いやー、ついに始まりましたね!大型時代劇『太宗(テジョン)イ・バンウォン~龍の国~』。初回からもう、息つく暇もないほどの展開で、画面に釘付けになっちゃいました!さすが、韓国時代劇のスケールは半端ないって感じです。

太宗(テジョン)イ・バンウォン~龍の国~ 第1話ネタバレ

物語は、すでに王座について長年の月日が流れたイ・バンウォン(チュ・サンウク)が、息子の世子に王位を譲ろうとするところから始まります。でもね、これが意外!大臣たちはもちろん、当の世子まで「とんでもない!」とばかりに猛反対。必死にバンウォンを引き留めるんですよ。バンウォン自身は、「わしは一生で罪を重ねすぎた…」なんて、自分の過去を悔いている様子。親である自分すら信用できない子供たちのことを思い、「お前こそは良い君主になって、わしの汚名をそそいでくれ」と世子に託すシーンは、もうね、胸が締め付けられました。彼の背負ってきたものの重さがズシンと伝わってきます。

そして、物語は一気に過去へ!そう、すべての始まりとも言える「あの事件」へと遡ります。

高麗末期、イ・ソンゲ(キム・ヨンチョル)は、息子のイ・バンウ、イ・バングァと共に威化島(ウィファド)へ出兵していました。ところが、現地の天候は最悪。これじゃ戦にならん!と、高麗第32代王であるウ王に「退兵させてください!」と奏上するんですが、このウ王がまた食えない奴でしてね…。

実はウ王、イ・ソンゲの長男イ・バンウと次男イ・バングァを開京(ケギョン)で人質として捕らえていたんです。「息子の命が惜しければ、イ・ソンゲも逆らえまい」と高を括って、退兵の許可なんて出す気ゼロ!「何が何でも進軍せい!」の一点張り。ひどい話ですよね。

イ・ソンゲは悩みます。二人の息子の命か、それとも多くの兵士たちの命か…。苦渋の決断の末、彼は「こんな無駄な戦いで兵士たちを死なせるわけにはいかん!」と、王命に背いて退兵することを決意!そして、開京に残る三男イ・バンウォンに「すぐに避難しろ!」と知らせるために使者を送ります。さらに、二人の夫人(バンウォンの実母ハン氏と継母カン氏)の保護も指示。

しかし、運命のいたずらか、バンウォンへの使者は道半ばで殺されてしまうんです!これにはイ・ソンゲも肝を冷やしたでしょうね。「まさかバンウォンまで…」と。

一方、その頃、開京で官吏をしていたイ・バンウォン。父イ・ソンゲが謀反を疑われているという不穏な知らせを耳にするや否や、その頭の回転の速さたるや!「これはヤバい!」と即座に自宅へ駆け戻り、使用人たちを解散させます。そして、身重の妻ミン氏には「すぐに実家へ戻って身を隠せ!」と指示。自分は二人の母を救い出すために奔走するんです。この行動力、さすが後の太宗!

妻のミン氏もまた、ただ者じゃありませんでした。実家に戻るやいなや、父と兄に「家中の武器をすべて隠してください!もし父上(イ・ソンゲ)が敗れれば、私たち閔家もただでは済みません。一族郎党、皆殺しですよ!」と進言。彼女の先見の明と度胸、そして夫を支える強い意志には感服です。ミン氏の父兄も「確かにその通りだ!」と、すぐに武器を隠しました。

イ・バンウォンは危険を顧みず、実母ハン氏(イェ・スジョン)、そして継母カン氏とその子供たちを救出に向かいます。この時、カン氏の末息子でまだ幼いイ・バンソク(キム・ジンソン)が歩けないのを見て、なんとバンウォンが背負って逃げるんですよ!これには継母カン氏も心を打たれたんでしょうね。「これからは、あなたのことを実の息子だと思って接します」と感謝の言葉を伝えるシーンは、複雑な家族関係の中に一筋の光が見えたようで、ちょっとジーンとしました。

さて、王宮ではウ王がイ・ソンゲの抗命を知って激怒!「人質のイ・バンウとイ・バングァを処刑しろ!」と命じますが、時すでに遅し。二人はとっくに逃げ延びていたんです。ウ王、完全に読みが外れましたね(笑)。

怒り心頭のウ王は、忠臣チェ・ヨン将軍(ソン・ヨンデ)に守られながら逃亡。「いつか必ずイ・ソンゲ一家を根絶やしにしてやる!」と復讐を誓います。そしてチェ・ヨン将軍は、イ・ソンゲ軍の開京入りを阻止すべく、大軍を率いて布陣。いよいよ両軍の激突か!?という緊迫した状況に。

その頃、イ・バンウォンと二人の母親たちも、ついに官兵に見つかってしまいます!まさに絶体絶命のピンチ!「ここまでか…!」と思った瞬間、第1話は幕を閉じます。いやー、もう続きが気になって仕方ない!初回からこんなにハラハラさせてくれるなんて、さすが『太宗イ・バンウォン』、期待を裏切りませんね!

『太宗(テジョン)イ・バンウォン~龍の国~』第1話は、冒頭で描かれる晩年のイ・バンウォンが抱える苦悩と、そこから遡る壮大な物語の序章として、非常に見応えがありました。特に、国家の命運を左右する威化島回軍という大きな歴史的事件の中で、父イ・ソンゲの苦渋の決断、そして若きイ・バンウォンが見せる機知に富んだ行動力と家族への深い情愛が印象的です。妻ミン氏の聡明さも光り、彼女の存在が今後の物語にどう影響していくのか注目されます。登場人物たちの複雑な心情が丁寧に描かれ、息をのむような緊迫した場面の連続に引き込まれました。ラストは絶体絶命の状況で終わり、物語の先行きから目が離せません。

つづく