あらすじ
出張先の婺城で、ジョン・シューイーは親友のビー・ルオシャンからあるSNS作戦を授けられる。その投稿は、江城にいるシー・イエンの心を動かすことに。シー・イエンは叔父である大物実業家・グアン・シアンチェンを引き合いに出し、シューイーに江城へ戻るよう促す。大きな仕事のチャンスに胸を躍らせるシューイーだったが、帰路で予期せぬアクシデントに見舞われてしまう。駆けつけたシー・イエンとの間に、これまでとは違う空気が流れ始める。仕事と恋の駆け引きが、新たな局面を迎える第12話。
ネタバレ
策士シー・イエン、SNSを駆使してシューイーを呼び戻す!
物語は、シー・イエンがクレジットカードの返金通知を受け取るところからスタート。そう、シューイーがチン・シーユエに買ってもらった服を、こっそり返品してたんだよね。シーユエからその話を聞いたシー・イエンは、シューイーが今、婺城(ウーチョン)に出張中だってことを知るわけ。
その頃、当のシューイーは、同じく婺城に出張に来ていた親友のビー・ルオシャンと合流。ルオシャンは、グアン・ジーからのデートの誘いを「江城(ジャンチョン)にいないから」って冷たくあしらってて、相変わらずのクールビューティーぶりを発揮。
そしてここからが本番!婺城に初雪が降って、ルオシャンがシューイーのキメキメな写真をパシャリ。「初雪が降ったら願いが叶う」ってジンクスに乗っかって、シューイーのSNSに「願い事」として投稿させちゃうの。このルオシャンの策略、見事としか言いようがない!案の定、その投稿を見たシー・イエンから、速攻で連絡が来るんだから!
「叔父のグアン・シアンチェンが君に会いたがってる」。
キター!まさかの叔父さんをダシに使うというパワープレイ!グアン・シアンチェンといえば、経済界の大物。そんな人の単独インタビューなんて、記者としては喉から手が出るほど欲しいチャンスだよね。シューイーは二つ返事で江城へ帰ることを決意。ルオシャンは「それ、あなたに早く帰ってきてほしいだけの口実でしょ!」って呆れるけど、仕事命のシューイーには馬の耳に念仏。もう頭の中はインタビューのことでいっぱい!
まさかのアクシデントとヒーロー登場
急いで江城に戻る途中、シューイーが乗っていた車がまさかの追突事故に!知らせを聞いたシー・イエン、すっ飛んで現場に駆けつけるんだよね。もう、心配で心配で仕方がなかったって顔に書いてある!
しかもこの事故、ただの事故じゃなかった。原因は車のバッテリーの不具合で、そのバッテリーがなんと、シー・イエンが投資を検討している湛藍(ジャンラン)科技のものだったっていうんだから、話が繋がってきてゾクゾクする!
一方、シューイーのライバル、シュー・ユーリンは銀行の副頭取3人をまとめてインタビューする大型企画を立ち上げて、今月のトップ記事を狙ってる。でも、編集長のタン・イーは、シューイーがあのグアン・シアンチェンのインタビューを取り付けたって聞いて、もう興味津々。グアン・シアンチェンがシューイーの書く記事の鋭さを高く評価してるって知って、業界はちょっとした騒ぎに。
禁断の食事会で二人の距離がゼロに!?
無事にグアン・シアンチェンの家にたどり着いたシューイー。インタビューはめちゃくちゃ盛り上がって、時間を忘れるほど。結局、シー・イエンも交えて3人で食事をすることに。
この食事会が、もう最高だった!シューイーはグアン・シアンチェンからシー・イエンの子供の頃の話(乗馬が好きだったとか!)をちゃっかり聞き出しちゃう。グアン・シアンチェンは、シー・イエンが昔から何でも一人で抱え込むタイプで、会社の危機も乗り越え、今の銘豫雲創(ユンチュアン)を立ち上げた苦労人だってことを教えてくれるんだ。「彼は口数が少ないから、君が話し相手になってあげてくれ」なんて、もう最高のパスだよね!
ここでシューイーが「銘豫雲創の発表会の時、美人記者(自分のこと)をジーっと見てましたよね?」なんて可愛いジャブを放つと、シー・イエンは「からかってただけだ」なんて言いながらも、まんざらでもない様子。シューイーが「じゃあエビ剥いてくださいよ〜」っておねだりするんだけど、シー・イエンはツンと断る。でも、シューイーが自分で剥いたエビを「はい、どうぞ」ってシー・イエンの口元に運ぶと…!もう、シー・イエンの嬉しそうな顔ったらなかったね!
食事の後、シューイーはここぞとばかりに用意してきた銘豫雲創の特集企画案をプレゼン。シー・イエンは、必死にアピールするシューイーの姿に、いくつかの条件を付けつつも、ついに特集インタビューを許可!やったね、シューイー!
物語の最後はビジネスシーンへ。シー・イエンは役員会で、湛藍科技への投資に慎重な姿勢を見せる。市場シェアは高いけど、バッテリー技術が古く、事故のリスクを懸念してるんだ。この冷静な判断力こそ、シー・イエンがデキる男の証拠だね。
『始まりは君の嘘』第12話の感想
今回のエピソードは、仕事の駆け引きと恋愛の進展が見事に絡み合った、非常に見応えのある回でした。特に印象的だったのは、これまでポーカーフェイスを貫いてきたシー・イエンが、ジョン・シューイーを江城に呼び戻すために「叔父」という切り札を使った点です。彼の内面で、シューイーの存在が仕事の論理だけでは測れないほど大きくなっていることが伝わってきました。グアン・シアンチェンとの食事の席で見せた二人のやり取りは、これまでの緊張感から一転し、親密な空気が流れていて、見ているこちらの頬が緩みました。恋愛模様だけでなく、湛藍科技への投資を巡るシー・イエンの冷静な経営判断も描かれており、物語に深みを与えています。甘い展開の中にも、それぞれのキャラクターがプロフェッショナルとして対峙する姿が描かれているからこそ、このドラマは面白いのだと再認識させられました。
つづく