第1話のトイレでの大惨事、すごかったよね!あの後始末から第2話はスタート。もちろん、当事者の生徒たちは全員、罰としてお掃除タイムです。この一件で、ギョヌはますますソンアのことを「なんだコイツ…」って感じで警戒するように。まあ、あれだけの騒ぎを起こしておいて、まともな言い訳もできないんだから当然か(笑)。

ソンアはソンアで、掃除中にまた新たな悪霊に遭遇しちゃったりして、相変わらず大忙し。

一方、前回の水鬼との戦いで大事なお守りを全部なくしてしまったソンア。彼女の霊のお母さんが、あのインチキ臭かったシャーマンから新しいお守りをたくさんもらってきてくれました。ソンアは早速、ギョヌを悪霊から守るために、このお守りを彼に渡そうと奮闘開始!

親友ジホの協力のもと、なんとギョヌのスマホをこっそり拝借!スマホケースにお守りを仕込んでいると、そこへギョヌのおばあちゃんが登場!絶体絶命かと思いきや、「スマホ、拾いましたよ~」なんて言ってなんとかごまかし、ギョヌ本人も合流。ソンアは「もっとお守りを彼の部屋に隠したい!」という下心から、みんなで食事をしようと提案します。

おばあちゃんが作ってくれた美味しいご飯を囲むうち、ギョヌが両親と離れて暮らし、つらい思いをしてきたことが少しずつ見えてきます。ソンアも、自分も養母と暮らしていると打ち明け、二人の間に少しだけ共感が芽生えた…かな?

食後、ソンアとジホはギョヌの部屋にお守りを隠すミッションを続行!そこで見つけたのは、彼がかつてスターアーチェリー選手だったことを示すたくさんのメダル。しかし、部屋に戻ってきたギョヌは「人が嫌いだから、友達になる気はない」と冷たく突き放します。うーん、一筋縄ではいかない男だ…。

それでもソンアはお守りを隠すことに成功。帰り際、ギョヌのおばあちゃんはソンアがシャーマンであることを見抜いていて、「あの子をよろしくね」と優しく声をかけてくれるのでした。おばあちゃん、すべてお見通し!

翌日、学校では「ギョヌが前の学校で放火事件に関わっていた」という噂が広まり、彼は一気に孤立してしまいます。でも、ソンアだけは「彼はいい人だ!」と信じて、彼を助けようと心に誓うんです。

その日の帰り道、ギョヌはソンアの元を訪ねているおばあちゃんを見つけます。てっきりソンアがおばあちゃんをこき使っていると勘違いしたギョヌは、ソンアに激しく怒りをぶつけます。しかしその瞬間、ソンアには炎の中で逆さまに歩くギョヌの姿が見えました。彼の臨死体験が「火」に関連していると直感したのです。

そして、運命のいたずらか、ギョヌは学校の倉庫で火事に巻き込まれてしまいます。実はこれ、ソンアの霊のお母さんに恨みを持つあのシャーマンが、お守りに細工をしていたせいでした。

ソンアは急いで倉庫へ駆けつけ、過去の火事のトラウマで動けなくなっていたギョヌを救出!倉庫にいた悪霊が彼を苦しめていたんですね。ジホも消火器を持って駆けつけ、九死に一生を得ます。それでも、学校では火事の原因がギョヌにあるかのような空気が流れて…。

そんな中、学校のアーチェリー部のコーチがギョヌに声をかけます。彼の才能を知るコーチは、過去の事件で彼が仲間から見捨てられ、偽りの噂に苦しんだことを理解した上で、再び弓を引かないかと誘います。しかしギョヌは、「おばあちゃんに、また自分が嫌われる姿を見せたくない」と断るのでした。

その頃、ソンアの元をギョヌのおばあちゃんが訪れていました。「あの子は不運続きで、親からも縁を切られた。どうか、あの子に優しくしてやっておくれ」。そう語るおばあちゃんの姿を見て、ソンアは衝撃の事実に気づきます。目の前にいるのは、おばあちゃんの「霊」。彼女は、もうこの世の人ではなかったのです。

「あの子は本当に一人ぼっちになってしまった。どうか、そばにいてあげて」。霊となったおばあちゃんの悲痛な願いを聞いたソンアは、シャーマンの衣装のまま葬儀場へと走ります。しかし、そこで彼女を待っていたのは、冷たい表情のギョヌでした。二人の静かで、あまりにも感情的な対峙で、第2話は幕を閉じます。

『巫女と彦星』第2話の感想

第2話は、コメディとシリアスの配分が絶妙でしたね。前半は、ソンアがギョヌを守るためにスマホを盗んだり、部屋に忍び込んだりするドタバタ劇がコミカルに描かれていて、思わず笑ってしまいました。しかし、物語が進むにつれて、ギョヌが抱える孤独や過去の傷が明らかになり、物語は一気に深みを増します。特に、彼を唯一理解し、支えてくれていたであろうおばあちゃんの死が判明するシーンは、胸が締め付けられるようでした。ソンアの明るさや優しさが、心を閉ざしたギョヌにとって唯一の光になるのかもしれないと感じさせます。ただのファンタジーラブコメではなく、登場人物たちの心の機微を丁寧に描いている点が、このドラマの大きな魅力だと改めて感じました。

つづく