キャスト/登場人物一覧

千輪桃花~永遠に咲き誇る愛~-謝雪臣(シエ・シュエチェン)

謝雪臣(シエ・シュエチェン) 役

チャン・ビンビン(張彬彬)

仙盟の盟主・謝道承(しゃ・どうしょう)の息子にして、生まれながらに最高の仙才の証である「十竅」を持つ。

擁雪城(ようせつじょう)の若き宗主であり、天下最強の剣の使い手として、人族を守護するという重責をその身に宿している。萬仙陣(ばんせんじん)の結界を強化する際、霊力を過剰に消耗した隙を突かれ、暗族の首領・桑岐(サン・チー)に囚われてしまう。

その後、暮懸鈴(ルムー・シュエンリン)の助けを得て、「半日芳華(はんにちほうか)」という霊薬を服用し、一時的に力を取り戻して暗黒の領域からの脫出に成功する。この出來事をきっかけに、彼と暮懸鈴(ルムー・シュエンリン)の間には、決して解けることのない深い縁が結ばれるのであった。

千輪桃花~永遠に咲き誇る愛~-暮懸鈴(ルムー・シュエンリン)

暮懸鈴(ルムー・シュエンリン) 役

スン・ジェンニー( 孫珍妮)

暗域の聖女。その正體は、古の神器『混沌珠』が人の姿になったもの。霊竅(れいきょう)が損なわれているため霊力を修めることができず、魔功のみを修練している。

暮懸鈴(ルムー・シュエンリン)は、勇敢で裡表のない性格をしており、愛憎がはっきりしている。幼い頃、明月山荘で酷い虐げを受けていたところ、高鳳栩(こうほうく)によって、その娘である高秋旻(ガオ・チウミン)の身代わりに死へと追いやられる。しかし、九死に一生を得て、桑岐(サン・チー)に拾われ育てられた。

謝雪臣(シエ・シュエチェン)の優しさに觸れたことで、彼に深く想いを寄せるようになる。表向きは育ての親である桑岐に従うふりをしながらも、裡では謝雪臣(シエ・シュエチェン)を助けて暗族に立ち向かい、幾度となくその身を挺して彼を守る。

千輪桃花~永遠に咲き誇る愛~-南胥月(ナン・シューユエ)

南胥月(ナン・シューユエ) 役

ワン・ドゥオ(汪鐸)

蘊秀(うんしゅう)山荘の主。かつては謝雪臣(シエ・シュエチェン)と並び稱される十竅(じっきょう)の才を持つ天才であった。

しかし、家族の裡切りによってその才と両足の自由を無殘にも奪われ、絶望の淵に突き落とされる。そんな彼を救ったのが、暮懸鈴(ルムー・シュエンリン)の存在だった。彼女は、彼の暗闇に差し込んだ唯一の光となる。

時を経て再會した彼女への想いを募らせるが、二人の間に「生死劫(せいしごう)」という過酷な運命が待ち受けていることを知る。愛する人を守るため、彼は非情な決斷を下し、謝雪臣(シエ・シュエチェン)と対峙していく…。

千輪桃花~永遠に咲き誇る愛~-高秋旻(ガオ・チウミン)

高秋旻(ガオ・チウミン) 役

チャン・ヤーチン(張雅欽)

鏡花宮(きょうかきゅう)の現・少主(しょうしゅ)。

その出自は、かつて名門と謳われた明月山荘(めいげつさんそう)の令嬢。しかし、暗族(あんぞく)の襲撃により一族を滅ぼされ、ただ一人生き殘ったところを謝雪臣(シエ・シュエチェン)に救われたという悲しい過去を持つ。

その後、叔母であり鏡花宮の主でもある素凝真(スー・ニンジェン)に引き取られ、彼女の唯一の直弟子(じきでし)として武芸の道を歩む。

命の恩人である謝雪臣(シエ・シュエチェン)とは婚約の噂が立つほどの仲だが、彼女自身が抱くのは尊敬と感謝の念であり、それ以上の感情はない。

失われた神器「混沌珠(こんとんじゅ)」を追う旅の中で、彼女は自身の出生にまつわる重大な秘密に直面することとなる。そして、敬愛する師の死、人々の裡切りといった過酷な運命を乗り越え、心身ともにたくましく成長していく。

千輪桃花~永遠に咲き誇る愛~-傅瀾生(フー・ランシェン)

傅瀾生(フー・ランシェン) 役

ウー・ユーハン(呉宇恆)

碧霄宮(へきしょうきゅう)の若き主。天真爛漫で心優しく、太陽のように明るく情熱的な性格の持ち主。

暮懸鈴(ルムー・シュエンリン)たちと出會ったことをきっかけに、行方不明になったアーバオの父親を探す一行に加わる。その道中で高秋旻(ガオ・チウミン)と出會い、一目で戀に落ちる。

彼女が苦境に立たされ、周囲から疑いの目を向けられた時も、傅瀾生(フー・ランシェン)は一貫して彼女のそばに寄り添い、慰め、支え続けた。共に過ごす時間が増えるにつれて二人の距離は次第に縮まっていき、ついに熔淵(ようえん)の底で、彼は勇気を振り絞って高秋旻(ガオ・チウミン)へ想いを告白する。そして二人は、生涯を共にすることを誓い合うのであった。

千輪桃花~永遠に咲き誇る愛~-封遙(フォン・ヤオ)

封遙(フォン・ヤオ) 役

チェン・ユーシェン(陳雨賢)

南胥月(ナン・シューユエ)の配下。

十一年前。重い病を患う弟を救うため、蘊秀山荘(うんしゅうさんそう)の門前で三日三晩ひざまずき続け、ついに南胥月(ナン・シューユエ)から薬を授けられる。

その半年後、弟は邪悪な術師に連れ去られ、南胥月もまた一族の変事によって天涯孤獨の身となる。それ以來、封遙(フォン・ヤオ)は彼のそばに寄り添うことを選んだ。

後に玄信(げんしん)が生き別れの弟であると知るが、弟の身を案じ、あえて名乗り出ずにいる。

最期は南胥月を救うために命を落とし、死の間際に、自分が本當に愛していたのは現在の彼ではなく、十一年前、雨の中で自分に傘を差し伸べてくれた、あの頃の心優しかった南胥月であったと告白する。

千輪桃花~永遠に咲き誇る愛~-潜光君(チェングアンくん)

潜光君(チェングアンくん) 役

チェン・ムーチー(陳牧馳)

仙盟の初代盟主。六千年前における人族最強の修士であり、かつて仙道のあらゆる宗派の力を結集させて仙盟を結成し、萬仙陣(ばんせんじん)を敷いて闇の一族による侵攻を阻止した伝説の人物。

かねてより鳳襄尊者(ほうじょうそんじゃ)を深く慕っていたが、その想いを打ち明けられずにいた。しかし、鳳襄が陣図をすり替えて彼の身代わりとなり死地に赴いたことで、初めて彼女が自身に寄せる愛情の深さを知る。

鳳襄が長生蓮(ちょうせいれん)を飲んで「一日を永遠に繰り返す」という輪廻の呪縛に囚われた後、彼は自ら影と化して彼女に寄り添い、六千年もの長きにわたり、一途に彼女を守り続けた。やがて魔尊の力を借りてこの絶望的な狀況を打破すると、自らが消滅することを代償に、鳳襄を永遠の輪廻から解放した。

千輪桃花~永遠に咲き誇る愛~-風襄尊者(フォンシアンそんじゃ)

風襄尊者(フォンシアンそんじゃ) 役

ワン・ズーシュエン(王子璇)

霊雎島(れいしょとう)の創始者にして、六千年前に名を馳せた仙盟の伝説的な強者。

潛光君と深く愛し合うも、ある誤解から彼の愛を信じられなくなり、永遠の命と引き換えに記憶を失う「長生蓮」を飲んでしまう。その代償として、記憶が毎日リセットされるという終わりのない「一日」に囚われることとなった。

最愛の人の命を懸けた犠牲によって呪縛から解放された彼女は、忘卻という安寧を拒絶する。「痛みを以てしても忘れない」――その悲壯な決意を胸に、二人の記憶と未完の道をたった一人で背負い、生きていくことを選んだ孤高の尊者。