キャスト/登場人物一覧

厳良(イェン・リャン) 役
リャオ・ファン(廖凡)
2010年に発生した「地下鉄死體遺棄事件」の専従捜査班で副班長を務める。
ずば抜けた捜査能力の持ち主だが、その捜査スタイルは型破りで、常識にとらわれない手法を用いることが多い。しかし、最終的には誰もが予想しなかった真相を突き止める。細部に対する鋭い洞察力を持ち、正義を貫く勇敢な警察官である。

江陽(ジャン・ヤン) 役
バイ・ユー(白宇)
江華大學法學院の大學院を修了し、將來を囑望された若手検事。若かりし頃は陽気で、強い正義感に満ち溢れていた。
物語を2000年の「侯貴平(ホウ・グイピン)死亡事件」、2003年の「冤罪の再調査」、そして2010年の「地下鉄死體遺棄事件」という3つの時間軸で繋ぐ、本作の主人公である。
戀人である呉愛可(ウー・アイカー)の言葉をきっかけに、大學時代の同級生・李靜(リー・ジン)から侯貴平の死の真相解明を依頼される。その日から、彼の7年にも及ぶ孤獨な闘いが始まる。自らのキャリア、未來、人間関係、そして最後には命さえも犠牲にしながら、巨大な権力に隠された事件の真相を、執念で追い続けることになる。

朱偉(ジュ・ウェイ) 役
チャオ・ヤン(趙陽)
平康(ピンカン)県警の元刑事課長。正義感が人一倍強く、悪を憎む実直な性格の持ち主。
早くからカーン・グループの違法行為に目をつけており、特に侯貴平(ホウ・グイピン)の「不審な溺死事件」には強い疑念を抱き、その裡に権力と金が絡んだ取引があると睨んでいた。
真相を追い求めるため、自らの危険を顧みず、幾度となく捜査を重ねるが、地元の権力者たちによる圧力に遭い、「職権濫用」という無実の罪を著せられてしまう。その結果、刑事の職を追われただけでなく、一時は投獄されるという不遇の身となる。

李靜(リー・ジン) 役
タン・ジュオ(譚卓)
物語の序盤、殺人容疑者・張超(ジャン・チャオ)の妻として登場する女性。しかしその正體は、10年前に謎の死を遂げた侯貴平(ホウ・グイピン)のかつての戀人であり、主人公・江陽(ジアン・ヤン)の大學時代の同級生でもある。
事件の再捜査が始まると、彼女は多くを語らず、どこか曖昧な態度で捜査の行方を見守る。その姿は、事件の真相を知っているようでもあり、また、これから起こる出來事のすべてを予見しているかのようでもある。
亡き戀人のために、遅すぎた正義と真実が明らかにされるその時を、ただ暗闇の中で靜かに待ち続けている。

張超(ジャン・チャオ) 役
ニン・リー(寧理)
元江華(こうか)大學政治法律學部の教授で、侯貴平(ホウ・グイピン)の大學時代の恩師。
表向きは、江東(こうとう)法律事務所を設立し、江譚(こうたん)市の法曹界でその名を馳せる著名な弁護士。しかしその裡の顔は、世間を震撼させた「地下鉄死體遺棄事件」の実行犯である。
かつて教え子であった侯貴平の不審な死に際し、その検死報告書に不可解な點を見つけながらも、面倒に巻き込まれることを恐れて沈黙を貫いた過去を持つ。
數年後、侯貴平の死の真相を諦めずに追い続けるもう一人の教え子・江陽(ジアン・ヤン)の熱意に心を動かされ、ついに彼に協力。すべてを懸けた前代未聞の計畫を共に実行に移すことになる。

張暁倩(ジャン・シャオチエン)/李雪(リー・シュエ)
地方紙『江城晩報(ジャンチョン・ワンポウ)』の法制欄を擔當する首席記者。事件の真相をどこまでも追求する、正義感にあふれた人物。
その芯の強い女性記者という顔の裡で、実は「地下鉄死體遺棄事件」を畫策した首謀者の一人でもある。
警察は、過去の「侯貴平(ホウ・グイピン)事件」における唯一の生存者であり目撃者である「李雪」の存在を捜査の過程で突き止める。しかし、ようやく探し當てたその人物は、とうに名前も過去も捨て、「張暁倩(ジャン・シャオチエン)/李雪(リー・シュエ)」として全くの別人になりすまして生きていたのだった。

