友情とプライド、そして危険な願い
テムズFCが会計不正でリーグから追放されるという大事件が発生しました。シヨルは2部リーグでのプレーを強要され、移籍も認められない窮地に立たされます。
代理人のヨンスは会長との直談判をセッティングしますが、シヨルにはどうしても外せない用事がありました。それは、亡き祖母の命日です。シヨルは迷わず、自身のキャリアよりも祖母の墓参りを選びました。
墓地に向かうと、そこにはウソクの姿が。実はウソクは毎年、シヨルの代わりに墓を守り続けていたのです。久しぶりに腹を割って話す二人。ウソクはお前の顔をまともに見られないから、施しは受けたくないと、複雑な劣等感を吐露します。
それでもシヨルの才能を誰よりも信じているウソク。そんな二人の前に、再びウンホの名刺が現れるのでした。
傲慢さが招いた罰
シヨルはウンホの元を訪れ、願い事を使います。ウンホの力は絶大でした。法外な対価と引き換えにテムズFCの会長を操り、シヨルの移籍を認めさせたのです。
問題が解決し、希望を持ったウソクも願い事をしようとします。ところが、ウンホはあなたには支払える対価がないと冷たく拒否。見かねたシヨルが俺の願いを使ってくれと頼みますが、それも善行になるからダメと断られます。
これに腹を立てたシヨルは、ウンホの能力を小馬鹿にするような発言をしてしまいます。所詮はその程度の力なんだろ?この言葉が、誇り高き九尾狐(クミホ)の逆鱗に触れてしまいました。
ウンホは不敵な笑みを浮かべ、こう告げます。いいわ、願いを叶えてあげる。ただし、私のやり方でねシヨルは深く考えずに同意し、移籍手続きのためにロンドンへ向かおうとしますが……。
入れ替わった二人の運命
ウンホが実行したのは、シヨルとウソクの人生の入れ替えでした。事の発端は、イ・ユン代表が運転する車が、ウソクではなくシヨルをはねたこと。この瞬間から、世界が書き換わってしまったのです。
目を覚ましたウソクは、自分が成功したスター選手の人生を手に入れたことにすぐ気づき、歓喜します。一方、シヨルは訳がわからないまま、落ちぶれたサッカー選手としての扱いを受けます。所属チームのコーチからは罵倒され、ロンドン行きの話をしても何を寝ぼけているんだと相手にされません。
シヨルは自分が置かれた状況をただの悪ふざけだと思い込み、コーチに悪態をついてその場を去ります。しかし、かつて自分が住んでいた高級マンションに行くと、そこには見知らぬ住人が。警備員にも不審者扱いされ、シヨルは混乱の渦に飲み込まれていきます。
忍び寄る狐狩りの影
その頃、ウンホの周辺でも不穏な動きがありました。顧客であるキム会長の博物館から、かつてウンホが友人のために作らせた短剣が盗まれたのです。その短剣は、狐をも殺せる危険な代物でした。
犯人は、2年前にイ・ユンに近づいた謎の男。彼は狐狩りを生業とするハンターでした。男はイ・ユンにウンホの術を防ぐ護符を与え、彼を囮にしてウンホを追い詰めようとしていたのです。さらに、飢えた野犬の霊を操り、ウンホの匂いを追跡させ始めます。
残酷な選択
不法侵入で警察に捕まったシヨルの前に、ウンホが現れます。彼女は冷酷に告げました。私を侮辱した罰よ。お前とウソクの運命を入れ替えたの
元の生活に戻る方法はただ一つ。ウソク自身が、運命を元に戻したいと願うことだけ。
ウンホが見せた映像には、ロンドンの豪華なアパートで、父と共にトロフィーに囲まれて暮らすウソクの姿がありました。彼は今や、どのチームへも自由に移籍できるスター選手です。あの子が、その輝かしい人生を手放してまで、お前を助けると思う?ウンホの問いかけに、シヨルは恐怖で言葉を失うのでした。
第3話の感想
シヨルの傲慢さが招いた結果とはいえ、あまりにも代償が大きすぎてゾッとしました。
親友のために良かれと思ってした行動が、最悪の形で裏目に出るとは……。
特にラストシーン、成功を手にしたウソクの幸せそうな顔と、絶望するシヨルの対比が残酷すぎます。
人間の欲望と友情を天秤にかけるウンホ、本当に恐ろしい存在ですね。
そして、不気味な狐狩りの男も本格的に動き出し、サスペンス要素も強まってきました!
つづく
