ついに最終回だね。前回、ダヒが大変なことになってたけど、今回はその続きから始まるよ。
『月まで行こう』最終回 第12話:あらすじ
屋上の告白
物語はビルの屋上から始まる。ダヒが、まさに飛び降りようとしている。マジかよって展開。そこにダヘが駆けつけて、必死に彼女を引き留めるんだ。
そこでダヒは、今まで誰にも言えなかった過去を全部話す。自分は孤児だったこと。笑わないから、何度も養子先から施設に戻されたこと。だから、いつしか感情を隠して、笑顔の仮面を被るようになったって。ネットでの誹謗中傷は、そんな抑えつけられた気持ちを吐き出すための手段だったわけだ。
話を聞いたダヘは、彼女を強く抱きしめる。死ぬな。生きて戦えって。このダヘの言葉、本当に心に響く。
それぞれの決断
場面は変わって、それぞれの日常へ。ウンサンは会社を辞める準備を着々と進めてる。後任にきっちり仕事を引き継いでる姿は、さすがだね。ジソンは、なんだか最近、オ・ドンギュのことが気になるみたい。中国の市場調査のために休暇を申請するんだけど、例の上司がそれを許可しない。本当にムカつくよな、あいつ。
仕事終わり、ダヘはウンサンとカラオケへ。ジウに会いたいって、子供みたいに泣きじゃくる。そんなダヘに、ウンサンはその痛みをちゃんと感じなきゃダメだって静かに諭すんだ。
翌日、ウンサンがなんと車を買ってくる。配送とかの副業でもっと稼ぐためらしい。3人で気分転換に田舎へドライブに行くんだ。でも、運悪く車が泥にはまっちゃう。そこに、横転したバスに乗った子供たちを助けに行くっていう消防車が通りかかる。ウンサンは自分の車が傷つくのも構わず、消防車を先に行かせるんだ。
結局、車はボロボロになって手放すことに。でも、この一件でウンサンは吹っ切れたみたい。お金じゃ幸せは買えないし、悲しみが消えるわけでもないって。彼女は自分に休息を与えることを決める。いい決断だよ、本当に。
ジソンも、もう黙ってない。休暇を認めなかった上司に、退職届を顔に叩きつける!逆上した上司が殴りかかろうとした瞬間、ドンギュが割って入って止めるんだ。カッコよすぎだろ!ジソンは余計なことしないでなんて強がりを言いつつ、彼を見るとドキドキするって自分の気持ちを認める。かわいいとこあるじゃん。
こうして、ダヒもウンサンも会社を去る。ちなみに、コ課長は昇進を逃したみたい。でも、ジソンの元上司にガツンと一言文句を言ってくれて、ちょっとスッキリした。
ウンサンの最終出勤日の夜。3人は一緒に持っていた仮想通貨を全部売却する。ダヘはそのお金で学生ローンを完済。ウンサンがいなかったら、ここまで来れなかった。3人の絆を再確認する、すごくいいシーンだ。
その後、ウンサンは一人で旅に出る。娘の死と本当の意味で向き合うためにね。ジソンは新しいビジネスの契約で詐欺にあうけど、そんなことでへこたれたりしない。ダヘは、ジウにプロポーズされたあの花畑に行って、静かに彼を想うんだ。
1年後、そして再会
物語は一気に1年後へ飛ぶ。
ダヘは、職場のコミュニケーションについてのプレゼンを堂々とこなす、立派な社会人になってる。ジソンはダイアモンドタンフルっていうお店を開いて、これが大成功。すごい行列ができてる。
そしてジウ。彼はイギリスの音楽業界で大人気になって、韓国でも凱旋ライブが決まる。ダヘはラジオでそのニュースを知るんだ。
ジソンの店には、あのウェイ・リンが訪ねてくる。ドンギュは嫉妬丸出しで面白い。結局、ジソンとウェイ・リンは友達になるだけなんだけどね。ドンギュは勘違いしたまま、ついにジソンに告白する。するとジソンはえ、とっくに付き合ってなかったの?って。1年前にドキドキするって言ったじゃん、って。ドンギュ、気づいてなかったのかよ!天然か!
ダヘはジウのコンサートへ行く。そこで隣に座った女性は、なんとジウのお母さんだった。彼女はダヘに息子はあなたのおかげで幸せになれたと感謝を伝えるんだ。コンサートが終わった後、ダヘはウンサンからの電話で急いで会場を後にする。ジウは楽屋に届いたダヘからの花束を見て、彼女を追いかける。でも、タクシーに乗り込む後ろ姿を、ただ見送ることしかできなかった。切ないすれ違いだ。
その頃、ウンサンは旅先で心を癒していた。彼女が見る娘の幻影は、もう悲しい冬の景色じゃない。暖かい春の景色に変わってるんだ。
そして、3人はついに再会する。場所はジソンの店が入ってるビルの屋上。驚くことに、そのビルのオーナーはウンサンだった!彼女は自分のペースで少しずつ癒されていると話す。
後日、ダヘは仕事帰りに、またあの思い出の花畑へ行く。するとそこに、一台のジープが。降りてきたのは、ジウだった。彼はなんでコンサートの後、声もかけずに帰るんだって少し怒ってる。ダヘは会いたかったと素直な気持ちを伝える。そして、二人はキスをする。ジウはもう一度、あの指輪を差し出す。今度こそ、ダヘは彼の指輪を受け入れるんだ。
ラストシーンはカフェ。ダヘ、ウンサン、ジソンの3人が楽しそうに笑い合ってる。そして、そのカフェの店員として、なんとコ課長が働いてる!最後までいい味出してたな。3人の幸せそうな笑顔で、物語は幕を閉じる。
『月まで行こう』最終回 第12話:ネタバレ感想
いやー、最高の最終回だった。本当に。みんながちゃんと自分の足で幸せになる道を見つけたのが良かったな。ウンサンがお金への執착から解放されて、自分の心の傷と向き合えたシーンは泣けた。娘との幻影が春の景色に変わったところは、彼女の心の再生を象徴していて、本当に美しかった。
ジソンの独立と、ドンギュとの不器用な恋の結末も最高。まさか1年も付き合ってることに気づいてないなんて、逆にすごいよ。でも、それが二人らしくて微笑ましかった。
そして、やっぱりダヘとジウ。遠回りしたけど、お互いの夢を尊重し合った上でのハッピーエンドは、見てるこっちも幸せな気持ちになった。花畑での再会とプロポーズは、王道だけどやっぱりグッとくる。
結局、このドラマは3人の女性の友情が全ての根底にあって、それが最後までブレなかったのが一番の魅力だったと思う。コ課長がカフェ店員になってたのには笑ったけど、彼も彼なりに新しい一歩を踏み出したんだなって思えたよ。


