ついに迎えた最終回!いやー、本当に色々ありましたね。今回は、白藍(バイ・ラン)の救出劇から、それぞれのキャラクターが歩む未来まで、怒涛の展開が待っていました。早速、最終話の詳しいあらすじとネタバレを見ていきましょう!
物語は、胡老大(フー親分)に捕らえられた白藍(バイ・ラン)のシーンから始まります。胡老大(フー親分)は、路小路(ルー・シャオルー)が助けに来ると信じて疑いません。白藍(バイ・ラン)は「もう彼とは関係ない」と突っぱねますが、そこに「お待たせ!」とばかりに路小路(ルー・シャオルー)と李光南(リー・グアンナン)が颯爽と登場!
しかし、相手は多勢に無勢。あっという間に二人は叩きのめされてしまいます。絶体絶命のピンチに、バイクの爆音と共に現れたのは、兄の路大江(ルー・ダージアン)!長年、大江を目の敵にしてきた胡老大は、この機会に決着をつけようとします。
大江は「謝りに来た」と頭を下げますが、胡老大は「指を一本差し出せば許してやる」と非情な要求を突きつけます。小路が慌てる中、大江は一瞬の隙をついて反撃!しかし、人数の差は歴然で、大江は頭を強打されてしまいます。朦朧とする意識の中、最後の力を振り絞り、大江は胡老大を刺しました…!
その瞬間、鳴り響くサイレンの音。胡老大の一味は逮捕され、一件落着。小路は兄を心配しますが、大江は「大丈夫だ」と強がり、恋人の桃姐(ももあね)が待つタイへ向かうよう促します。しかし、港へ向かうバイクの上で、大江の意識は遠のいていきました。流れ落ちる血は止まらず、桃姐(ももあね)からの着信に応えることもできず、彼は静かに倒れてしまいます。空からは、まるで彼を悼むかのように雪が舞い落ちるのでした…。
時が流れ、工場は政府の支援で改革を終え、従業員たちも補償金を受け取りました。
出国を控えた白藍は、路小路(ルー・シャオルー)とレストラン「藍色之路」で最後の食事をします。そこで小路は、白藍が毎年自分の誕生日にこの店を訪れ、自分宛てのメッセージを残していたことを知ります。真実を知った小路は、店を飛び出し白藍を追いかけ、二人は熱く抱きしめ合うのでした。
さらに一年後。牛小英(ニウ・シャオイン)と長脚(チャンジャオ)の結婚式が開かれます。足の怪我も回復した秦娟(チン・ジュエン)も李光南(リー・グアンナン)に付き添われて出席し、仲間たちは幸せな時間を過ごします。式の途中、白藍もビデオカメラを片手に登場。彼女は、みんなの幸せな「今」を記録していたのです。
式の後、みんなで海辺へ。すると突然、李光南(リー・グアンナン)が秦娟(チン・ジュエン)の前でひざまずき、再びプロポーズを!秦娟(チン・ジュエン)は笑顔で指輪を受け取り、仲間たちは二人を祝福します。そこには、青春の輝きと、少しの切なさ、そして亡き路大江(ルー・ダージアン)への想いを胸に、未来へ向かって歩き出す若者たちの幸せな姿がありました。
『青い恋 1996~少年バビロン~』最終回 第26話の感想
時代の大きなうねりの中で、若者たちが必死にもがき、恋をし、傷つきながらも生きていく姿を力強く描いたこの物語。最終回は、その集大成でした。特に路大江(ルー・ダージアン)の最期は、あまりにも切なく、胸が締め付けられました。愛する人の元へ向かう途中で力尽きるという結末は、彼の不器用ながらも真っ直ぐな生き様を象徴しているようで、涙なしには見られませんでした。しかし、彼の死という大きな悲しみを乗り越え、路小路や仲間たちがそれぞれの幸せを見つけて未来へ歩み出すラストシーンには、確かな希望が感じられました。青春の痛みと輝き、そして人生のほろ苦さが詰まった、忘れられない最終回です。単なるハッピーエンドではない、深みのある結末に、静かな感動が広がりました。