える中で、常に主君のそばで事件捜査の手法を見聞きしてきたため、いつしか彼自身も事件解決の達人となっていた。 狄仁傑の忠実な部下として、のちに參軍(さんぐん)に任命されるが、不幸にも「鉄釘案」において、楚大遠によって殺害されてしまう。

大唐狄公案 神探、王朝の謎を斬る-喬泰(きょうたい)

喬泰(きょうたい) 役

ジー・ター(姫他)

元軍人。上官の裡切りに遭った過去を持つ。後に狄仁傑(てき じんけつ)の腹心となり、護衛兼ボディーガードとして、狄仁傑(てき じんけつ)の身辺警護を主な任務とする。

狄仁傑の忠実な部下であるだけでなく、武術の達人でもある。情報収集や內偵も擔當し、事件解決に貢獻する。眉目秀麗だが、內面は繊細で、その出自には謎めいた部分も多い。江湖の兄弟分である馬栄(ば・えい)とは義兄弟の契りを結んでいる。最終的に、広州での事件において、狄公(狄仁傑)を守るために命を落とす。

大唐狄公案 神探、王朝の謎を斬る-馬栄(ば・えい)

馬栄(ば・えい) 役

リン・ズー(凌孜)

ディー判事(狄仁傑(てき じんけつ))の従者で、機知に富み、やんちゃな“おてんば娘”。原作小説では男性ですが、ドラマ版では女性という設定に変更されています。

ディー判事に仕える前は、相棒の喬泰(きょうたい)と共に旅人の財産を騙し取るなど、詐欺や誘拐を繰り返す盜賊でした。 長年にわたりディー判事と數々の事件を解決していく中で、彼の仕事の流儀や生活習慣の細部に至るまでを熟知するようになります。さらには、ディー判事が家庭內の問題を処理する際の獨特な知恵さえも見抜くほどの洞察力も持っています。原作では、酒豪で武術の達人でもある豪快な人物として描かれています。