高級タワーマンションの一室で、美しきカフェ店主が遺体で発見されます。
容疑者として浮上したのは、建物の構造を熟知する警備員。
彼は被害者との間に特別な絆があったと涙ながらに語りますが、その証言には奇妙な違和感が……。
それぞれの証言が重なり合い、真実がモンタージュのように浮かび上がるミステリーサスペンスの開幕です。
「摩天楼のモンタージュ~Horizon Tower~」あらすじネタバレ1話
美しき被害者と、ちぐはぐな刑事コンビ
物語は、高級マンション摩天楼の一室で幕を開けます。
カフェのオーナーである鍾美宝(ジョン・メイバオ)が、遺体となって発見されました。
現場に駆けつけたのは、ベテラン刑事の鍾敬国(ジョン・ジングオ)と、新人の楊蕊森(ヤン・ルイセン)。
美宝は29歳。このマンションに2年ほど住んでおり、仕事が忙しく、自宅とカフェを往復するだけの静かな生活を送っていたようです。部屋には荒らされた形跡も、性的暴行の痕跡もありません。楊蕊森(ヤン・ルイセン)は顔見知りの犯行ではと推測しますが、鍾敬国は美人は恋愛トラブルに巻き込まれやすいと偏見丸出しの発言。これには楊蕊森(ヤン・ルイセン)も、すかさず差別的だと抗議します。
どうやらこのマンション、プライバシー保護を理由に廊下の監視カメラが撤去されており、捜査は難航しそうです。第一発見者は、マンションの警備員である謝保羅(シェ・バオルオ)。彼は非常に動揺しており、自分が彼女を死なせてしまったと口走っていたといいます。
涙の取り調べ室
翌日、警備員の謝保羅(シェ・バオルオ)が警察署で事情聴取を受けます。
彼は、事件当夜に住人が連れ込んだ記録にない来訪者について証言しつつ、美宝との関係を語り始めました。
彼は美宝を友人だと言います。
二人の出会いは、マンションが停電したある夜のことでした。暗闇の中、彼女の荷物を運ぶのを手伝った謝保羅(シェ・バオルオ)は、自身の身の上話を彼女に聞かせたのです。ここから語られる彼の過去は、あまりにも悲惨なものでした。
かつて彼は銀行のエリート職員で、この摩天楼に部屋を購入し、結婚も控えていました。しかし、運転中に女性と接触事故を起こしたことで人生が暗転します。被害者家族に法外な賠償金を請求され、さらに銀行の不正融資疑惑までかけられ、職も婚約者も失ってしまったのです。借金返済のためにマンションを売り払い、彼はこのビルの警備員として働くことになったのでした。
優しいハグと、崩れ落ちる信頼
全てを失った謝保羅の話を、美宝は静かに聞いてくれました。
そして彼女は、何も言わずに彼を優しくハグしたそうです。
あの瞬間、救われた気がしたと涙ながらに語る謝保羅。
その姿に、新人の楊蕊森は心を打たれ、同情の眼差しを向けます。
しかし、ベテランの鍾敬国だけは冷ややかな目を向けていました。彼は突然、楊蕊森に美宝の代わりに彼をハグしてみろと命じます。謝保羅は激しく拒絶し、彼女を侮辱するな!と激昂して部屋を出て行きました。一見すると、美宝への純粋な敬意に見える行動です。
ところが、ラストシーンで事態は急変します。楊蕊森が裏付け捜査をしたところ、謝保羅が美宝と出会ったと証言した日に、マンションで停電など起きていなかったことが判明したのです。あんなに記憶力のいい男が、日付を間違えるはずがない鍾敬国の不気味な一言で、第1話は幕を閉じます。
第1話の感想
映像が映画のように美しく、一気に引き込まれました。
最初は警備員の謝保羅に同情してしまい、なんて可哀想な人なんだとウルッときていたのですが、ラストの展開には鳥肌が立ちました。
あんなに感動的なエピソードが嘘だったとしたら、彼は一体何者なのでしょうか。
ベテラン刑事の勘はやはり鋭いですね。
美宝という女性が聖女なのか、それとも魔性の女なのか、まだ全く読めないところが最高に面白いです。
つづく

