キャスト/登場人物一覧
陸繹(りくえき) 役
アレン・レン（任嘉倫）
明朝の嘉靖(かせい)年間、皇帝直屬の特務機関である錦衣衛(きんいえい)を統率する指揮使・陸廷(りくてい)の息子。 父の爵位を継ぎ、皇帝への忠誠を誓う冷徹なエリート錦衣衛として、數々の事件を捜査する。
普段は厳格で冷酷な仮面を被っているが、その內面には情熱と深い愛情を秘めている。 性格は內斂的で多くを語らないが、一度行動する際は大膽で思慮深く、時には常識破りな手段で事件の真相に迫る。
その心には常に正義感を宿しており、本來は情に厚く優しい一面も持つ。捜査の過程で出會った六扇門(りくせんもん)・袁今夏(えんきんか)とは、ある事件をきっかけに反発しあう「いがみ合う関係」となるが、次第に互いを認め、惹かれ合っていく。 >>アレン・レン（任嘉倫）出演ドラマ一覧。
袁今夏(えんきんか) 役
タン・ソンユン（譚松韻 ）
六扇門(りくせんもん)で隨一の腕利き女性捕吏。市井の出身で、明るく活発な性格だが、少々がめついところもある現実主義者。しかし、金銭を得る際には自身の信念を曲げないという一線を畫している。
夏然(かぜん)の孫娘として生まれ、幼い頃に家族を失った過去を持つ。その後、六扇門の捕吏である楊程萬(よう・せいばん)に引き取られ、弟子として育てられた。天性の鋭い観察眼と追跡術に長けており、その捜査能力は六扇門の中でもトップクラスである。
一見すると、お調子者で型破りな行動も多いが、その內には他人を思いやり、大義のためには自己犠牲も厭わない強い正義感と溫かい心を秘めている。
ある事件の捜査をきっかけに、冷徹で知られる錦衣衛(きんいえい)のエリート指揮官・陸繹(りくえき) と出會う。當初は身分の違いや性格の不一致から反発し合う二人だったが、數々の難事件を共に解決していく中で、互いの才能と人柄に惹かれ、次第に解きがたい絆で結ばれていく。>>タン・ソンユン（譚松韻 ） 出演ドラマ一覧。
厳世蕃(げんせいはん) 役
ハン・ドン（韓棟）
內閣首輔であった厳嵩(げんすう)の息子。 科挙を受験せずに官僚の道に進み、父・厳嵩の権勢を背景に、國子監での學問を経て官職を得て、尚寶司や工部左侍郎といった要職を歴任しました。
彼は妖艶な魅力を放つ異邦の瞳を持ち、狡猾で弁が立ち、學才にも非常に優れていました。 國の法典や慣習に精通しているだけでなく、人の心を読み解く洞察力も兼ね備えていました。 歴史書によれば、片目が見えず、首が短く肥満體であったと記されていますが、「嘉靖(かせい)時代で一番の天才」とも稱されるほどの人物でした。 父の厳嵩が皇帝の信任を得て権勢を振るう中、その背後で実質的に権力を操り、「小丞相」とも呼ばれるほどの影響力を持っていました。
上官曦(じょうかんぎ) 役
ヨウ・セイ（葉青）
彼女は、江湖の勢力「烏安幇(うあんぱん)」の朱雀堂(すざくどう)主であり、謝霄(しゃしょう) の二番目の姉弟子にあたります。冷靜沈著かつ聡明で、秀麗な顔立ちの持ち主です。弟弟子である謝霄(しゃしょう) に想いを寄せており、彼が不在の間、一人で烏安幇のすべてを取り仕切っていました。
その卓越した知恵と判斷力から「小諸葛(しょうしょかつ)」という美名で知られています。さらに武術の腕も非常に高く、並の使い手では全く相手にならないほどの実力者です。彼女の存在は、烏安幇にとってまさに文武両道を兼ね備えた支柱と言えるでしょう。
謝霄(しゃしょう) 役
ヤオ・イーチェン（姚奕辰 ）
烏安幇(うあんぱん)の若き主。誠実な人柄で能力も低くない。友人には義理堅く、貧しい人々には慈愛の心で接するが、純粋で裡表のない性格ゆえに、実生活では策略を巡らすことがない。
袁今夏(えんきんか)とは幼なじみで、大人になってから烏安幇で再會する。今夏に片想いしており、そのため陸繹(りくえき) とは常に対立する戀敵の関係にある。
彼は姉弟子の上官曦(じょうかんぎ)と婚約していたが、三年前の婚禮の際に逃げ出し、姉弟子に恥をかかせてしまった。しかし、彼自身は上官曦(じょうかんぎ)に対して男女の情愛はほとんどなく、ただの姉弟子としてしか見ていない。
楊岳(ようがく) 役
ルー・ホン（路宏）
六扇門(りくせんもん)とは同じ師匠・楊程萬(ようていばん)のもとで武術を學んだ兄弟子にあたる。 彼は今夏を実の妹のように大切に思い、常にそばにいて彼女を守っている。 一方で、上官曦(じょうかんぎ)に一目惚れして以來、彼女に心を奪われ、どんな犠牲を払ってでも彼女のそばに寄り添おうとする、一途な愛情の持ち主でもある。
藍青玄(らんせいげん) 役
ハン・チョンユー（韩承羽）
裕福な家に生まれ、何不自由なく育ったお坊ちゃまであったが、後に家は沒落し、両親を亡くす。學も才もなかったため、家財を一夜にしてすべて失ってしまった。
路頭に迷っていたところを丹青閣の元明(げんめい)大師に救われ、修行の道に入る。人生の荒波に揉まれ、心は傷だらけになっても、彼は生まれ持った純粋な心で周りの人々を愛し続けた。偏屈な師匠に愛情を注ぎ、両親を亡くして身寄りのない小新(しょうしん)を弟子として引き取り、面倒を見る。そして、弱きを助け強きを挫き、正義を貫くという責任をその肩に擔っていく。
林菱(りんりょう) 役
シー・シュエ（習雪）
その卓越した醫術から「醫仙」と稱される名醫。彼女は、物語の主人公である袁今夏(えんきんか)の実母の妹、つまり今夏の叔母にあたります。
冷靜沈著で清らかな気品を漂わせ、神業のような醫術で多くの命を救ってきました。しかし、過去のある出來事から、役人だけは決して助けないという強い誓いを立て、俗世を離れて楓林坳(ふうりんおう)という地に隠れ住んでいます。醫者としての慈愛の心と、固い信念との間で葛藤する、複雑で魅力的な人物です。
丐叔(かいしゅく) 役
リー・ティンジェー（李亭哲）
長年の経験を持つ醫術の達人でありながら、毒物の精製に異常なほど夢中になるという、捉えどころのない人物。 性格は率直で気前が良く、細かいことにはこだわらない。明るい人柄で、袁今夏(えんきんか)とはすぐに意気投合し、親友となる。
その正體は薬王谷の弟子であり、陸繹(りくえき) の祖父のいとこにあたる。
相関図
