すごいドラマが始まっちまった。1980年代の韓国芸能界が舞台の『エマ』ってやつだ。第1話から、もう女同士のプライドがバチバチにぶつかり合ってて、マジで目が離せないんだ。
『エマ』第1話 あらすじとネタバレ
さっそく、どんな話だったか教えるよ。ここからはネタバレ全開だから、まだ観てない君は気をつけてくれ。
トップ女優のプライド
物語は1981年から始まる。主人公は、チョン・ヒラン。彼女は韓国のトップ女優だ。授賞式では優雅に微笑んでる。でも、一人になるとマジで別人。欲しいものは何でも手に入れる、気の強い女なんだ。
そんな彼女のところに、マネージャーのヨンベが次の脚本を持ってくる。タイトルは『マダムエマ』。これがとんでもないエロ映画だった。ヒランは脚本を読んですぐに投げ捨てる。そりゃそうだよな。トップ女優にいきなり脱げって言われても、プライドが許さない。
その夜、ヒランのためにパーティーが開かれる。主催したのは、元婚約者でプロデューサーのク・ジョンホ。こいつがまたクセのある男で、80年代はセックスが売れるとか本気で信じてるタイプ。パーティー会場に乗り込んできたヒランは、ジョンホを思いっきりぶん殴る。でも次の瞬間には、ゲストに向かっていつものおしとやかな女優の仮面をかぶるんだ。この切り替えの速さ、怖いくらいだよ。
したたかな反撃
ジョンホへの怒りが収まらないヒランは、すぐに行動を起こす。記者たちに金を渡して、自分に有利な記者会見を開くんだ。そこで私は二度と脱ぎませんって、めちゃくちゃ上品に宣言する。当然、マスコミはヒラン、勇敢な決断!みたいに彼女を持ち上げる。世論を味方につけるのが、本当にうまい。
これにはジョンホもブチギレだ。彼はヒランへの報復を決める。なんと、『マダムエマ』の主役から彼女を降ろし、エリカっていう端役に格下げしちまう。しかも、ヒランはジョンホの会社と専属契約がまだ1本残ってる。この映画に出るしかない状況に追い込まれたわけだ。
でも、ヒランも黙ってやられるような女じゃない。彼女は別の有名なクォン監督に接触して、自分の最後の映画は彼の作品にしようと企む。一度は断った相手だけど、そこは女優。しおらしい態度で監督を揺さぶろうとする。同時にマネージャーのヨンベには、クォン監督の制作チームを抱き込むように命令する。目的はただ一つ。『マダムエマ』の企画を潰すことだ。
新星ジュエの登場
一方、ジョンホは新しい『マダムエマ』の主役を探すためにオーディションを開く。ヒランも、そのオーディションに審査員として乗り込む。監督のクァクが自分に気があるのを利用して、オーディションをめちゃくちゃにしてやろうって魂胆だ。
でも、まともな候補者は一人も現れない。もうダメかと思ったその時、一人の女の子が遅れて会場にやってくる。彼女の名前はシン・ジュエ。遅刻してきたのに、まったく悪びれる様子がない。むしろ堂々としてる。欲しいものを手に入れるためなら、平気で嘘もつく。彼女はタップダンサーで、その挑発的なダンスでクァク監督の心を一瞬で掴んじまう。
ジュエの暮らしはかなり貧しい。工で働く女性たちと一緒に、ボロいあばら家で暮らしてる。でも、彼女は希望を失っていない。実はヒランのファンでもあるみたいだ。
ぶつかる二人の運命
結局、ジュエが主役に大抜擢される。撮影現場で、下品な目つきで自分を見るジョンホを、ジュエはピシャリと一喝する。大した度胸だよな。そこに、ヒランが現れる。
ヒランはジュエを見るなり、枕営業で役を手に入れたんでしょと罵倒して、現場から追い出す。でも、ジュエも負けてない。あんたみたいになるために、何でもしてやるって感じで言い返して去っていくんだ。
一度は諦めかけたジュエだけど、やっぱり女優になる夢を捨てきれない。彼女はもう一度オーディション会場へ向かう。そして、審査員たちの前でいきなり服を脱ぎ始めるんだ。女優になるためなら何でもする。私を次のヒランにしてみろと宣言する。
その姿を見ていたヒランは、静かにニヤリと笑う。ここで第1話は終わり。いやー、続きが気になりすぎるだろ!
第1話の感想:女のバトル、最高にゾクゾクするぜ
マジで面白かった。何がいいって、ヒランとジュエっていう二人の対比が最高なんだよ。ヒランはもうトップに君臨してる女王様。プライドも高いし、自分のやり方で全部コントロールしようとする。その計算高さと、裏の顔の怖さがたまらない。
一方で、ジュエはまだ何者でもない。失うものがないから、とにかく無鉄砲で怖いもの知らず。でも、ただの無鉄砲じゃなくて、心の中にはヒランへの憧れと、同時に嫉妬みたいな複雑な気持ちが渦巻いてる。このハングリー精神が、見ていて応援したくなるんだよな。
1980年代の韓国芸能界っていう舞台もいい味を出してる。まだまだ男社会で、女性が搾取されるのが当たり前みたいな時代だ。そんな中で、自分の力で道を切り開こうとする二人の姿は、見ていてスカッとする。
つづく