あらすじとネタバレ

出会いとすれ違いの始まり

主人公のコ・ヨンは、いきなり修羅場からスタートだ。一夜を共にした相手は、実は彼氏持ちのライブ配信者。しかもその彼氏、軍人なんだが、サプライズで部屋に登場。もうめちゃくちゃ。ヨンはうんざりしてそいつを振り、慌てて仕事に向かう。

仕事っていうのが、友達に頼まれたモデルの撮影。ヨンはモデルなんてやったことない。カメラマンのナムギュは、ヨンの遅刻にピリピリしてる。それでも撮影中、二人の間には何かが通じる瞬間が何度かあった。

夜になれば、ヨンは友達とクラブでバカ騒ぎ。大都会でやれることなんて、こんなもんだろって感じ。そんなある晩、クラブにあのカメラマンのナムギュがやって来る。ヨンがゲイだと知って、彼は少し驚いた顔をする。ヨンはいつもの調子でふざけて場を和ませようとする。真面目そうなナムギュだけど、なぜか二人は意気投合してキスまでしちゃう。

最悪なことに、その瞬間を大学の同級生ミエに見られた。ヨンは自分のセクシュアリティをバラされると思って、大慌てで彼女を止める。ミエは噂好きで金欠だけど、根はいい奴みたいだ。言わないよって約束してくれた。ただ、ヨンがミエと話している間に、ナムギュはどこかへ消えてしまった。

真逆な二人、重すぎる愛

後日、ナムギュから連絡が来る。あの夜、黙って帰ったことを謝ってきた。彼はストレートだ。君が好きだと告白してくる。ナムギュはバラードを聴いて、ゆっくり車を運転するような、ちょっと古風で真面目な男。ヨンはそんな彼に連れられて、夕日のきれいな場所へ行く。そこで自分の夢を語るナムギュを見て、ヨンは彼に惹かれていく。そしてまたキスをする。

二人の関係は始まった。でも、ナムギュの愛情表現はヨンにとって少し重かった。デートスポットはきっちりリサーチ済み。人前でも平気でイチャつく。愛の南京錠をかける橋では、大げさな愛の言葉をささやく。しまいには、お揃いの金のペアリングまで用意してきた。ヨンはだんだん気まずくなっていく。

もう一人の相棒との出会い

一方、大学でのヨンは孤立気味。休講になった授業に一人で来ちゃうくらいだ。そこに、同じく休講を知らずにやって来たミエが現れる。彼女は全然へこたれない。ヨンを引っ張って、即席のピクニックを始める。

学校では、ヨンの男友達がミエの悪口で盛り上がっていた。男遊びが激しいとか、ひどい言われようだ。友達の一人、チョルなんてあいつに誘われたから寝てやったと自慢する始末。ヨンは、ミエの噂話ばかりする連中にうんざりして、彼らと距離を置くようになる。

そんな時、ミエがまたヨンをクラブに誘う。重いナムギュとの関係に疲れていたヨンは、その誘いに乗る。クラブで羽を伸ばす二人。その夜、ヨンはミエの部屋に泊まることになる。狭いけど居心地のいい部屋で、二人は色々な話をした。ヨンはミエといると、なぜか気が楽だった。ヨンの母親は過保護だし、ミエの近所は物騒だ。そんな理由もあって、二人は一緒に住むことを決める。

破局、そして衝撃の告白

友達の入隊前夜、みんなでカラオケへ。ナムギュも一緒だ。ヨンは彼に好きな歌を歌っていいよと勧める。これが間違いだった。ナムギュは場の空気を読まずに、熱烈なラブバラードを熱唱。パーティーの雰囲気は台無し。ヨンは心底後悔した。

帰り道、ナムギュは空気が読めなかったと謝る。ポップソングを覚える、とまで言う。ヨンの態度は冷たい。ナムギュがまた謝ると、ヨンはついにキレた。もう無理だと思ったヨンは、別れを切り出す。ナムギュは愛してる、俺が変わるからとすがりつく。でもヨンは俺たち、合わないんだよと冷たく言い放って、彼を置き去りにした。

最悪な夜はまだ終わらない。今度は酔っぱらったミエから警察に呼び出される。彼女は痴漢を殴って捕まっていた。ヨンはミエを引き取って家に連れて帰る。ミエの危なっかしい生き方が、ヨンは心配だった。

その後、ミエは少し変わろうとする。親とは縁を切り、遊び相手のDJとも別れた。真面目にバイトを始めた。ヨン自身も、ナムギュと別れた後につき合い始めたインフルエンサーとすぐに破局。自分がナムギュにしたのと同じように、冷たく振られてしまう。

そんなボロボロのある日、ヨンが家に帰ると、ミエがいつもと違ってやけに静かだった。そして彼女は、ヨンに衝撃的な一言を告げる。

私、妊娠した。

第1話の感想

いやー、第1話から飛ばすね。主人公ヨンの恋愛模様が、とにかくリアルで生々しい。軽いノリで人と付き合うけど、どこか繊細。そんな彼のキャラクターがよく出てる。真面目すぎて重いナムギュとの対比も面白い。正直、あのペアリングはキツいよな。

そして、もう一人の主役、ミエ。彼女の存在感がすごい。最初はただのゴシップ好きかと思いきや、すごくタフで人間味がある。ヨンとミエが同居を始めてからの、友達以上恋人未満みたいな関係性が心地いい。二人の会話のテンポが最高だ。

都会で生きる若者たちの孤独とか、刹那的な人間関係がギュッと詰まってる。最後のミエの妊娠告白で、一気に物語が動いた感じ。これは続きが気になるやつだ。

つづく