あらすじ

若き敏腕記者・ジョン・シューイーは、狙っていたIT企業の若きCEO・シー・イエンへのインタビューを同僚に横取りされてしまう。しかし、諦めきれない彼女はシー・イエンに直談判し、彼の出張に同行する車内での再取材のチャンスをなんとか掴み取る。仕事のスクープと、恋の仕返しという二つの目的のため、シューイーはシー・イエンに大胆に迫っていく。彼女の熱意と才能を感じながらも、クールな彼が見せる予測不能な反応に、二人の関係は少しずつ変化し始める。

ネタバレ

いやー、今回もやられましたね!クールなCEO・シー・イエンと、めげない敏腕記者・ジョン・シューイーの攻防戦がますますヒートアップ!出し抜かれたかと思えば、まさかの方法で食らいつくシューイーのガッツには、思わず「がんばれ!」って声が出ちゃいました。

インタビューは横取り!?シューイー、絶体絶命のピンチ

さて、第3話は、シューイーが銘豫雲創(シー・イエンの会社)でのインタビューに向かうところから始まります。ところが、会社に着くと、なんと同僚のシュー・ユーリンがすでにシー・イエンへのインタビューを終えた後だったんです!雨霊は「シューイーの代理で来た」としれっと嘘をつき、シューイーが練りに練ったインタビューの質問リストを使って取材を済ませていました。これにはシューイーも呆然。せっかく掴んだ大チャンスを、まさかこんな形で横取りされるなんて…。

しかし、ここで諦めないのが我らがシューイー。ロビーでシー・イエンと鉢合わせするやいなや、「まだ聞きたいことが5つあります!」と直談判!彼女の熱意と、銘豫雲創の未来に関する鋭い質問内容に興味を惹かれたのか、シー・イエンは「来なさい」と一言。シューイー、起死回生の大逆転です!

車内での密着取材!二人の距離は縮まる…のか?

シューイーが掴んだ次のチャンス、それはなんと「2時間の車移動中のインタビュー」。シー・イエンの出張に同行し、その道中で話を聞くという、なんとも異例の取材です。

車に乗り込むと、二人は改めて自己紹介。ここからが本番と、シューイーは録音を開始します。彼女は、シー・イエンが父親の会社を離れ、独立して銘豫雲創を立ち上げた経緯など、核心に迫る質問を投げかけます。しかし、家族の話を公にしたくないシー・イエンは、その質問には答えませんでした。

インタビューが終わると、そこはなんと馬場!帰りの足がないシューイーは、なんとかシー・イエンの車にまた乗せてもらおうと画策します。そこに偶然(?)居合わせたシー・イエンのビジネスパートナー、グァン・ジーに親しげに話しかけ、なんとかその場に残ることに成功。抜け目ないですね!

乗馬で急接近?シー・イエンの思わぬイタズラ心

さらにシューイーは、「乗馬ができないから教えてほしい」とシー・イエンに接近!しかし、百戦錬磨のシー・イエンは、彼女の下心などお見通し。なんと、一つの馬に二人で乗り、わざと馬を跳ねさせてシューイーを怖がらせるという、まさかのSっ気を発揮!ビビりまくったシューイーは、あっけなく乗馬を断念するのでした。この二人の駆け引き、本当に面白い!

一方、シー・イエンはグァン・ジーとビジネスの話をする中で、姪のチン・シーユエがちょうど記者を目指せる年齢だと聞きます。無学な姪が記者になれるとは思っていなかったシー・イエンですが、目の前のシューイーの姿を見て、姪にも一度挑戦させてみようかと考えを変えたようです。

帰り道、シー・イエンは運転手にシューイーを先に家まで送るよう指示。疲れ果てたシューイーは車内で眠ってしまいます。シー・イエンは用事があると言って途中で車を降りてしまいますが、彼女が起きると、ちゃんと自宅に着くように手配されていました。この、細やかな優しさを見せたかと思えば、突き放すような素っ気ない態度…。「細やかで、でも素っ気ないおもてなしだ」とシューイーが毒づくのも分かりますよね。

仕事に戻ったシューイーは、上司のタン・イーに原稿を提出。さらに、今回のインタビュー音声を電子版の特別コンテンツとして公開したいと提案し、前向きに検討してもらうことになりました。転んでもただでは起きないシューイー、さすがです!

『始まりは君の嘘』第3話の感想

今回は、ジョン・シューイーとシー・イエンのキャラクターがより深く掘り下げられた回でした。出し抜かれても決して諦めず、機転を利かせてチャンスを掴みに行くシューイーのプロ根性と大胆さには感心させられます。一方のシー・イエンは、彼女の意図を見透かしながらも、その熱意や才能を冷静に評価しているように見えました。馬の上でわざと怖がらせるなど、彼の意外な一面が垣間見えたのも興味深かったです。二人の間の緊張感あふれる心理戦は、単なる恋愛の駆け引きだけでなく、仕事におけるプロ同士のぶつかり合いとしても見応えがあります。冷徹に見えるシー・イエンの行動の裏にある、ほんの少しの優しさや人間味を感じさせる演出が、二人の関係の進展を予感させ、物語に奥行きを与えていると感じました。

つづく