ついに、ついに帰ってきましたね!『7人の脱出 シーズン2-リベンジ-』!初回からもうエンジン全開、息つく暇もない怒涛の展開で、テレビの前で「えええ!?」って叫んじゃった人も多いんじゃないでしょうか?あの衝撃的なシーズン1のラストから数ヶ月…我らがミン・ドヒョクが、地獄の淵から這い上がり、壮絶な復讐計画の第一歩を踏み出しました!

『7人の脱出 シーズン2-リベンジ-』第1話 あらすじ・ネタバレ

さあ、さっそく第1話の気になる内容を、ネタバレありで振り返っていきましょう!

冒頭、謎の人物がパン・ダミちゃんの幼い頃のビデオを観ているシーンからスタート。学校の演劇コンクール、小学校の入学式…そして、彼女がKによって殺される瞬間の未編集映像まで…。この人物、一体誰なんでしょうね?映像を見ながら涙を流しているようにも見えましたが…。不気味な幕開けです。

場面は変わって、我らがカン・ギタクが慌てて病院へ!そう、ミン・ドヒョクが数ヶ月ぶりに意識を取り戻したんです!もう、この再会のシーンは涙なしには見られませんでしたよね。イ・フィソの死、そしてあの夜、屋上で6人に裏切られ、マシュー(K)を選んだ彼らを見送るしかなかった絶望…。ドヒョクとギタクの熱い抱擁に、胸が締め付けられました。

病院を後にしたドヒョクは、叔母のシム・ミヨンと再会。ギタクから、マシューとその手下たちの悪行三昧を聞かされます。イ・フィソになりすまし、世界中の政府のコンピューターをハッキングして情報を操作。クム・ラヒの協力もあって、マシューは「真実のために戦う英雄イ・フィソ」として世間を欺き続けていたんです。許せない!しかも、バン会長の財産を横取りし、ドヒョクを連続殺人鬼シム・ジュンソクに仕立て上げて指名手配…どこまで腐ってるんだ、マシュー!

ミヨンはドヒョクに新しい身分と資金を提供し、ソンチャングループを取り戻して両親の仇を討つよう懇願しますが、ドヒョクはこれを拒否。「正々堂々とマシューとその手下に復讐し、ソンチャングループを自分の力で再建する」と固く誓います。ただ、ミヨンにはソンチャングループの子会社はマシューに渡してもいいが、「S-talk」だけは手放さないようにと指示。これが、マシューの操る最強AI「ルカ」や「TIKITAKA」に対抗する武器になる、と。ドヒョク、冷静かつ大胆!

そして、ここで新キャラ登場!韓国へ向かう飛行機の中、ファン・チャンソンなる人物が…。一体どんな役割を担うのか、気になりますね!

一方、マシューとクム・ラヒは手下たちに新たな指示。それぞれに500万ドル(約7億円!?)の小切手を渡す太っ腹ぶりですが、ヤン・ジンモは内心、行方不明の娘ハナを見つけるまではマシューに従うフリをしている様子。マシューはジンモにソウル市の政務副市長になること、そしてミョンジと偽装結婚して完璧な家庭を演じるよう命令。うわぁ、ドロドロしてきましたね…。

ジンモは、亡きノ会長夫人の「ハナを見つけて」という最期の言葉を思い出し、小切手を破り捨てます。その頃、チョルウとジュランは高級レストランで浪費しつつも、「金はあっても自由がない、マシューの奴隷だ」と虚しさを感じていました。そしてモネは、ドヒョクを裏切った夜のことを思い返し、「生き残るためだった」と自分に言い聞かせますが、苦悩の色は隠せません。こっそり母とハナの様子を見に行き、母にハナを手放すよう説得しようとしますが、逆に突き放されてしまいます。

ドヒョクとギタクは、ミヨンが用意した新たな隠れ家へ。そこはなんと、イ・フィソの父親が経営していた古い電器修理店でした。彼らの最初の任務は、イ・フィソが残したフラッシュドライブのパスワード解読。そしてドヒョクは、翌日の夜10時にマシューの別荘に忍び込み、ルカに直接アクセスするという大胆な計画を立てます!

ジンモとミョンジはウェディングフォトを撮影し、偽装結婚生活をスタート。その裏で、マシューはラヒに「ジンモはいつか裏切るかもしれない」と不安を漏らします。ラヒは「ミョンジは子供のためなら何でもする女よ」と答えますが、マシューはすかさず「自分の娘を殺したお前とは違うな」と強烈な皮肉!ラヒは顔色一つ変えませんが、内心はどうだったんでしょうか…。

そんなラヒに、運命の転機が訪れます。以前、TIKITAKAのオフィスが警察に家宅捜索された際にこっそり持ち出していたハードドライブを発見。そこには、マシューがイ・フィソを利用する計画、そして、ダミが殺される瞬間の衝撃的な映像が!ジュンソク(K)はダミに「実の母であるラヒを殺す許可をくれれば助けてやる」と持ちかけますが、ダミはそれを拒否し、命乞いをしながら殺されたのです…。

この事実を知ったラヒは、罪悪感に苛まれ自殺を図ろうとしますが、ダミの養母の幻影が現れ、「マシューを殺して」と告げられたかのように感じ、復讐を決意!すぐにマシューの別荘へ向かいます。

別荘では、まさにドヒョクとギタクがルカにアクセスしようとしている真っ最中!ラヒは二人が生きていることを喜びますが、そこにマシュー一味が到着!ラヒはとっさに花瓶を割り、二人に危険を知らせ、自らおとりとなってマシューたちを引きつけます。沼地で罠にかかり負傷しながらも、なんとか逃げ出し、とあるクリニックの前で倒れてしまいます。ドヒョクとギタクは、誰かが助けてくれたことに気づきつつも、隠れ家へ。

ラヒは「マシューを殺すためにもう少し時間が欲しい、人間として死にたい」と祈りながら意識を取り戻します。クリニックの男性に助けられ、足の治療を受けますが、病院へ行くことを拒否し、「ダミにしたことへの罰だ」と足の切断を受け入れます。手術は成功し、人里離れた場所で療養中に、なんとハナと再会!これは一体どういうこと!?

その頃、ミシェルが自殺未遂!ドヒョクが間一髪で助けます。彼女は、ダミのために作っていた映画がマシューのプロパガンダに利用されていることに絶望していました。ドヒョクは「マシューを倒すのは計画的なプロセスだ。映画製作を続けろ、君の力が必要だ」とミシェルを説得。マシューの「イ・フィソとしての人生」を悪夢に変える計画のようです。

マシューはナムチョルからラヒが帰国したと聞き、彼女の家へ。別荘侵入犯がラヒではないかと疑い、足の怪我を確認しようとしますが、ラヒは毅然とした態度で歩いてみせ、マシューの追及をかわします。でも、マシューはまだ疑っている様子…。

ここから、ドヒョクとラヒの孤独な戦いが始まります。ドヒョクはゼロからコーディングを学び、ラヒはKの前で弱みを見せないよう、山中で歩行訓練を重ねます。この二人の執念、凄まじい!

そしてついに、ドヒョクがルカのファイアウォールを突破し、ソースコードへのアクセスに成功!しかし、Kは新たな保護機能を設定していました。72時間以内にシステムにログインしないと、ルカが世界中のコンピューターを攻撃するというのです。ドヒョクは、ルカを止めるにはマザーボードから直接ログインするしかないと考えます。

そんな中、ミシェルが「イ・フィソ会長のドキュメンタリーを撮りたい」と提案。K(マシュー)は渋りますが、ミシェルは「Kが逃亡中で、世間から忘れられるのが怖いから」と巧みに誘導。ラヒもこれがKをカメラの前で暴露する計画だと察し、ミシェルを後押し!ダミの父としての体面を保たなければならないKは、ドキュメンタリー制作を承諾せざるを得ませんでした。してやったり!

ラヒはミシェルを送り出した後、TIKITAKAスタジオへ向かうモネとすれ違います。「最初に暴露するのはお前だ」と心に誓うラヒ。一方のモネも、「母に再会するまでは何をしてでも生き残る」と決意を新たにするのでした。

ラストシーン。ラヒは一人、ダミの子供時代の映像を再生しています。そして、ドヒョク、ギタク、ミヨン、ミシェルは、Kによって命を奪われた愛する人々の写真が飾られたギャラリーにいました。「それぞれの役割を果たすまで」と、彼らは静かに、しかし固い決意を胸にその場を後にします。ギタクは「ドヒョクを必ず復活させる」と誓い、Kが犯した罪の代償を払わせるまで、共に戦い抜くことを誓うのでした…。

『7人の脱出 シーズン2-リベンジ-』第1話 感想

待望のシーズン2、その初回は期待を裏切らない濃密な人間ドラマと、これから始まるであろう壮絶な復讐劇の序章を見事に描き切っていました。

まず、ミン・ドヒョクの復活と、彼の揺るぎない復讐への意志が物語の大きな推進力となることを改めて感じさせました。彼が安易な手段を選ばず、正々堂々とマシュー(K)に立ち向かおうとする姿には、困難な道を選んだ彼の覚悟が滲み出ており、思わず引き込まれます。

そして、今シーズンの大きな鍵を握りそうなのがクム・ラヒの変貌でしょう。娘ダミの死の真相を知り、絶望の淵からマシューへの復讐を決意するまでの葛藤は、見ていて胸が痛みました。彼女がドヒョク側につくのか、それとも別の道を歩むのか、その動向から目が離せません。

一方で、マシューの悪辣ぶりは相変わらずで、彼の策略によって翻弄されるキャラクターたちの苦悩も丁寧に描かれていました。特にヤン・ジンモやモネが抱える罪悪感や葛藤は、物語に深みを与えています。

新たな登場人物や、ルカという強大なシステムの存在も、今後の展開にどう絡んでくるのか興味深いです。初回から多くの伏線が張られ、それぞれのキャラクターが抱えるドラマが複雑に絡み合い始めた印象で、今後の展開をじっくりと見守りたいと思わせるに十分な内容でした。

つづく