太宗(テジョン)イ・バンウォン~龍の国~ 第2話ネタバレ

危機一髪!バンウォン、継母カン氏とまさかの共闘!

前回のラスト、官兵に囲まれて絶体絶命のピンチだったイ・バンウォン(チュ・サンウク)。そこに現れたのが、なんと継母のカン氏(イェ・ジウォン)!バンウォンを助けるために、彼女も剣を抜いて戦うんですから、もうビックリ!普段はバンウォンと微妙な関係のカン氏ですが、この緊急事態にはそんなこと言ってられませんよね。二人は力を合わせて官兵を蹴散らし、九死に一生を得ます。

カン氏はバンウォンに「逃げるだけじゃダメ!お父様(イ・ソンゲ)を助けに行きましょう!」と提案。さすがは女丈夫、肝が据わってます!バンウォンもその言葉に奮い立ち、二人の母(実母とカン氏)と幼い弟たちを連れて、父イ・ソンゲ(キム・ヨンチョル)のいる開京へと向かう決意をします。このバンウォンの行動力、そして家族を守ろうとする強い意志には、本当に胸が熱くなります!

父との再会、しかし芽生える兄弟の確執…

一方、開京ではイ・ソンゲと高麗の重臣チェ・ヨン(ソン・ヨンデ)が一進一退の攻防を繰り広げていましたが、ついにチェ・ヨンが敗れて捕らえられます。これで一安心…と思いきや、物語はそう単純じゃありません。

戦に勝利したイ・ソンゲは、長男イ・バンウ(オム・ヒョソプ)と次男イ・バングァ(キム・ミョンス)の無事を確認し、さらにバンウォンが二人の夫人と幼い息子たちを連れて駆けつけたことに大喜び!家族が再会し、喜びを分かち合うシーンは、束の間の癒やしでしたね。

しかし、宴席でバンウォンが「父上、私も共に戦わせてください!」と願い出ると、イ・ソンゲはこれを拒否。「お前は学問の道に進め」と。これにはバンウォンも納得がいかない様子。そして、兄たちは兄たちで「父上は昔から頭の良いバンウォンばかり可愛がっている」と不満を漏らす始末…。あぁ、早くも兄弟間に不穏な空気が漂い始めましたよ。この先の骨肉の争いを予感させる、なんとも言えないシーンでした。

王宮の陰謀!イ・ソンゲの汚名返上と、ウ王の逆襲計画

イ・ソンゲは、腹心のチョン・ドジョン(イ・グァンギ)やチョン・モンジュ(チェ・ジョンファン)らと今後の国政について協議します。まずは、ウ王(イム・ジギュ)に詔書を書かせ、イ・ソンゲにかけられた謀反人の汚名をすすぎ、民心を安定させることが急務。追い詰められたウ王は、屈辱に耐えながらもイ・ソンゲを功臣と称える詔書を書き、チェ・ヨンを流罪に処します。ウ王は「もっと早くチェ・ヨンの言うことを聞いて、イ・ソンゲを排除しておけば…!」と激しく後悔しますが、時すでに遅し。しかし、このまま黙って引き下がるウ王ではありません!彼は密かに王族を集め、イ・ソンゲ一族を抹殺する恐ろしい計画を企て始めるのです…。ひぃぃ、怖い!

バンウォンの鋭い洞察力!家族を守るための孤独な戦い

そんなウ王たちの不穏な動きに、いち早く気づいたのが我らがバンウォン!彼は兄たちに「王たちが何か企んでいます!警戒すべきです!」と警告しますが、兄たちは「お前は考えすぎだ」と全く取り合ってくれません。もどかしい!結局、バンウォンは妻のミン氏(パク・ジニ)と協力し、自らの手で家族を守ることを決意します。この夫婦の絆、そしてバンウォンの先見の明と行動力には、本当に感服させられます。

その後、ウ王の企みは露見し、彼は王位を廃されて江華島へ流されることに。そして、イ・ソンゲの戦友であるチョ・ミンス(パク・サンジョ)らの推挙により、なんとウ王の9歳の息子が新たな王として即位するのです!えええ!?まさかの展開!高麗の未来は一体どうなってしまうのでしょうか…。

父を王へ!バンウォンの決意と、父ソンゲの想い

事態がここまで来ると、カン氏もミン氏も「イ・ソンゲ様が王にならなければ、私たち一族の命が危ない!」と悟ります。彼女たちは協力してイ・ソンゲを王位に就かせようと動き始めます。そして、バンウォンもまた同じ考えを抱き、父を王座に据えるために奔走しようとします。

しかし、父イ・ソンゲは、息子バンウォンに自分と同じような血塗られた道を歩んでほしくないと願っていました。父としての深い愛情が感じられますが、歴史の大きなうねりは、彼らの想いを飲み込んでいくのでしょうか…。

再び迫る暗殺の影!バンウォン、まさかの情報源から危機を知る!

廃位されたウ王は、まだ諦めていませんでした!彼は再びイ・ソンゲ暗殺を計画。朝廷の役人であるクァク・チュンボが信頼できると考えたウ王は、刺客たちにクァク・チュンボの協力を得て、祭りの喧騒に紛れてイ・ソンゲの屋敷に侵入し、暗殺するよう命じます。

しかし、ここでまたもや予想外の展開が!なんと、そのクァク・チュンボが密かにバンウォンに接触し、「イ家が刺客に狙われています。お気をつけください」と警告するのです!ええええ!?一体どういうこと!?クァク・チュンボの真意は?そして、バンウォンはこの危機をどう乗り越えるのか!?

『太宗(テジョン)イ・バンウォン~龍の国~』第2話 感想

いやはや、第2話も本当に見応えがありましたね!イ・バンウォンの機転と行動力には、ますます引き込まれます。特に、普段は距離のある継母カン氏と手を組んで危機を脱する場面は、彼の柔軟性と度量の大きさを感じさせました。

父イ・ソンゲとの再会の喜びも束の間、兄弟間の微妙な空気や、父から戦への参加を許されないバンウォンの葛藤が描かれ、早くも人間ドラマの深みを感じさせます。王宮の陰謀渦巻く中で、バンウォンがいち早く危機を察知し、妻ミン氏と連携して立ち向かう姿は頼もしい限り。彼が歴史の表舞台へと駆け上がっていく予兆がひしひしと伝わってきました。

イ・ソンゲを王に擁立しようとする周囲の動きと、それに対するバンウォンの強い意志、そして父ソンゲの息子を思う複雑な心情が交錯し、物語に一層の厚みが増しています。最後の最後で、まさかの人物から暗殺計画がもたらされる展開には、思わず息を呑みました。高麗末期の激動の時代を背景に、それぞれの思惑が絡み合い、目が離せない展開が続きますね。

つづく