前回、ノ・ゴジン代表の記憶喪失は一体どこまで本当なの?!ってところで終わって、ヤキモキした視聴者も多かったんじゃないでしょうか? 安心してください、その答え、しっかり見せてくれましたよ!

『クレイジーラブ』第 5 話 ネタバレ

まず冒頭、ゴジン代表の元秘書カン・ミンが、ゴジン代表に詰め寄られるシーンからスタート。例の「記憶喪失になった」っていうショートメール、あれ、実はゴジン代表自身がカン・ミンに送らせたものだったんですね! まさかの自作自演! IQ190の天才の前では、カン・ミンの浅知恵なんてお見通しってわけです。あっさり記憶喪失のフリを見破られたカン・ミン、慌ててひざまずいて命乞いですよ。ゴジン代表は、カン・ミンが飲酒運転で事故を起こしたこと、そしてその背後にいるであろう黒幕の存在までチラつかせて、カン・ミンを追い詰めます。いやー、ゾクゾクしますね!

場面は変わって、ゴートップ教育の新入社員説明会。そこには、ゴジン代表との再スタートを夢見るペク・スヨンも会場入り。各科の講師たちが自分の講座をアピールするも、会場の反応はイマイチ…。そんな中、満を持して登場したのが我らがノ・ゴジン代表! ライトが当たった瞬間、会場のボルテージはMAX! 足の怪我はまだ完治していないはずなのに、聴衆の心を掴むためには「座っている」のと「立っている」のでは雲泥の差があることを知っているゴジン代表は、痛みをこらえて毅然とステージに立ちます。その姿を見て、シナはすぐに車椅子をステージ袖へ。代表の右腕オ・セギ室長も「やっぱり昔と変わらないな」と、ゴジン代表のプロ意識に感心しきり。

そして始まるゴジン代表の講演が、もう圧巻! リハーサルなしとは思えない完璧なスピーチで、聴衆を完全に魅了しちゃいます。これには、ゴジン代表の記憶喪失を疑っていたマ・ウンジョン室長さえも、「本当に記憶喪失なの…?」と困惑するほど。いや、演技だってば!

オフィスに戻ると、ゴジン代表宛のプレゼントの山! シナは「みんな、この人の本性を見抜いてほしいわ…」と心の中で毒づいちゃいます。オ・セギ室長は会議のため、ウンジョン室長にゴジン代表を送るよう指示。ここぞとばかりにゴジン代表にすり寄ろうとするウンジョン室長でしたが、当のゴジン代表は華麗にスルー(笑)。

オフィスに戻ったゴジン代表、開口一番シナに「俺のスピーチ、見たか?」と。シナが頷くと、すかさずウンジョン室長が割り込んできて、またもやゴジン代表を褒めちぎり! 今夜は会食があるとのこと。記憶喪失のフリを続けるため、ゴジン代表も参加することに。

そして始まった会食の席。社員たちの気の抜けた様子を見て、ゴジン代表は内心「俺がいない間に、ずいぶんと緩みきったもんだな…」とイライラ。ウンジョン室長に挨拶を促されると、まさかの「明日、今日以上の価値を生み出せ!」発言で、一瞬にして場を凍りつかせます。慌てたウンジョン室長が「会食スタート!」と強引に仕切り直して、なんとかその場は収まりましたが…。

会食の雰囲気は和気あいあい。でも、ウンジョン室長はシナへの仕返しを諦めていませんでした! シナが麺料理を受け取ろうとした瞬間、わざとぶつかってシナに恥をかかせようとします。しかし、ここでまさかの助け舟! シナをゴジン代表の婚約者だと信じ込んでいるキム・チャベさんが、身を挺してシナを守り、ウンジョン室長を叱責! シナは慌ててチャベさんの口を塞ぎ、「次の余興を始めましょう!」と話題を逸らします。ナイス判断!

二次会はカラオケへGO! ここでもウンジョン室長は、シナにここぞとばかりにお酒を飲ませます。そして、みんなに促されてゴジン代表がステージへ。歌い始めたら止まらないものの、その歌声は…うーん、ちょっと残念な感じ(笑)。見かねたシナが伴奏をストップ! その後、シナが歌う番になると、これがまたプロ級の歌唱力! あの辛口のゴジン代表でさえ、思わず聞き惚れてしまうほど。

シナが注目されるのが面白くないウンジョン室長、またもや嫌がらせ! 伴奏をわざと止め、謝罪するフリをしてシナにさらに飲酒を強要します。そして、酔っ払ったチャベさんが、ついに「シナさんはノ・ゴジン代表の婚約者だ!」と爆弾発言! 動揺したシナは、それまで必死に抑えていた吐き気をこらえきれず…なんと、ゴジン代表の服にリバース!! あーあ、やっちゃった…。

潔癖症のゴジン代表にとって、これはまさに致命的! 怒りを通り越して、もはや無の境地。シナを家まで連れ帰ると、速攻でバスルームに直行し、全身を洗い清めます。そして、ソファでぐっすり眠りこけているシナを見て、怒りが再燃! 電話で誰かに「あいつを道端に捨ててこい!」と冷酷な指示を出すのでした…。シナ、ピーンチ!

そんな中、ゴジン代表のマンションの階下に、なんとペク・スヨンが引っ越してきます。新しい隣人への挨拶と称して、手作りケーキを持ってゴジン代表の部屋を訪れるスヨン。しかし、ゴジン代表がケーキを受け取り損ねてしまい、お皿は床に落ちて粉々に。破片を拾おうとしたゴジン代表は、手を切ってしまいます。するとスヨンは、まるで二人が初めて出会った時のように、自分のハンカチでゴジン代表の手当てをするのでした…。これは、新たな恋の予感…? それとも…?

そしてラスト、衝撃のニュースが! カン・ミンが警察に自首し、ゴジン代表を車で轢いたことを認めたのです。そのニュースを見たゴジン代表は、事故の夜の記憶を断片的に思い出します。カン・ミンが立ち去った後、もう一人、別の男が倒れている自分を見に来ていたこと、そして、その男が着けていた腕時計を…。

『クレイジーラブ』第5話 感想

『クレイジーラブ』第5話、今回も目が離せない展開でしたね。ノ・ゴジン代表の記憶喪失の演技は、周囲の人間を巧みに操っていて、その知略には舌を巻きました。特にカン・ミンを追い詰める場面は、彼の冷徹さが際立っていました。

一方で、シナが巻き起こすドタバタ劇には思わず笑ってしまいました。特に会食やカラオケでの出来事は、彼女の不運さと、それに対するゴジン代表の潔癖症ぶりがコミカルに描かれていて楽しかったです。マ・ウンジョン室長の執拗な嫌がらせも、物語の良いスパイスになっていますね。

また、ペク・スヨンの登場は、今後の人間関係に新たな波紋を投げかける予感がします。彼女の行動一つ一つに何か裏があるのではないかと勘繰ってしまいます。

そして、ラストのカン・ミンの自首と、ゴジン代表が思い出した事故現場のもう一人の男の存在。これにより、物語のサスペンス要素が一気に深まりました。コメディとシリアスな謎解きが絶妙に絡み合い、非常に見応えのあるエピソードだったと感じます。

つづく