イケメン俳優ジャン・ハオとの関係を父親にも認めさせ、二人の仲は急速に深まっていく。ライバル女優の登場も、ジャン・ハオの男らしい行動で乗り越え、ヌアンヌアンは幸せの絶頂を感じていた。しかし、甘い時間は長くは続かず、突如として残酷な現実が彼女を襲う。一方、親友のダーマイも彼氏の浮気が原因で大失恋を経験していた。傷心のヌアンヌアンに、仕事で新たな出会いが訪れる。相手は若きエリート機長。この出会いが、彼女の運命を再び大きく動かしていくことになる。

「運命の恋人 ~ワケあり彼氏は期限付き!?~」あらすじネタバレ3話

前回、不思議なブラインドボックスから現れたイケメン俳優ジャン・ハオと、まさかの交際をスタートさせたヌアンヌアン。第3話は、二人の恋がさらに加速するところから始まります!

ジャン・ハオのお父さん(老肖(ラオ・シャオ))からの交際反対も、ジャン・ハオの粘り勝ちでひとまずクリア。これで堂々と一緒にいられる!と、ジャン・ハオのテンションは最高潮に。撮影が始まる前、ヌアンヌアンに「人目につかない場所で待ってて」と伝え、現場へと向かいます。

ところが、ヌアンヌアンは彼が脚本を忘れていることに気づき、届けに行くことに。そこで彼女が目にしたのは、衝撃の光景でした。

共演女優のチャオ・アンナが、ジャン・ハオに「話題作りのために、偽物のカップルとして付き合ってるって公表しない?」と持ちかけていたのです。気まずい空気が流れる中、ヌアンヌアンはアシスタントのフリをして脚本を渡し、そそくさと立ち去ろうとします。しかし、ジャン・ハオは彼女をグイッと引き止め、チャオ・アンナに向かって「こいつが俺の彼女だから」と堂々宣言!これは惚れちゃいますよね!

撮影後、車で送ってもらう道中、疲れて眠ってしまったジャン・ハオの寝顔を見つめながら、ヌアンヌアンは「この気持ちは本物だ」と実感し、本気で彼の彼女になることを決意します。その夜は、まるで本当の恋人たちのように、甘いメッセージを送り合う二人。ジャン・ハオはヌアンヌアンの心をくすぐる言葉ばかり。そして、翌日のバンジージャンプデートの約束を取り付けます。

高所恐怖症にもかかわらず、ヌアンヌアンは幸せな気持ちでデート場所へ。しかし、いざ飛ぶ直前になって、ジャン・ハオは彼女の顔を不思議そうに見て、こう尋ねるのです。「…君は、誰?」。

なんと、彼はこの3日間の出来事をすべて忘れてしまっていました。そう、ブラインドボックスがくれた彼氏の魔法の時間は、たったの72時間。幸せの絶頂から突き落とされたヌアンヌアンは、残酷な事実に気づかされるのでした。

一方、ヌアンヌアンの親友ダーマイも恋のトラブルに直面していました。彼氏のタン・ジャンが他の女性とキスしている現場を目撃し、怒りのままに水をぶっかけて破局!傷心のダーマイはヌアンヌアンの元へ駆け込みます。ヌアンヌアンは彼女を慰め、不思議なブラインドボックスの話をします。半信半疑ながらもブラインドボックスを持ち帰ったダーマイ。箱を開けると、ドアをノックする音が。そこに立っていたのは、なんと元カレのタン・ジャン!ダーマイは彼がブラインドボックス彼氏になったと勘違いし、「3日間は何でも言うことを聞くはず」と、ここぞとばかりに彼をこき使おうと企みます。

失恋の傷が癒えないヌアンヌアンに、上司のマー社長から新たな取材命令が。相手は、航空会社最年少にしてイケメンの機長、タン・ジアミン。彼は徹底した独身主義者として有名でした。インタビューの最後に、ヌアンヌアンが思い切って「どうして彼女を作らないんですか?」とプライベートな質問をすると、彼は怒るどころか、うっとりとした表情で彼女の手を取り、「今夜、一緒に食事でもどう?」と誘ってきたのです。

ヌアンヌアンがその予期せぬ展開に戸惑っていると、ダーマイから電話が。元カレのタン・ジャンはブラインドボックス彼氏などではなく、自分の家に置き忘れたプレミア付きのゲームソフトを取り返しに来ただけだった、という事実が判明します。その言葉を聞いた瞬間、ヌアンヌアンはすべてを悟りました。目の前にいるこの完璧なイケメン機長こそが、自分の2人目の「期限付き彼氏」なのだと…。

『運命の恋人 ~ワケあり彼氏は期限付き!?~』第3話の感想

ジャン・ハオとの甘い恋人らしい時間からの、突然の記憶喪失という展開には、心を揺さぶられました。幸せな描写が丁寧だった分、ジャン・ハオがヌアンヌアンを忘れてしまった瞬間の切なさが際立ち、彼女の気持ちに深く寄り添ってしまいます。このドラマは、単なるファンタジーラブコメではなく、出会いと別れの儚さや、人の記憶というものの不思議さを巧みに描いていると感じました。一方で、親友ダーマイの失恋と勘違いから始まるコミカルなエピソードが良い緩衝材になっており、物語に軽快なリズムを与えています。悲しみに暮れるヌアンヌアンの前に、今度はまったくタイプの違う新しい彼氏が現れるという幕切れは、彼女の心の成長と、これから始まる新たな関係性がどのように描かれるのか、期待を抱かせるものでした。

つづく