元カレ・徐燦(シュー・ツァン)に想いを寄せる時鏡(シー・ジン)の行動が原因で、暖暖は職場で孤立してしまい、上司からも叱責を受ける羽目に。人間関係に疲弊する中、当の徐燦からは復縁を迫られ、きっぱりと拒絶する。そんな暖暖の唯一の癒しは、消防士・楊景龍(ヤン・ジンロン)との再会の約束だったが、それも束の間の出来事に終わってしまう。さらに追い打ちをかけるように、大家から突然家賃の大幅な値上げを告げられ、暖暖は恋、仕事、お金という人生の大きな壁に同時に直面することになる。

「運命の恋人 ~ワケあり彼氏は期限付き!?~」あらすじネタバレ20話

いやあ、今回の『運命の恋人』第20話、見ましたか!?主人公の暖暖(ヌアンヌアン)に、これでもかというくらい試練が押し寄せてきて、見てるこっちまで胃がキリキリしちゃいそうでしたね!恋の四角関係がさらにこじれる一方で、お金という超現実的な問題まで勃発。さっそく、波乱万丈だった第20話の詳しい内容を振り返っていきましょう!

恋の嵐、職場にまで吹き荒れる!

前回、暖暖の職場にまで押しかけてきた時鏡(シー・ジン)。彼女の行動が原因で、暖暖は会社で「表ではいい子ぶってるけど、実は男を手玉に取る女海王」なんていう、とんでもない噂を立てられてしまいます。同僚たちはよそよそしくなり、完全に孤立状態…。

おまけに、馬(マー)社長から「会社の秩序を乱した」とお説教までされる始末。給料カットまで言い渡され、さすがの暖暖も「そもそも、あの人(時鏡)を会社に入れたのはそっちですよね?」と猛反論!この一言が効いたのか、なんとかお咎めなしにはなりましたが、暖暖の心労は計り知れません。

一方、すべての元凶である時鏡は、なんと徐燦(シュー・ツァン)のために手料理を振る舞っていました。「暖暖にあなたのことが好きだって伝えてきたの。彼女、もう過去は吹っ切れたって言ってたわ」なんて、得意げに報告する時鏡。ですが、これが徐燦(シュー・ツァン)の逆鱗に触れてしまいます。「なんてことをしてくれたんだ!」と激怒した徐燦(シュー・ツァン)に、時鏡は家を追い出されてしまうのでした。

行き場をなくした時鏡が向かったのは、なんと暖暖の家!「彼が受け入れてくれないの…」と泣きつく時鏡に、暖暖は「もう少し時間をあげてみたら?」と優しく声をかけます。いやいや暖暖、あなたがお人好しすぎるよ…!とツッコミを入れたくなったのは私だけじゃないはず。

元カレの再来と、ヒーローとの束の間の再会

時鏡が帰ったのも束の間、今度は元カレの徐燦が暖暖の家にやってきます。時鏡の勝手な行動を謝罪しつつ、「俺、仕事を見つけたんだ。もうすぐ成功する。だから待っていてほしい」とまさかの復縁アピール!

しかし、今の暖暖にその言葉は響きません。「もう、すべて意味がないことよ」。そう言って、ピシャリとドアを閉める暖暖。彼女の決意の固さが伝わってくる、印象的なシーンでしたね。

そんな傷心の暖暖に、一筋の光が!ついに、想いを寄せる消防士・楊景龍(ヤン・ジンロン)と会う日がやってきたのです。消防署の前で彼を見つけた暖暖は、本当に嬉しそうでした。でも、運命はイタズラ…。二人が言葉を交わし始めたその時、無情にも出動要請の警報が鳴り響きます。

「またな!」とでも言うように、暖暖にキリっと敬礼して走り去っていく楊景龍。その頼もしい背中に、暖暖は「ありがとう!」と声をかけることしかできませんでした。切ないけど、二人の間には確かな何かが芽生えているように感じられました。

泣きっ面に蜂!リアルすぎる金銭問題

恋愛模様だけでお腹いっぱいなのに、今度はもっと現実的な問題が暖暖を襲います。大家さんから、家賃を2500元から3500元に値上げするという、まさかの通告!そんな大金、急に用意できるわけがありません。

親友の大麦(ダーマイ)と一緒に新しい部屋を探しますが、条件に合う物件は見つからず…。大麦は「うちに来なよ!」と言ってくれますが、暖暖は迷惑をかけられないと断ります。

馬(マー)社長に給料の前借りを頼んでも、「会社の規定だから」とあっさり却下。八方ふさがりの中、暖暖は最後の望みをかけて大家さんと直接交渉!粘り強い交渉の末、なんとか3200元で手を打ってもらうことに成功します。

これで引っ越しの危機は免れましたが、家賃をどうやって工面するのかという根本的な問題は残ったまま…。暖暖の奮闘は、まだまだ続きそうです。

『運命の恋人 ~ワケあり彼氏は期限付き!?~』第20話の感想

今回のエピソードは、恋愛の悩みだけでなく、職場での人間関係や家賃の値上げといった、非常に現実的な問題が色濃く描かれていたのが印象的でした。これまでの物語が少し夢見がちなラブストーリーだったとすれば、今回は暖暖という一人の女性が直面する「生活」そのものに焦点が当たっていたように感じます。時鏡の暴走や徐燦の未練がましさが続く中、暖暖が彼らを突き放し、自分の足で立とうとする姿には、思わず応援したくなりました。そんなシリアスな展開の中で、消防士・楊景龍とのほんの短い再会シーンは、まるで砂漠のオアシスのよう。彼との関係が、今の暖暖にとって大きな心の支えになっていることが伝わってきました。次々と降りかかる困難に、彼女がどう立ち向かっていくのか、その強さを見届けたいと思います。

つづく