キャスト/登場人物一覧

燕雲台-The Legend of Empress--蕭燕燕(しょう・えんえん)

蕭燕燕(しょう・えんえん) 役

ティファニー・タン(唐嫣)

宰相・蕭思温(しょう・しおん)と燕國大長公主の三女。 名門である後族の末娘として生まれ、両親や姉たちから深い愛情を受けて育ちました。

天性聡明で負けず嫌い、そして勇敢な性格の持ち主です。 あらゆる物事に情熱を注ぎ、一度決めたことは決して諦めない強い意志を持っています。

幼なじみで漢人の將軍・韓徳譲(かんとくじょう)とは、國の未來について理想を語り合い、やがて深く愛し合い將來を誓い合った仲でした。 しかし、運命のいたずらか、後に遼の第5代皇帝となる耶律賢(やりつけん) に見初められたことで、彼女の人生は大きく動き出します。 韓徳譲(かんとくじょう)との愛を諦め、國のために皇后となる道を選んだ彼女は、やがて中國史上初の征服王朝・遼の伝説の皇后として、その名を歴史に刻むことになります。

俳優紹介:ティファニー・タン(唐嫣(ティファニー・タン))

ティファニー・タンは、本作で主人公・蕭燕燕(しょう・えんえん) を演じる中國のトップ女優です。 2004年にチャン・イーモウ監督に見出され、アテネオリンピック閉會式の「チャイナ8ミニッツ」に出演し注目を集めました。 その後、「仙剣奇俠伝三」で一躍有名になり、「マイ・サンシャイン(原題:何以笙簫默)」や「王女未央-BIOU-」といった數々の大ヒットドラマで主演を務めています。

本作「燕雲臺」は、彼女が出産後初の復帰作として大きな話題を呼びました。 彼女が演じた蕭燕燕は、視聴者から絶大な支持を受け、2020年のテンセントビデオ星光大賞で「ドラマキャラクター・オブ・ザ・イヤー」を受賞するなど、高い評価を得ています。

燕雲台-The Legend of Empress--韓徳譲(かんとくじょう)

韓徳譲(かんとくじょう) 役

ショーン・ドウ(竇驍)

遼の時代における漢民族出身の大臣であり、後に摂政として國政を支える人物。 文武両道に秀で、その知勇は広く知られている。

主人公の蕭燕燕(しょう・えんえん) とは幼い頃からの幼馴染で、互いに深く愛し合い、將來を誓い合った仲であった。 しかし、運命のいたずらか、燕燕は後に皇帝となる耶律賢(やりつけん) に見初められ、彼の后妃となる。 徳譲は、友でもあった耶律賢(やりつけん) が帝位に就くため、そして遼國の安寧のために私情を抑え、全身全霊で彼を支え続けた。

景宗(けいそう)・耶律賢の崩御後、幼い聖宗が即位すると、皇太后となった蕭燕燕(しょう・えんえん) を輔政大臣として傍で支え、國の舵取りに力を盡くす。 彼は燕燕への変わらぬ想いを胸に秘め、生涯をかけて彼女と遼國に忠誠を誓った。その功績により、後には國姓である「耶律」の名を賜り、皇族に準ずる地位を與えられた。 史実では、皇太后となった燕燕と再婚したとされています。

燕雲台-The Legend of Empress--蕭胡輦(しょう・これん)

蕭胡輦(しょう・これん) 役

カーメイン・シェー(佘詩曼)

宰相・蕭思温(しょう・しおん)と燕國大長公主の長女であり、蕭烏骨里(しょう・うこつり) と蕭燕燕(しょう・えんえん) の皇后を輩出する後族の長女として、母代わりとなって妹たちに愛情を注ぐ、思慮深く責任感の強い女性です。

當初は妹や一族のために、望まぬ婚姻で太平王(たいへいおう)・耶律罨撒葛(やりつえんさつかつ)に嫁ぎますが、彼の優しさと誠意に觸れ、やがて心から彼を愛するようになります。 夫の死後は皇太妃となり、その軍権を引き継いで遼の北西辺境の防衛という重責を擔いました。 彼女は軍の指揮に長け、自ら軍を率いてタングートなどの反亂を鎮圧し、領土を拡大するなど、司令官として多くの戦功を立てます。

しかし後年、馬番の奴隷であった撻覧阿缽(たつらん あはつ)という青年と戀に落ち、彼を巡って皇帝となった甥や、皇太后となった妹・蕭燕燕(しょう・えんえん) と激しく対立することになります。 最終的に、愛する撻覧阿缽を守るために朝廷に反旗を翻し、死後は彼と共に葬られることを選びました。

燕雲台-The Legend of Empress--耶律賢(やりつけん)

耶律賢(やりつけん) 役

ジン・チャオ(経超)

遼の第5代皇帝・景宗(けいそう)。ヒロインである蕭燕燕(しょう・えんえん) の夫。

幼い頃に政変で両親を殺害され、自身も命を狙われた辛い過去を持つ。その時の恐怖心から病弱となってしまったが、聡明で優れた政治手腕と、國を思う強い心を秘めている。 蕭燕燕(しょう・えんえん) と韓徳譲(かんとくじょう)が深く愛し合う仲だと知りながらも、大遼の未來と大業のため、そして彼女の中に卓越した才覚を見出し、皇后として迎えることを決意する。

夫として、そして皇帝として、14年間にわたり蕭燕燕を深く愛し、信頼を寄せ続けた。二人の間には二男一女が生まれる。 病狀が悪化すると、彼はその絶対的な信頼の証として、國の統治を皇后である蕭燕燕の手に委ねた。

燕雲台-The Legend of Empress--耶律罨撒葛(やりつえんさつかつ)

耶律罨撒葛(やりつえんさつかつ) 役

タン・カイ(譚凱)

耶律罨撒葛(やりつえんさつかつ)は、遼の第2代皇帝である太宗の次男であり、第4代皇帝・穆宗(耶律璟(やりつけい))の同母弟です。 彼はまた、のちの第5代皇帝・景宗(けいそう)の従叔父にあたり、蕭家の長女・蕭胡輦(しょう・これん)を妻とします。

皇位への野心を抱く罨撒葛は、兄である穆宗に対抗して謀反を企てますが、事前に発覚し、辺境へと左遷された過去を持ちます。 のちに景宗が即位すると、自身の立場を危ぶみ一度は砂漠へ逃亡しますが、罪を許されて呼び戻されます。

ドラマ『燕雲臺』では、彼は再び皇位を狙って挙兵します。その際、愛する妻・蕭胡輦(しょう・これん)の身の安全を第一に考え、反亂が起きる前に彼女を自室に留め、「必ず帰るから待っていてくれ」と告げて戦いに向かいます。しかし、その計畫は蕭燕燕(しょう・えんえん) 、韓徳譲(かんとくじょう)、そして耶律賢(やりつけん) の3人が周到に準備した策略によって阻まれ、彼は罠にはまってしまいます。

譚凱(タン・カイ)

1972年1月13日生まれ、中國山東省出身の実力派俳優です。 中央戱劇學院で舞臺美術を學んだ後、俳優の道へ進みました。その経歴から、畫面構成や役柄の「見せ方」に対する鋭い感覚を持ち合わせています。

2009年のドラマ『神話』で演じた「西楚の覇王・項羽」役でその名を広く知られるようになり、圧倒的なカリスマ性で高い評価を得ました。 その後も、『マイ・サンシャイン~何以笙簫默~』、『王女未央-BIOU-』、『燕雲臺-The Legend of Empress-』など、數多くの話題作で重要な役柄を演じ、重厚な存在感と確かな演技力で多くの視聴者を魅了しています。 時代劇から現代劇まで幅広くこなし、その渋さと柔らかさを併せ持つ演技で、中國ドラマ界に欠かせない俳優の一人です。

燕雲台-The Legend of Empress--蕭思温(しょう・しおん)

蕭思温(しょう・しおん) 役

リウ・イージュン(劉奕君)

遼の重臣。燕國大長公主を妻とし、蕭胡輦(しょう・これん)、そして蕭燕燕(しょう・えんえん) という三姉妹の父親である。 遼の世宗の時代には北府宰相と駙馬(ふば・皇帝の娘婿)を兼ねる有力者であった。

物語の序盤、娘婿にあたる遼の景宗(けいそう)・耶律賢(やりつけん) での狩りに同行した際、かねてより待ち伏せていた刺客による奇襲を受ける。 多數の矢を體に受け、その場で命を落とした。彼の死は、三姉妹の運命を大きく変える引き金となる。その死の真相究明には、後に漢人の大臣・韓徳譲(かんとくじょう)が深く関わっていくことになる。

燕雲台-The Legend of Empress--蕭烏骨里(しょう・うこつり)

蕭烏骨里(しょう・うこつり) 役

ルー・シャン(盧杉)

蕭思温(しょう・しおん)と燕國大長公主の次女。 彼女の性格は、冷靜沈著な長姉の胡輦(これん)とも、聡明で勝ち気な三妹の燕燕(えんえん)とも異なります。 彼女の世界は白か黒かであり、その純粋で澄んだ瞳には愛への憧れだけが映っています。

家族に溺愛されて育った彼女は、一途で単純な性格ですが、一度心を決めると揺るがない勇敢さも持ち合わせています。 愛する耶律喜隠(やりつきいん)の甘い言葉を信じ、彼のためならばと危険を顧みず、謀反に加擔して投獄されることさえ厭いませんでした。 彼女の人生は、権力闘爭の渦中で愛に生き、愛のために命を懸けた、悲しくも情熱的な物語です。

相関図

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燕雲台-The Legend of Empress-相関図
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