いやー、始まりましたね、話題の新作『主役の初体験、私が奪っちゃいました』!「もし、大好きな小説の世界に入り込めたら?」なんて、オタクなら一度は妄想するシチュエーションじゃない?このドラマは、そんな私たちの夢(?)を、とんでもない形で叶えてくれる物語なのよ!
▼まさかの転生!きっかけは「作者、コノヤロー!」
物語は、現代で暮らす一人の女性が、愛読していたウェブ小説『執着暴君』を読むところからスタート。 この小説、孤児の少女が豪商の養女になって、イケメン皇太子と恋に落ちるっていう、まさに王道シンデレラストーリーなの。
もちろん、意地悪な悪役令嬢や、切ない当て馬イケメンも登場して、物語は最高潮!…のはずが、なんと作者が突然の連載中断を宣言! 「これからがいいところなのに!」ってキレた主人公、SNSで作者に呪いの言葉を吐きまくったその瞬間、ベッドから足を滑らせて…気づいたら、なんと『執着暴君』の世界にいるじゃありませんか!
▼脇役令嬢ライフ、満喫します!
彼女が転生したのは、小説の脇役「チャ・ソンチェク」。 大臣の一人娘で、両親と3人の兄に蝶よ花よと育てられた、絵に描いたようなお嬢様。 ソンチェク(中身は現代人)は、自分が物語のメインストリームには関わらない脇役だと気づいて、一安心。
「これって、推しカップルの恋を特等席で眺められるってことじゃん!最高!」
と、オタク心を爆発させながら、この世界で楽しく生きていくことを決意するの。 兄からは「お前も年頃なんだから」と、未婚の貴族令嬢が集まるパーティーに出席するよう勧められ、お父さんからはたっぷりのお小遣いをもらって、ウキウキでショッピングへGO!
▼メインキャラ、続々登場!
街に出たソンチェクは、さっそく物語の主要人物たちに遭遇!
まずは、原作の悪役令嬢ト・ファソン。 ソンチェクが注文していた素敵なドレスを「私が欲しい」と横取りしようとする、THE・悪役な彼女。 面倒なことになりたくないソンチェクは、あっさりドレスを譲ってその場を回避。賢い!
そこに現れたのが、原作のヒロイン、チョ・ウネ。 養女でありながら、その美しさと優しさで皆から愛される彼女を、ファソンは目の敵にしているのね。 もうバッチバチの火花が…!ソンチェクは「うわー、本物だー」って感じで、高みの見物。
そして遠くには、ついに真打ち登場!馬に乗って颯爽と現れたのは、原作のヒーロー、イ・ボン皇太子! 「冷酷な王の暗殺者」なんて物騒な噂もあって、誰もが目を合わせられないほどのカリスマを放ってるの。 彼と一夜を共にした女性は、尼にさせられるなんて噂まであるんだから、ヤバすぎでしょ。
▼パーティーで大失態!酔った勢いで皇太子の初夜を…!?
その夜、貴族の令嬢たちが集まるパーティーで、事件は起きます。
案の定、悪役ファソンがヒロインのウネに「あんたの血筋がどうのこうの」って、ネチネチいびり始めるのよ。 グラスをわざと落として、ウネに片付けさせるなんて、もうテンプレ通りの意地悪!
見かねたソンチェクは、ここで機転を利かせます。「こんな時こそお酒よ!」と、なんと現代の知識を活かして「カクテル」を振る舞い始めるの! これが大ウケして、ソンチェクは一躍パーティーの主役に! 場の空気も和んで、ウネも助かって、一件落着…かと思いきや。
調子に乗って飲みすぎたソンチェク、すっかり泥酔。 ちょっと外の空気を吸いに出たら、そこでバッタリ出くわしたのは…なんと、謀反人を始末して、血を洗い流しに川へ来ていたイ・ボン皇太子!
そして次の瞬間、ソンチェクが目を覚ますと…そこは見知らぬベッドの上。隣には、あのイ・ボン皇太子が!
状況が飲み込めずパニックになるソンチェクに、皇太子はこう告げるの。
「昨夜の君は、とても情熱的だった」
…え、マジ?
脇役として平和に推し活ライフを送るはずが、いきなり物語の超重要人物、しかもラスボス級の皇太子の初夜(と噂される夜)を奪っちゃったソンチェク! もちろん、彼女に昨夜の記憶は一切ナシ!
一体、二人の間に何があったのか?原作クラッシャーと化したソンチェクの運命は?そして、本来の物語はどうなっちゃうのー!?
『主役の初体験、私が奪っちゃいました』第1話の感想
「愛読していた小説の世界に転生する」という王道の導入ですが、主人公の現代的な思考と行動がとにかく痛快です。脇役として平和に過ごそうと決めた矢先に、物語の根幹を揺るがす大事件を起こしてしまう展開の速さには驚きました。キャラクターも魅力的で、特に冷酷な皇太子と主人公がどう関わっていくのか、その過程が非常に興味深いです。コミカルな部分とシリアスな部分のバランスが絶妙で、初回から物語にぐっと引き込まれました。
つづく