第2話、いきなり物語がフルスロットルで動き出したぞ。天使たちの過去、悪魔たちの企み、そして力なき戦い。もう、ソファから立てなかったね。

あらすじ

リーダーであるテサンの、人間に対する深い不信感。その理由が、朝鮮時代の悲しい出来事を通じて明かされる。一方、千年ぶりに復活した悪魔オグィは、謎めいた闇の司祭サミンと接触する。サミンはオグィの力を利用して、ある計画を企てていた。

他の天使たちは、それぞれの場所で人間としての日々を送っている。しかし、その平和は長くは続かない。悪魔たちの儀式によって、天使たちの持つネックレスが一斉に光を放つ。それは、避けられない戦いの始まりを告げる合図だった。力が封じられた天使たちは、この突然の危機にどう立ち向かうのか。特に、孤立していたミルに最大のピンチが訪れる。

ネタバレ

テサンの過去と人間不信

まず描かれたのは、テサンの過去だ。あれは朝鮮時代。テサンとミルは、市場でチンピラに絡まれている人々を助ける。ミルがうっかり力を使って風を起こし、チンピラを吹き飛ばしてしまったんだ。

その夜、助けたはずの村人たちが礼を言いに来る。でも、それは罠だった。彼らはミルを化け物だと恐れ、一家を薬で眠らせてミルを殺そうとした。テサンがギリギリで目を覚ましてミルを救ったけど、この裏切りが彼の心を深く傷つけた。これが、テサンが人間を信じなくなった理由だ。切ないよな。

悪魔たちの計画

現代に戻ると、目覚めたばかりのオグィが闇の司祭サミンと会う。このサミン、自分は力を失ったと言い、テサンとマロクを倒すためにオグィの協力が必要だと持ちかける。

サミンの狙いは、かつてヘテが隠した3つの魂石を見つけ出すこと。オグィにはヘテの気配を探る力があるから、それを利用したいわけだ。魂石のエネルギーで龍の魂を復活させ、ヘテの力を取り戻す。その見返りに、サミンは不死の力を、オグィはヘテの力を手に入れるという取引だ。もちろん、オグィはサミンを信用していない。裏切ったら、お前の首をはねると釘を刺す。この緊張感、たまらないね。

天使たちの日常と異変

その頃、若い天使たちは平和な日常を送っていた。ドニが犬と口ゲンカして、動物の心が読める能力がバレたりする。マルスクたちは、人間とは距離を置けと釘を刺す。みんなで集まってパンウルの誕生日を祝ったりもして、仲の良さが見える。

でも、平和は突然終わる。サミンが悪魔たちと儀式を始めると、天使たちのネックレスが一斉に光り出した。緊急事態だ。ウォンスン、マルスク、カンジ、ドニ、クィドルはすぐに集まる。マロクも向かっている。

絶体絶命のミル

最悪なことに、ミルは仕事中で警報に気づかない。テサンはうつ病の薬をもらいに医者へ行き、待合室で眠りこけていて、電話に出られない。

警報が示した場所は、なんとミルのオフィスビルだった。帰宅しようとしたミルは、大勢の悪魔に襲われる。力のない彼女は、なすすべもなくやられてしまう。仲間たちが駆けつけるけど、彼らも力がないから大苦戦だ。

オフィスに戻ったテサンが自分のネックレスの光に気づく。時を同じくして、マロクが戦いの現場に到着し、仲間たちの窮地を目撃する。そしてラストシーン。屋上に立つオグィの目が、不気味な赤色に光る。これから本当の戦いが始まるんだって、鳥肌が立ったよ。

感想

第2話は、物語の土台を一気に固めてきた感じだね。テサンの過去が描かれたことで、彼のクールな態度の裏にある痛みが伝わってきて、キャラクターに一気に深みが出た。ただの強いリーダーじゃない。人間への失望を抱えながら、それでも守ろうとしている姿がグッとくる。

悪役サイドも魅力的だ。サミンとオグィのコンビは、お互いに腹の底を探り合っていて危険な香りがする。特にオグィは、ただの破壊者じゃなくて、自分の目的のために動いている。そのカリスマ性がすごい。

天使たちの日常パートも良かった。ドニの能力がコミカルに描かれたり、みんなで昔の写真を見て笑い合ったり。こういうシーンがあるからこそ、ラストの絶望的な戦いが際立つんだ。力がない状態でどう戦うのか、ハラハラ感が半端じゃない。ミルがボロボロにされるシーンは見ていて辛かったけど、ここからどう逆転するのか、テサンは間に合うのか、マロクはどう動くのか。もう、来週まで待てないよ。アクションだけじゃなく、キャラクターの感情がしっかり描かれた、見ごたえのある回だった。

つづく