韓国ドラマ「労務士のノ・ムジン」あらすじネタバレと感想

ストーリー

主人公のノ・ムジン(チョン・ギョンホ)は、歴史意識も社会意識もなく、ただオフィスの家賃を稼ぐことだけを目的に働く生計型の労務士だ。ある日、労働現場の調査中に不慮の事故に遭い、生死の境をさまよう。幸いにも一命を取り留めたムジンだったが、その時からなんと幽霊が見えるようになってしまう。

実はムジンは、生死をさまよっている間に幽霊のボスとある契約を交わしており、その結果、陰陽眼と霊能力を授けられていたのだった。彼の新たな使命は、「死んでも死にきれない」無念を抱えた労働者の幽霊たちのために、企業から補償を勝ち取り、正義を実現すること。

そんなムジンの特異な能力と使命を知った義妹のナ・ヒジュ(ソル・イナ)は大興奮。金儲けの才能がない義兄を引っ張り、事務所を成長させるべく、すぐさま人気インフルエンサーのコ・ギョヌ(チャ・ハギョン)を事務所に引き入れる。彼らはムジンの能力を利用して「奇跡のアクセス数」を稼ぎ出し、偉大なる労働者たちのために尽力し始める。

生き残るため、そして幽霊と義妹からの脅迫と誘惑に屈する形で、ノ・ムジンはしぶしぶながらも幽霊たちのために誠心誠意働くことになるのだった。労働問題という重いテーマを扱いながらも、コミカルでファンタジーな要素が加わり、非常に愉快で痛快なストーリーが展開される。ムジンは、幽霊たちが依頼した労働問題を解決していく中で成長していく。

このドラマは、映画『リトル・フォレスト春夏秋冬』などで知られるイム・スルレ監督が初めてドラマ演出を手掛け、『D.P.－脱走兵追跡官－』のキム・ボトン作家と映画『アイ・キャン・スピーク』のユ・スンヒ作家が脚本を共同執筆している点も注目される。