【1999年】トップスター、イム・セラの栄光と影
物語は1999年からスタート。当時、女優のイム・セラは、誰もが知るトップスターで、まさに時代のアイコンだったんだ。
その頃、警察署ではトッコ・チョルがやる気満々の新人刑事として働いてた。 ある日、セラの名前で詐欺に遭ったという被害者が現れる。 どうやら、いつも問題を起こすセラの父親が、彼女の名前を使ってまた何かやらかしたみたい。
チョルはセラを署に呼ぶために電話するんだけど、これが二人の運命的な出会いの始まりになるんだよね。
一方、セラの仕事現場は結構ギスギスしてる。CM撮影で共演することになったライバル女優のフィヨンが、セラにとっては目障りな存在。 でも、セラはみんなの前でひざまずいてお願いするなど、巧みな演技でその場を収める。 かなり計算高い一面も持ってるみたいだね。
さらに追い打ちをかけるように、実の兄でもあるマネージャーのドゥウォンが、チェ監督への接待をセッティング。 でも、セラはこれをキッパリと拒否してその場を立ち去るんだ。 強い意志を持ってるよね。
心が折れそうになっていた時、チョルからの執拗な電話に出て、思わず泣きながら自分の状況を打ち明けるセラ。 彼の優しい態度に心を開いて、警察署へ向かうことにしたんだ。
署での取り調べでは、父親がこれまでも自分の名義で事業に失敗したり、違法な詐欺行為を繰り返してきたことを告白。父を刑務所に入れてほしいとまで言うんだから、家族との関係は相当こじれてるみたい。
そんな逆境にも負けず、セラはなんと自力で最優秀女優賞を受賞! 受賞スピーチでは、家族への感謝を述べつつ、自分を支えてくれた0728さん…つまり、チョルの内線番号を言って、彼に感謝を伝えるんだ。
でも、このセラの成功をテレビで見ていたフィヨンが死んじゃえばいいのにと呟いた、まさにその瞬間。 セラの乗った車がトラックと衝突する大事故に遭い、彼女は病院に運ばれてしまうんだ…。
【2025年】26年の眠りから覚めて…
そして物語は一気に2025年へジャンプ! なんとセラは、26年もの長い昏睡状態から目を覚ます。
でも、彼女を待っていたのは残酷な現実。スマホが何かもわからず、病院で再会したチョルのことも、自分を追いかける変質者だと勘違いしちゃう。 彼女の記憶は、トップスターとして輝いていた1999年のままで止まっていたんだ。
医師の診断は、事故による逆行性健忘症。 記憶が、人生で最も幸せだった25年前に戻ってしまったらしい。 しかも、病院での彼女の名前は本名のポン・チョンジャで、誰も彼女を大女優イム・セラだと認識してくれない。
自分の老け込んだ姿と、変わり果てた世界にショックを受けたセラは、病院を飛び出してしまう。 そして、車に轢かれそうになったところを、またしてもチョルに助けられる、というところで第1話は終わるんだ。
『かけがえのない私のスター』第1話の感想
第1話、かなり見ごたえがあったな、というのが正直な感想。ただ華やかな芸能界の話かと思ったら、家族からの搾取、業界の闇、ライバルからの嫉妬、そして突然の悲劇って、かなりハードな要素が詰め込まれてた。主人公のセラが、ただのかわいそうなヒロインじゃなくて、したたかで強い女性として描かれているのがすごく良い。だからこそ、彼女がたった一人でいろんなものと戦ってきたのが伝わってきて、感情移入しちゃった。26年後の世界で、すべてを失ってしまった彼女がこれからどうなるのか、目が離せない。刑事のチョルが、過去も現在も彼女にとって唯一の光みたいに見えるけど、この二人の関係がどう進展していくのか、じっくり見守りたいな。
つづく