それぞれの決断

ついに最終回。前回、ダヒがやらかした件がみんなにバレるところから始まる。

屋上。ダヒがダヘに全部話した。自分は孤児だったこと。何度も養子に出されたけど、笑わないからって送り返されたこと。だから、笑うことを覚えた。仮面をかぶって本当の自分を隠すようになった。でも、それが息苦しくて。ネットに悪口を書き込むことで、気持ちを発散させてたんだって。

今にも飛び降りそうなダヒ。それをダヘが必死で引き留める。生きて、戦いなさいって。このシーンはグッとくるよね。

その頃、ウンサンは会社で引き継ぎ中。ジソンはオ・ドンギュのことを考えちゃってる。ジソンは中国の市場調査に行くために長期休暇を申請した。でも、あのパワハラ上司が許可するわけない。案の定、却下された。

ネタバレ

3人の転機

仕事の後、ダヘはウンサンとカラオケへ。ジウに会いたくてたまらないって泣いてる。ウンサンは、その痛みをちゃんと受け止めるしかないって彼女に告げる。

次の日、ウンサンが二人をドライブに連れ出した。田舎でご飯でも食べようって。実はこの車、配達とかの副業でもっと稼ぐために買ったらしい。どこまでお金に貪欲なんだか。でも、その車が田んぼのぬかるみにはまって動けなくなる。ツイてない。

そこへ、事故を起こしたバスの子供を助けに行く消防車が通りかかる。ウンサンは私の車なんてどうなってもいいから先に行って!って叫ぶ。結局、車はボロボロで廃車に。

この一件で、ウンサンは吹っ切れたみたい。お金を追いかけるのをやめるって決めた。お金じゃ幸せは買えないし、悲しみから逃げられるわけでもない。自分に、ちゃんとした休みをあげることにしたんだ。

会社では、ジソンが上司に反撃。休暇の申請を取り下げるように言われて、ブチギレた。辞表を上司の額に叩きつける!見ててスッキリした!上司が彼女を殴ろうとした瞬間、ドンギュが割って入って止めた。ナイス、ドンギュ。ジソンは余計なことしないでなんて言いつつ、彼を見るとドキドキするって認めちゃった。かわいいかよ。

マーケティング部では、ダヒが荷物をまとめて会社を去った。ウンサンもチームメイトに別れを告げる。コ課長は、期待してた昇進を逃したみたい。ジソンの上司が彼女の悪口を言ってるのを聞いて、ガツンと一言言ってやった。コ課長、意外とやるじゃない。

その夜は、ウンサンが働く最後の日。3人は一緒に持ってた仮想通貨を全部売った。ダヘはそのお金で学生ローンを完済。ウンサンがいなければ、こんな経験できなかったって、二人は彼女に感謝した。

1年後、そして再会

仕事も数字もなくなった次の朝。ウンサンは初めて、亡くなった娘のことを心から悼む時間を持てた。そして泣き尽くしたら戻るってメモを残して、一人で旅に出た。

ジソンは新しいビジネスのために手付金を払った物件が、まさかの詐欺だった。でも、彼女はそんなことでへこたれない。前に進み続ける。強い。ダヘは、ジウがプロポーズしてくれたあの花畑へ行った。そこで静かに彼を想う。

場面は飛んで、1年後。

ダヘは職場のコミュニケーションについてのプレゼンで大成功。すっかりキャリアウーマンだ。お母さんにはプレゼントを買って、新しい夢を追いかけるお父さんには、渋々お金を渡してた。

ジソンはダイヤモンドタンフルっていうお店をオープン。今流行りのお菓子だね。店はかなり繁盛してるみたい!

ジウはイギリスの音楽業界で人気者になって、韓国でも名前が知られるようになってた。ラジオで、もうすぐ韓国でライブをやるって知るダヘ。ダヒからも連絡があって、元カノのこと(つまりダヘのこと)を匂わせるポスターを送ってきた。

その頃ジウは、韓国公演のためにマンチェスターの仕事を断ったことで、友達と揉めてた。

ジソンの店では、ドンギュが手伝い中。そこへ、なんとウェイ・リンが訪ねてくる!韓国語を勉強したんだって。ドンギュは嫉妬丸出しでゴミ捨てに行っちゃう。ウェイ・リンとジソンは友達になることで話がまとまった。その肝心なところを聞いてなかったドンギュ。ウェイ・リンさんには敵わないけど…って告白しようとする。そしたらジソンがえ?って顔。彼女、とっくに付き合ってると思ってたらしい。1年前にドキドキするって言ったじゃん!って。ドンギュは全く気づいてなかった。彼女は彼が超スローペースなだけだと思ってた。この二人、最高に面白い。

ダヘは結局、ジウのコンサートへ行く。彼の歌声に、やっぱり涙が止まらない。コンサートが終わると、隣に座ってた女性が話しかけてきた。なんと、ジウのお母さん。あなたのおかげで、あの子はやっと幸せになれたって。

その直後、ジソンからウンサンについての電話が入る。楽屋に戻ったジウは、ダヘからのおめでとうってメッセージ付きの花束を見つける。彼は彼女を探しに走り出す。でも、ダヘがタクシーに乗り込むのを、ほんの少しの差で見逃してしまう。

一方、ウンサンは少しずつ癒えていた。彼女が見る娘の幻影は、もう冬景色じゃなくて、春の風景に変わってた。娘にもう外の世界に戻りなよって背中を押される。

ジソンとダヘは、ジソンの店がある建物の屋上でウンサンと再会する。なんと、ウンサンがこの建物のオーナー、つまりジソンの大家さんだった!彼女はゆっくり回復してるって話す。ジソンとダヘは、お金があることで明日に希望が持てるようになったって正直に打ち明けた。

仕事のセミナーの後、ダヘはまたあの花畑に立ち寄る。そこに一台の車が止まって、ジウが降りてきた。コンサートの後、なんで黙って帰るんだよって彼は言う。ダヘは、ずっと会いたかったって気持ちを伝える。ジウはキスでそれに答えた。

君の夢は叶った?ジウの問いに、ダヘは答える。あなただけが、私がずっと大切にとっておいた夢よジウが再びあの指輪を取り出す。今度こそ、ダヘは彼に指輪をはめてもらった。

ラストシーン。ダヘと友人たちがカフェで笑い合ってる。そこの店員、まさかのコ課長!3人の女性たちの、楽しそうな笑い声で物語は終わる。

この最終回、どうだった?

いやー、最高の最終回だったんじゃないかな。3人それぞれが自分の道を見つけて、ちゃんと幸せになったのが本当に良かった。特にウンサン。ずっとお金に縛られてた彼女が、車の一件で吹っ切れて、自分自身と向き合う時間を持てたシーンはジーンときた。お金が全てじゃないって、頭では分かってても、なかなか行動に移せないもんね。

ジソンとドンギュのカップルには最後まで笑わせてもらった。1年間も付き合ってるつもりだったジソンと、全く気づいてなかったドンギュ。この二人の天然っぷりが、ドラマの良いスパイスになってたよね。詐欺にあってもへこたれないジソンの強さ、見習いたい。

そして、ダヘとジウ。もう、これは王道のハッピーエンド!1年間の遠回りはあったけど、お互いが成長して、自分の足で立った上で再会できたからこそ、あのラストシーンが輝いて見えた。花畑でのプロポーズは、もう分かってても感動しちゃう。最後のカフェでコ課長が働いてたのには笑ったけど、彼も彼なりに新しい一歩を踏み出したってことだよね。全体を通して、ただの恋愛ドラマじゃなく、30代女性のリアルな友情と人生を描ききった、見事なフィナーレだったと思う。

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