『7人の脱出 シーズン2-リベンジ-』最終回・第16話 あらすじネタバレ

Kの壮大な計画は打ち砕かれるのか?TIKITAKAでの最終決戦!

最終回の幕開けは、ミン・ドヒョクがTIKITAKAに乗り込む少し前のシーンから。チョルウとジュランが検問で警察と一触即発!「上司の命令に盲目的に従うな!」「ミン・ドヒョクは無実だろ!」って、彼らの正義感が爆発してましたね。6年前のダミ事件の過ちを繰り返すなと訴える姿には、グッときました。

一方、TIKITAKAでは、10億ドルファミリーが華々しくテープカット。そして、いよいよKが登壇し、一大プロジェクト「カゴクプロジェクト」の青写真を公開…のはずが!ここで動いたのがミョンジ!ドヒョクのPCを手に、タイミングを見計らってスクリーンに映し出したのは、なんと10億ドルファミリーがジンモ殺害の罪をドヒョクになすりつけようと企む会議の録画映像!

会場騒然!記者たちから説明を求められるも、首相は「我々とは無関係だ」と逃げようとしますが、そこに「誰も部屋から出すな!」とドヒョクが颯爽と登場!待ってました!

TIKITAKA記者会見場、怒涛の暴露合戦!

ドヒョクは10億ドルファミリーに「どうやってヤン・ジンモを殺したのか説明しろ!」と詰め寄ります。検事総長が警察を呼び寄せ、ドヒョクはあっという間に包囲されちゃいますが…ここで一人の記者が機転を利かせて密かにライブ配信を開始!真実が白日の下に晒されることを願って!ジュランとチョルウも駆けつけ、ドヒョクはKに「目撃者なんだろ?どうやってジンモを殺したか説明しろ」と迫ります。

Kは「ジンモは死んで火葬された。だから俺が何を言っても矛盾は出ない」と、ドヒョクが残忍にジンモを殺し、目をえぐり出したと、芝居がかった口調で主張。さらに首相まで「ドヒョクはチャンソンも殺した!警察は彼が独房から脱走してチャンソンの家に侵入する映像も持っている!」と追い打ちをかけますが…その頃、モネが警察署でチャンソン殺害を自供し、指紋付きの血まみれのナイフを証拠として提出していたとは、夢にも思わないでしょうね!ザマァ!

ドヒョクは「なぜ罪を犯していない俺が証拠を出す必要がある?」と大衆に訴えかけ、パン・ダミ事件の犯人がまだ罰せられていないことを改めて指摘。そして、首相とKの間の私的な会話を暴露!これには10億ドルファミリーも激怒し、警察に逮捕を命じますが、チョルウ、ジュラン、ミョンジを含む記者たちがドヒョクを守り、「彼に指一本触れさせない!」と立ちはだかります。カッコよすぎ!

その間、カン検事は上司にKの逮捕状を請求し、承認を得ます。サン刑事を拘留所から出し、TIKITAKAへ向かう準備を整えます。

ミン・ドヒョクはKの前に立ち、「もう一度聞く。俺がジンモを殺して目をえぐり出すのを見たのか?」と問い詰めます。Kは「見た。ジンモの叫び声がまだ聞こえるようだ」と大嘘を重ねますが…その瞬間、ドアが開き、ミヨンとカン・キタクに付き添われてヤン・ジンモが登場!生きてる!しかも、目もちゃんとある!K、顔面蒼白!彼の嘘が、そしてそれ以上の悪事が暴かれる瞬間でした。

記者会見場の全員、10億ドルファミリーまでもがKに説明を求め、彼はついにブチ切れ!近くの警官から銃を奪い、記者たちや周囲の人々に向けて乱射し始めます!もうメチャクチャ!

ジンモはなぜ生きていたのか?驚愕の救出劇!

フラッシュバックで明かされるジンモ生存の真相。ジンモの車がクラッシュした後、ドヒョクは救急車で彼を病院へ搬送中、ミヨンから電話を受けます。ミョンジの心臓ドナーが別に見つかったこと、そして彼女のアシスタントが待つソマン病院へ急ぐよう指示されます。ドヒョクとアシスタントは、Kの手下の監視の目を欺く計画を実行。医師はドヒョクに、脳死と判定された患者がおり、心臓移植の準備ができたと伝えます。

Kのアシスタントは、この脳死患者がジンモだと誤認し、Kに報告。心臓搬送の際、ミヨンのアシスタントがドナーの名前の札をジンモのものにすり替え、さらに霊安室の係員を装い、ジンモに見せかけた別の遺体をKの手下に見せます。手下はそれを写真に撮りKに送り、ジンモ死亡を確信させたのでした。頭脳戦!

一方、ジンモはソマン病院の個室にいましたが、心臓に残った破片を全て取り除くことができず昏睡状態。手術に耐えられる状態ではなかったため、彼の目覚めは強い意志と天の奇跡にかかっていました…そして、彼は帰ってきたのです!

K逮捕後、社会はどう変わった?

Kの逮捕後、政府はKの犯罪を調査するための委員会を設置し、「セーブ」を閉鎖。メディアの腐敗も一掃されました。10億ドルファミリーと特定された政府高官たちは辞任し、偽ニュースを防ぐための新法「パン・ダミフェイクニュース防止法」が可決されました。少しはマシな世の中になったかな?

K、哀れな悪党の末路

逮捕後、Kはルカをハッキングし、全国のインターネットデバイスとスクリーンを乗っ取って、何らかの暴露をしようとカウントダウンを開始。カン検事が取調室に駆け込み、Kにログインさせようとしますが、彼は「一人では終わらない。国中の人々の秘密を暴露してやる」と強気。ミン・ドヒョクにも止められないと豪語し、最後の10秒カウントダウンを誇らしげに見つめます。しかし!ルカはKの期待通りには機能しませんでした。それどころか、ルカはイ・フィソがフェイクニュースを止め、娘のパン・ダミのような犠牲者を二度と出さないために作ったものだと明らかにしたのです。

ルカは、Kが人々のDNAを収集し脅迫しようとしたこと、そして彼らの知らないうちに個人情報を収集したことを暴露。実はミン・ドヒョクがKとルカを切り離しており、AIはもはや彼の命令を聞かなかったのです。そしてルカは、Kのデータ以外の全てのデータを削除し、シャットダウン。Kは完全に孤立無援となり、ルカにまで見捨てられた痛みで泣き叫びます。自業自得とはいえ、ちょっとだけ…いや、やっぱり同情できない!

Kの判決は逮捕から3ヶ月後。彼は裁判官に最終陳述の機会を求め、ハナを利用して「父親になる機会が必要だ」と減刑を訴えようとしますが、その言葉はカン・キタクを激怒させます。しかし裁判官はKの魂胆を見抜き、反省の色がないどころか最後まで大衆を操作しようとする態度にさらに憤慨。Kの最終陳述を裁判記録から抹消するよう命じ、記者にも報道しないよう指示。そして、Kに死刑を宣告し、控訴も許さないと断言しました。スカッとしましたね!

刑務所内で、Kはハナに面会させようと手紙を書き続けます。ハナを利用して何とか窮地を脱しようと企んでいましたが、最後はキタクとドヒョクの手によって、足と心臓を撃ち抜かれ、そして彼がラヒ、ダミ、イ・フィソ、パン・ダミの養母、ミン・ドヒョクの家族にしたのと同じように、火をつけられて絶命しました。まさに因果応報。

チョルウとジュラン、それぞれの10年後

Kの銃乱射の際、撃たれたチョルウは病院で息を引き取ります。死の間際、ジュランに「最高のママになって、子供を頼む」と言い残し、自分の罪を償い、イ・フィソへの借りを返せたと感じていました。泣ける…。10年後、ジュランは息子と共にチョルウの遺影が飾られた棚を訪れ、ここ数年の生活について語りかけます。

ジュランはダミ殺害に関与した罪で数年間服役し、現在は助産師として働いています。突然破水した妊婦を助けながら、「ダミとハナにしてしまった過ちへの償いとして、母子ともに安全であるよう常に全力を尽くしている」と語る姿に、彼女の成長を感じました。

ミョンジとジンモ、そして子供たちの10年後

10年後、ミョンジとジンモは田舎で食堂を経営。フィリップ、エリカ、ハナは高校生になっています。エリカとハナが、ハナが誰かの彼氏を誘惑したと主張する他の女子生徒たちと喧嘩になり、フィリップが学校に呼び出される一幕も。実はその彼氏が遊び人で、ハナに言い寄って断られた腹いせに話をでっち上げたのでした。

女子生徒たちはハナに「養子で母親も知らないくせに」と心無い言葉を浴びせ、フェイクニュースを最も嫌うエリカが激怒して喧嘩に。ミョンジが学校に呼ばれ、娘たちの髪を一緒に編んで罰を与え、そのまま家まで歩かせるという、ちょっとユニークなお仕置き(笑)。家に帰ると、ミョンジとジンモの幸せそうな家族の姿が。彼らも数年間服役し、罪を償ったんですね。

ハン・モネ、過去と向き合い、そして…

チャンソンを殺害し、6年前にダミを陥れた元凶であることを自供した後、モネは5年間服役。出所後、彼女は世間から姿を消し、Kから守るためにハナと一緒に隠れ住んでいた母親の世話をしていました。ある日、花を摘んでいる最中にモネの母親が崖から落ちてしまい、モネが病院へ運んだことで、ネットに投稿された写真から彼女の居場所が世間に知られてしまいます。

彼女は「殺人鬼」「子供を捨てた」と世間から激しい非難を浴びます。数日後、アルツハイマー病を患い、ハナのことしか覚えていなかった母親が安らかに眠りにつきます。モネはハナに電話で母の死を伝え、「やっと手放せる気がする」と話します。その言葉に、モネが自ら命を絶つのではないかと心配したハナは、ドヒョクに連絡します。

ミン・ドヒョク、全てを終えて

ミン・ドヒョクは汚名を晴らし、Kと10億ドルファミリーを打ち破りました。彼はルカを取り戻し、イ・フィソがなぜAIを創ったのかを世界に伝えました。ソンチャングループのCEOとして10年間働いた後、会社が安定したのを見届けて引退。会社はカン・キタクと、今や恋人同士となった叔母のシム・ミヨンに任せます。モネの居場所を知り、彼女を心配するハナからの電話を受け、ドヒョクはハナを迎えに行き、一緒にモネを探しにサンピョンへ向かいます。

感動のラストシーン!涙の再会

ミン・ドヒョクとハナはサンピョンに到着し、モネを探しますが、彼女は家を留守にしていました。二人は別々の方向に分かれて彼女の名前を呼びます。森の奥で母親の墓に供える花を探していたモネは、ハナが自分の名前を呼ぶのを聞き、声のする方へ急ぎます。

モネは泣きながら「あなたのせいじゃない、生きていて」と言うハナを見つけます。ハナは振り返り、モネの姿を認めると、彼女の胸に飛び込み、初めて「ママ」と呼び、「すごく会いたかった」と涙ながらに伝えます。ドヒョクが到着し、母と娘の涙の再会を微笑んで見守るシーンで、物語は幕を閉じました。いやー、最後は本当に感動しましたね!

『7人の脱出 シーズン2-リベンジ-』最終回・第16話 感想

特に印象的だったのは、K(マシュー・リー)の徹底的な断罪です。彼の悪行の数々が白日の下に晒され、法廷では死刑判決が下されました。最後はミン・ドヒョクとカン・キタクの手によって、彼が多くの人々を手にかけたのと同じ方法で最期を迎えるという結末は、強烈な因果応報を感じさせました。彼の最後まで反省の色を見せない態度は、悪役としてのキャラクターを一貫していたと言えるでしょう。

他の登場人物たちも、それぞれの罪を償うために服役し、10年後という形で新たな人生を歩み始める姿が描かれました。ヤン・ジンモとコ・ミョンジが家族として穏やかに暮らしていたり、チャ・ジュランが亡きナム・チョルウを思いながら息子と生きていたりする様子は、彼らが過去の過ちと向き合いながらも前に進もうとする意志の表れだと感じました。

ハン・モネと娘ハナの再会のシーンは、このドラマの数々の過激な展開の中で、一筋の光が差すような感動的な場面でした。母親の死を乗り越え、ハナと心を通わせることができたモネの姿は、彼女なりの贖罪と救いになったのかもしれません。

もちろん、シーズン1から続くあまりにも現実離れした展開や、ご都合主義的な部分がなかったわけではありません。しかし、それらも含めてこのドラマの持ち味であり、最後まで視聴者を引き込む力があったのではないでしょうか。パン・ダミ事件を発端とした長い復讐劇は、それぞれのキャラクターが自身の罪と向き合い、未来へと歩み出すという形で幕を閉じました。全体として、善悪の報いや人間の再生といったテーマを、極端な設定の中で描ききった作品だったと言えるでしょう。

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