ついに来たな、最終回。今回はエコシティ計画の黒幕、ヨソプとの最後の戦いだ。俺たちのイランたちがどんな手でヤツを追い詰めるのか、じっくり見ていこうじゃないか。
仲間割れ?不穏なチームの空気
作戦は最終段階に入った。でも、チームの雰囲気がどうもおかしい。イランは、この計画にグホが関わっていることを知って驚く。どうやらマンボクが、グホの復讐心を知った上で引き入れたらしい。
そのせいか、イランとグホは会ってもギクシャク。グホはあからさまにイランを避ける。まるで口も聞きたくないって感じだ。
計画の進め方でも二人は衝突する。ジェームズが派手な投資家サルバドールに化けてヨソプに近づく。イランの作戦だ。グホはそんなやり方じゃダメだと真っ向から反対する。チームの中で二つの作戦がぶつかり、完全に仲間割れが始まったように見えた。
全て見抜いていたヨソプ
イランはヨソプを信用させるため、自分の住まいを派手なピンク色に飾り立てる。貧乏なフリをして、ヨソプの警戒心を解く作戦だ。一見、うまくいっているように思えた。ヨソプはサルバドール(ジェームズ)が要求した大金にも、乗る気を見せる。
でも、ヨソプはそんなに甘い男じゃなかった。彼は全てに気づいていた。
ある会議の後、ヨソプはイラン、ジェームズ、グホを地下室に連れて行く。そこには古いチェス盤が置いてあった。子供の頃、イランとヨソプが一緒に遊んだものだ。
ヨソプはイランを本名で呼ぶ。イランとグホの口論も、筒抜けだったと明かす。
次の瞬間、武装した警備員たちが現れ、三人に銃を突きつける。ヨソプは冷たい目でグホの肩を撃ち抜いた。そしてイランにこう言う。お前のせいだと。完全に立場は逆転した。イランたちは絶体絶命のピンチに追い込まれる。
本当のコンゲーム、ここからが大逆転
ヨソプは勝ち誇った顔で、本物の投資家アブドラに会うためホテルへ向かう。
でも、ここからがイランたちの本当のショータイムだった。
ホテルでヨソプを待っていたアブドラ。その正体は、なんとジェームズ本人。そこに、アブドラの花嫁としてイランが現れる。
そうだ。仲間割れも、グホの重傷も、全部ウソ。全てはヨソプを騙すための壮大な芝居だった。チームはとっくの昔に和解していて、対立しているフリを続けていただけ。そもそも、ヨソプが見ていたアブドラの映像からして、ディープフェイク技術で作られた偽物だったんだ。
チェックメイト、そして
イランはヨソプに謝罪を要求する。もちろん、彼が謝るわけがない。
でも、それすらも計算通り。イランはただ時間を稼いでいた。
そこに刑事が突入してくる。イランの手には、ヨソプが銃を突きつけ、過去の悪事まで自白する映像がバッチリ収められていた。
追い詰められたヨソプは銃を乱射する。ところが、その銃はただのオモチャ。万策尽きた彼はホテルから逃走。車を飛ばし、そのまま橋から真っ逆さまに海へ落ちていった。
一ヶ月後。警察が海から車を引き上げた。でも、そこにヨソプの姿はなかった。彼が死んだのか、どこかで生きているのかは、誰にも分からない。
こうして、チームは最大の詐欺を成功させた。そしてラストシーン、イランがカメラに向かってニヤリと笑う。コンフィデンスクイーンは戻ってくると。
今回のエピソードについての感想
いやー、最終回、見事にやられたな。正直、中盤で仲間割れが始まったときはマジかよ、ここで崩れるのかって本気で心配した。グホが撃たれたシーンなんて、こっちまで息を呑んだよ。でも、それ全部が壮大なフリだったとは。ヨソプが全てを読んでると思わせて、そのさらに上を行くイランたちの計画。この二重三重のどんでん返しが、このドラマの醍醐味だよな。
対立してたフリをしてたチームの演技力もすごかった。あれだけリアルにやり合えるんだから、役者にもなれるんじゃないか。特に、水面下で全部つながってたって分かった瞬間の爽快感はたまらない。
ヨソプの最期も印象的だ。結局、彼は生きてるのか死んでるのか分からない。あの終わり方は、悪役への最後の情けなのか、それとも続編への布石なのか。ただの勧善懲悪で終わらせない、少しビターな後味がこのドラマらしい。最後のイランのセリフ、あれはもうシーズン2やりますっていう宣言だよな。待ってるぜ!



