これがまた、初回からぶっ飛んだ設定で心を鷲掴みにされちゃいました!早速、第1話のあらすじとネタバレを語っていきたいと思います。

主人公は、パク・ソンアという女子高生。でも彼女、ただの高校生じゃないんです。なんと、現役バリバリのシャーマン(巫女)!大事な試験の真っ最中でもお構いなしにお呼びがかかる多忙な日々を送っています。そんな彼女の夢は、シャーマンの仕事から離れて「普通の大学生活を送ること」。切実ですよね…。

ある日、ソンアの仕事場に、おばあちゃんに無理やり連れてこられた一人の青年がやってきます。彼の名はギョヌ。不幸を絵に描いたような男で、ソンアには彼の姿が「逆さまに歩いている」ように見えました。これ、シャーマン的には「死が近い」っていうヤバいサイン!でも、当のギョヌはイケメン。ソンアは思わず「この人を助けなきゃ!」と運命に抗うことを決意します。

実はソンアには、過去に死にかけた人を助けようとして失敗し、自分も危ない目に遭ったというトラウマがありました。それでも彼を助けたいと思うなんて、よっぽどタイプだったんでしょうか(笑)。

驚くことに、そのギョヌがソンアのクラスに転校生としてやってきます!運命の再会…かと思いきや、事態はそう甘くありません。ソンアは彼を事故から救ったり、強力なお守りを渡そうと奮闘しますが、ギョヌは霊的なものを全く信じない超現実主義者。「金儲けのために人を騙している」とソンアを詐欺師扱いする始末です。

そんな中、ソンアはギョヌが水に溺れて死ぬという新たなビジョンを見てしまいます。時を同じくして、学校のトイレでは「水の幽霊」騒ぎが発生。一人の生徒が幽霊に遭遇し、病院送りに…。ソンアが男子トイレでその幽霊を鎮めようとしていると、そこにギョヌたちが登場!パニックになった幽霊はギョヌに襲いかかります。

ソンアはとっさにお守りの水をかけてギョヌを救いますが、感謝されるどころか、びしょ濡れになったギョヌはさらにイライラを募らせるのでした。前途多難すぎる二人の関係、一体どうなっちゃうんでしょうか!?

『巫女と彦星』第1話の感想

シャーマンと女子高生の二重生活を送る主人公という設定が、まず抜群に面白いですね。普通の生活に憧れながらも、人並外れた能力のせいでトラブルに巻き込まれていくソンアの姿は、応援したくなります。彼女が死の運命にあるギョヌを助けようと必死に奔走する姿は健気ですが、当のギョヌが超現実主義者で全く信じないという対比が、物語にコミカルなテンポを生み出しています。ホラー要素である幽霊のシーンも、怖すぎず、二人の関係を進展させるためのスパイスとして絶妙に機能していると感じました。特殊な能力を持つヒロインと、それを真っ向から否定するヒーロー。この正反対の二人が、今後どのようにしてお互いを理解し、惹かれ合っていくのか、その過程を見守るのが非常に楽しみになる初回でした。

つづく