母親の劉婉玉(リウ・ワンユー)に言われるがままホテルへ向かった麦承歓(マイ・チョンホワン)。そこは、彼女に内緒で準備された自分と辛家亮(シン・ジアリャン)の婚約パーティー会場だった。追い詰められた承歓は、大勢の親族の前で大きな決断を下す。この一件で家族との間に深い溝が生まれた彼女は、自立するため家を出ることを決意する。傷つき、一人になろうとする承歓を、上司の姚志明(ヤオ・ジーミン)が陰ながら支えようとする。彼女の人生が大きく動き出す、波乱に満ちた回。
「承歓記(しょうかんき)~人生最高の出会い~」あらすじネタバレ16話
おいおい、今回の回はマジでキツかったな。特に承歓(チョンホワン)の母親、劉婉玉(リウ・ワンユー)がヤバすぎた。娘の人生をなんだと思ってるんだか。
まさかのサプライズ婚約パーティー
話は、母親の劉婉玉(リウ・ワンユー)が承歓をホテルに呼び出すところから始まる。ちょっといいお店で親戚とご飯食べるだけだからみたいなノリで。ご丁寧にドレスまで用意してさ。承歓は大げさじゃない?って思う。そりゃそうだ。普通はそう思う。
でも、母親に言いくるめられて、結局そのドレスに着替えるんだ。ここが運の尽きだった。劉婉玉(リウ・ワンユー)が承歓を引っ張って宴会ホールに入ると、そこは超豪華なパーティー会場。舞台のど真ん中にはデカデカと横断幕が。辛家亮(シン・ジアリャン)と麦承歓(マイ・チョンホワン) 婚約パーティー。……は?って感じだよな。
会場には両家の親戚が勢ぞろい。舞台の上では、タキシード姿の辛家亮(シン・ジアリャン)が待ってる。承歓はここで全部を理解した。自分は、母親と彼氏にハメられたんだって。
決裂、そして平手打ち
承歓が固まってる間に、父親の麦来添(マイ・ライティエン)と弟の承早(チョンザオ)も駆けつける。二人も何も知らされてなくて、母親の独断専行に呆れてる。辛家亮(シン・ジアリャン)はごめん、サプライズのつもりで…とか言ってるけど、もう遅い。
承歓は、もう黙ってなかった。彼女はまっすぐ舞台に上がったんだ。そして、マイクを握って、そこにいる全員に宣言した。皆さん、お騒がせして申し訳ありません。私と辛家亮は、すでにお別れしていますよく言った!
当然、会場は大混乱。母親の劉婉玉は必死に止めようとする。この子はちょっと機嫌が悪いだけなの!なんて言って、無理やり続けようとするんだ。でも、承歓の決意は固かった。プライドをズタズタにされた劉婉玉は、ついにブチギレた。親子の縁を切る!と叫んで、承歓の頬を思いっきり平手打ちしたんだ。承歓は、一言も言い返さず、涙も流さず、その場を去った。その一部始終を、駆けつけていた上司の姚志明(ヤオ・ジーミン)が静かに見ていた。
家出と新たな一歩
会場を出た承歓は、一人で川辺にいた。そこに姚志明(ヤオ・ジーミン)がやってきて、静かに彼女を励ます。この男、本当に優しいよな。
家に帰った承歓は、荷物をまとめ始めた。家を出る覚悟を決めたんだ。母親は恩知らず!と罵る。でも、もう承歓の耳には届かない。彼女はスーツケースを引いて、家を飛び出した。
追いかけてきたのは父親の来添だった。彼は自分のへそくりが入ったキャッシュカードを無理やり承歓に渡す。一人で頑張れって。父親の愛に泣ける。
家の外では、姚志明(ヤオ・ジーミン)が待っていた。彼が住む場所を探そうとしてくれたところに、親友の毛毛(マオマオ)が車で駆けつける。承歓は、おばあちゃんの陳淑珍(チェン・シュウジェン)の家に身を寄せることにした。
姚志明との急接近?
翌朝、姚志明はひまわりの花束を持って、おばあちゃんの家を訪ねる。口ではおばあちゃんに会いに来たなんて言ってるけど、バレバレだ。おばあちゃんは、そんな姚志明にシーツ洗いを手伝わせる。もちろん、彼はやったことないから手際が悪い。それを見かねた承歓が手伝うんだけど、二人は水をかけ合ったりして、なんだか楽しそうだ。辛い出来事の後だけど、少しだけ笑顔が戻った瞬間だった。
感想
いやー、今回は本当に胸が痛くなる回だった。劉婉玉の行動は、愛情じゃなくてただの支配欲だろ。娘を自分の見栄の道具にするなんて、親として最低だ。承歓が婚約パーティーで破局を宣言したシーンは、見ていてスカッとした。よくぞ言った!って感じ。彼女が母親の呪縛を断ち切って、自分の足で立とうとする姿は応援したくなる。
父親の来添の優しさには救われたな。母親があんなんだから、父親の理解と愛情が承歓の唯一の心の支えだったはずだ。そして姚志明。彼の存在がどんどん大きくなっていく。ただ黙ってそばにいて、必要な時に手を差し伸べる。彼の静かな優しさが、傷ついた承歓の心を癒していくんだろうな。辛家亮は最後まで情けなかった。結局、自分で何も決められない男だったってことだ。承歓が彼と別れて本当に良かったよ。
つづく