なあ、ちょっと聞いてくれよ。今回は『TWELVE トゥエルブ』っていう、とんでもない設定のドラマの第1話を語らせてほしい。神話と現代劇がごちゃ混ぜになった、かなりヤバい作品だぜ。

まずはプロローグから語ろうか

いきなり壮大な話から始まるんだ。昔々、光っていう創造主がこの世界を作った。で、人間を守るために12人の天使を地上に送ったらしい。天使たちはそれぞれ、動物の特殊な力を持ってたってわけだ。

光の世界が栄えるほど、闇の世界は縮んでいく。当然、闇は黙っちゃいない。邪悪な霊を送り込んで、世界をメチャクチャにしようとした。そこで12人の天使たちが立ち上がった。激しい戦いの末、天使たちは勝利する。邪悪な霊を地獄の口って場所に封印したんだ。

ただ、その代償はデカかった。天使たちは力を失い、ただの人間として地上で生き続けることになった。これが、この物語の大前提だ。

現代の天使たち、何やってんの?

場面は現代に飛ぶ。主人公はテサン。かつて天使たちを率いたリーダーだ。今はエンジェルキャピタルっていう金融会社のCEOをやってる。面白いのは、この会社、ギャングとか前科者専門に金を貸してるんだ。

テサンは刑務所にいるチョ・ヤンスって男から、金を回収しようとしてる。ヤンスは出所したら返すよなんて、ふざけた態度だ。テサンは俺をなめるなよとだけ言い残して去る。その後、部下のクィドルに電話して、ヤンスの保釈金を用立てるよう命じた。すぐにカタをつける気だな。

テサンの会社には他にも元天使がいる。マルスク、ウォンスン、カンジの3人組だ。彼らも別の案件で忙しくしてる。

刑事のマロクって男もいる。彼はテサンに借金して、ミルっていう女性に服を買ってやる。このミル、実はテサンの元カノなんだ。10年前に彼の元を去って、今は博物館で働いてる。子供たちに、あの12人の天使の歴史を教えてるんだ。皮肉だよな。ミルはマロクがテサンの金を使ったと知って、プレゼントを突き返す。どうやら彼女は何か予知夢を見たらしくて、そのせいで心を閉ざしてるみたいだ。

パンウルとドニは漢方医院で働いてる。ドニは真面目に宣伝してるのに、パンウルの接客態度が怖すぎて客が寄り付かない。こっちもこっちで大変そうだ。

借金取り立てと不穏な影

さて、保釈されたヤンスは仲間とパーティを開いてる。そこにテサンから電話が入る。今からそっちに行くってな。ビビったヤンスは、部下にテサンを殺すよう命令する。

でも、相手が悪すぎた。テサンはヤンスの部下たちを秒殺する。その強さを見たヤンスは、土下座してすぐに借金を返した。ダサいけど、賢明な判断だ。

同じ頃、マルスクたち3人組も賭博場で債権回収してた。ボスの逃げ道を、たまたま居合わせたドニが塞ぐ。4人でギャングを叩きのめして、きっちり金を回収した。元天使たち、腕はなまってないみたいだ。

その後、テサンは旧友のクムスンに会いに行く。彼女は、テサンが唯一心を開ける人間らしい。テサンは昔、彼女の家族を悪質な借金取りから救ったことがある。クムスンは今、母親と同じようにトッポッキの屋台をやってる。彼女は天使たちの苦労を理解して、テサンを優しく励ますんだ。

そこに一人の老人が現れる。老人はテサンが年上のクムスンにタメ口をきくのを叱りつけた。テサンはその顔を見て驚く。昔の仲間、マンボクだった。マンボクは、テサンが全く年を取っていないことに驚きながら、彼を温かく抱きしめた。

そして、最悪のヤツが目覚める【ネタバレ】

警察署では、マロクがニュースを見ていた。ある工事現場で、旧石器時代の遺物が大量に見つかったらしい。研究者たちがその遺物を調べてる。でも、どうも様子がおかしい。スペクトルに何も記録されない。それどころか、異常な波形を示している。

場面は変わって、どこかの荒れ地。怪しげな集団が儀式を行っている。一人の男が自分の手を切りつけて、岩に押し付けた。血は岩に吸い込まれていく。彼らはリーダーに報告する。オグィの場所を特定しましたと。

会社に戻ったテサンは、金庫の金を見て一瞬笑みを浮かべる。でも、すぐに悲しい顔になる。彼はずっと孤独なんだ。

一方、あの怪しい集団は儀式を続けていた。リーダーの男は、今度はナイフで自分の手を岩に突き刺す。命がけだ。その血が悪魔を目覚めさせた。

緑の光が走り、岩が激しく揺れる。中から、赤い目をした一人の男が現れた。そいつは翼を大きく広げた。その禍々しい姿を見せつけてな。最悪の存在、オグィが復活した瞬間だ。ここで1話は終わる。最高に気になる引きだよな!

俺の感想、ぶっちゃけると…

いやー、第1話から飛ばしまくりだろ。神話時代の天使たちが、現代で金融屋とか刑事とかやってる。この設定だけで、もうメシ3杯はいける。厨二病心をくすぐるっていうか、素直にワクワクするよな。

アクションも良かった。テサンがチンピラどもを片付けるシーンは、短いけどキレがあった。元天使たちの強さが一瞬で分かる、いい見せ方だ。

キャラクターもそれぞれ立ってる。リーダーで孤独を抱えるテサン。彼の元カノで何か秘密を知ってそうなミル。お調子者っぽいけど腕は立つ仲間たち。これからこいつらがどう絡んでいくのか、すごく気になる。

特に、テサンが唯一心を開ける人間、クムスンとのシーンは良かったな。何百年も生きてきた天使の孤独と、人間の温かさが対比されてて、グッときた。

最後の引きも完璧だ。明らかにヤバそうな敵オグィが復活して、物語が一気に動き出す予感がする。これから天使たちと悪霊の、現代を舞台にした戦いが始まるんだろ。これはもう、見るしかないじゃないか。

つづく