キャスト/登場人物一覧
劉娥(りゅうが) 役
章獻明粛(しょうけんめいしゅく)皇后。宋の第3代皇帝・真宗(しんそう)の最愛の皇后であり、宋王朝初となる摂政皇太后。
蜀(しょく)の地で育った孤児だが、実は名將の血を引く末裔。聡明で機転が利き、歴史書に通じ、政事にも明るい才女である。戦亂の最中、第3皇子であった趙恆(ちょうこう/後の真宗)と運命的な出會いを果たし、戀に落ちる。
趙恆の即位を獻身的に支え、彼が病に倒れ崩御した後は、幼き仁宗(じんそう)に代わり垂簾聴政(すいれんちょうせい/御簾の後ろから政務を執ること)を行う。その統治は厳格かつ公正で、信賞必罰を徹底し、北宋初期の社會を安定へと導いた「鉄の女」でありながら、深い愛を持った國母である。
>>リウ・タオ(劉涛)出演ドラマ一覧。趙恒(ちょうこう) 役
ヴィック・チョウ(周渝民)
北宋の第3代皇帝・真宗(しんそう)。
元の名は趙徳昌(ちょうとくしょう)。即位前は襄王(じょうおう)として知られる。
劉娥(りゅうが)の獻身的な支えを得て皇位継承爭いを勝ち抜き、皇帝の座に就く。在位期間は25年に及び、その治世において農業改革や官吏制度の見直しを斷行。「鹹平の治(かんぺいのち)」と呼ばれる繁栄の時代を築き上げた、北宋屈指の名君の一人である。
寇準(こうじゅん) 役
リャン・グァンホア(梁冠華)
北宋を代表する政治家であり、詩人。字(あざな)は平仲。
その性格は剛直そのもので、皇帝に対しても恐れずに直言を繰り返したことから、太宗の信頼を勝ち取り重用されるようになった。
1004年、畢士安(ひつしあん)と共に宰相に任じられる。遼軍が南下した際には、弱腰になる朝廷內でただ一人、真宗による親徵(皇帝自らが出陣すること)を強硬に主張。その結果、宋と遼の間で歴史的な「澶淵(せんえん)の盟」が結ばれ、平和がもたらされた。しかし、その真っ直ぐすぎる性格ゆえに宮廷內の権力闘爭に巻き込まれ、晩年は不遇な左遷の憂き目に遭うこととなる。
郭清漪(かくせいい) 役
チー・シー(斉渓)
宋の第3代皇帝・真宗(趙恆)の最初の皇后。
名門・太原郭氏の出身で、父は宣徽南院使を務めた郭守文。
非常に謙虛で慎み深い性格の持ち主であり、贅沢を嫌い、質素倹約を尊ぶ人柄で知られる。
淳化4年(993年)、當時まだ襄王だった趙恆に嫁ぎ、魯國夫人、後に秦國夫人へと封じられた。趙恆が皇帝に即位すると、正式に皇后として冊立される。
趙恆との間には、悼獻太子・趙祐を含む3人の皇子をもうけたが、悲運に見舞われることとなる。宮廷內での立場や劉娥(りゅうが)との関係性の中で、彼女の苦悩と威厳が描かれる。
潘玉姝(はんぎょくしゅ) 役
チェン・ドンニー(銭冬旎)
名門武家である韓國公・潘伯正(はんはくせい)の娘。
高貴な家柄に生まれ育ったため、誇り高く奔放な性格で、愛憎の感情も激しい。しかしその一方で、思考は単純で裡表がなく、悪だくみや策略を巡らすことは苦手な純粋さも持ち合わせている。
16歳で襄王(後の真宗・趙恆)のもとへ嫁ぐが、新婚初夜から獨り寢を強いられ、夫の愛を一度も得ることができなかった。夫を一途に愛し求めながらも決して報われない現実に深く苦しみ、その孤獨と絶望が、次第に彼女の心を歪ませていくことになる悲劇の女性。
李婉児(りえんじ) 役
リウ・ツォン(劉聡)
杭州銭塘の出身。宋の第3代皇帝・真宗(しんそう)の側室であり、第4代皇帝・仁宗(じんそう)の実母。
類まれな美貌の持ち主で、當初は劉娥(りゅうが)の侍女として仕えていた。真宗の寵愛を受け、皇子・趙受益(後の仁宗)を出産するが、皇子は皇后である劉娥(りゅうが)の養子として育てられることになる。
崇陽県君、才人、婉儀と順調に昇進し、仁宗が即位した後は順容に冊封された。1032年、宸妃(しんひ)に封じられるも、病のため46歳でこの世を去る。死後、実の息子である仁宗によって皇后の位を追贈され、史書には「章懿皇后(しょういこうごう)」としてその名を刻んでいる。
文伽凌(ぶんかりょう) 役
ハン・フェイアル(韓非児)
韃靼(だったん)の部族・緹摩(ていま)部から宋へ嫁いだ和親の姫。
草原で生まれ育ち、歌や踴りだけでなく、乗馬や弓術にも長けた文武両道の女性です。かつては兄と共に戦場を駆け抜け、凱旋した経験も持つ、まさに「巾幗(きんかく)英雄(男勝りの女傑)」といえる存在。
その勇ましくも美しい姿は真宗・趙恆(ちょうこう)の寵愛を一身に集め、皇帝が自ら軍を率いる親徵の際にも、異例ながら同行を許されるほどでした。後宮では賢妃(けんひ)の位に封じられます。
蘇義簡(そぎかん) 役
ツァオ・レイ(曹磊)
宋(そう)王朝に絶対の忠誠を誓う忠臣であり、襄王(じょうおう=後の真宗)の信頼厚い策士。
爽やかで気品ある佇まいの中に、凜とした正義感を秘めている。
朝廷に潛む脅威を取り除き、皇帝の出生にまつわる秘密を守り抜くため奔走する。劉娥(りゅうが)の平穏な日々を守るためならば、自らの命さえも惜しまない覚悟を持つ男。
劉娥(りゅうが)の「母子関係」を守り、宋王朝の安定を維持するため、ある証人を消すという非情な決斷を下す。しかし、その行動が仇となり、政敵である丁謂(ていい)の謀略によって追い詰められ、最期は潔く死を受け入れる悲劇の忠臣。
王欽若(おうきんじゃく) 役
ファン・ズービン(房子斌)
保身に長けた狡猾さと、皇帝への絶対的な忠誠心を併せ持つ北宋の大臣。
真宗(しんそう)と仁宗(じんそう)の二代にわたり宰相を務めた重臣であり、朝廷內では「主和派(和平派)」の代表格として知られる。
かつて官界で失意の底にあった時、彼は起死回生を狙い、自ら鶴を調教し、「天書(天からの啟示)」を偽造し、さらには不老不死の仙丹を獻上するという奇策を用いて皇帝の歓心を買った。その執念と策略によって、見事宰相の地位へと返り咲いた人物である。
趙光義(ちょうこうぎ) 役
トゥー・メン(塗們)
宋の太祖・趙匡胤(ちょうきょういん)の弟であり、北宋の第2代皇帝・太宗。
兄である太祖の死後、遺詔(遺言書)を改竄し、自らの手で兄を死に追いやったという疑惑を抱えながら即位した冷徹な野心家。
即位後は「燕雲十六州」の奪還に執念を燃やし、契丹(遼)への北伐を敢行する。しかし、高梁河の戦いでは大敗を吃し、自身も矢傷を負うなど苦難を味わうことになる。
その一方で、在位中には北漢を滅ぼし、中國のほぼ全土を統一するという偉業も成し遂げた、功罪相半ばする複雑な人物である。
相関図
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大宋宮詞 ~愛と策謀の宮廷絵巻~相関図