あらすじ
国産旅客機の初飛行という大役を目前に、機長のグー・ナンティンに予期せぬ身体の異変が襲いかかる。 パイロットとしてのキャリアを揺るがす事態に、彼は大きな決断を迫られる。その決断は、共に飛ぶ約束を交わしたパートナー、チョン・シアオとの間にすれ違いを生んでしまう。なぜ彼は約束を破ったのか。真実を知らないチョン・シアオは彼を責める。夢を託す者と託される者、二人が迎える未来とは。それぞれのキャラクターが自分の空を見つけ、未来へと飛び立っていく感動のフィナーレ。
ネタバレ
ついに最終回!それぞれの着陸地点
いやー、ついに来ちまったな、最終回。ナンティンとチョン・シアオ、この二人いったいどうなっちまうんだって、ハラハラしながら見守ってきたよな。今回は、それぞれのキャラクターが自分の空を見つけて、きれいに着陸していく、そんな感じの話だった。
ナンティンに訪れた突然の試練
物語は、ナンティンとチョン・シアオが、いよいよ国産旅客機D191のテスト飛行に臨むところから始まる。もう息もぴったりで、さすがの二人って感じだ。さあ、いよいよ着陸だって瞬間に、事件は起きる。ナンティンの視界が、突然ブラックアウトしたんだ。目の前のディスプレイが真っ暗に見える。一瞬、計器の故障かと思うよな。でも、チョン・シアオには全部正常に見えてる。ナンティンはなんとか無事に着陸させるけど、自分の左目がおかしいことに気づく。これ、パイロットにとっては致命的だ。彼はチョン・シアオにデータの整理があるなんて嘘をついて、一人で病院に駆け込むんだよ。
診断結果は、左目の病変。すぐに手術が必要だって言われる。パイロットとして定年まで飛び続けるのが夢だったナンティンにとって、これはあまりにも酷な宣告だ。彼は悩んだ末に、初飛行を諦める決断をする。
すれ違う二人、明かされない真実
チョン・シアオは、急に連絡が取れなくなったナンティンを心配してる。自分が考えた機長スピーチを送ったりして、健気だよな。でも、ナンティンは何も言えない。それどころか、会社にチョン・シアオを初飛行の機長として推薦するんだ。
事情を知らないチョン・シアオからしたら、たまったもんじゃない。なんで約束を破るの!って、ナンティンを問い詰める。一緒に飛ぶって約束したもんな。そりゃ怒るよ。でもナンティンは、本当の理由を言えない。言ったら、チョン・シアオが初飛行に集中できなくなるって考えたんだろう。この男、どこまで不器用なんだか。結局、二人の心はすれ違ったまま。チョン・シアオは親友のシア・ジーに愚痴をこぼし、ソン・ソンにナンティンの動向を探ってくれって頼むんだ。
明かされた真実と、託された夢
親友のニー・ジャンは、ナンティンの病気のことを知って、すぐに眼科の専門医を手配してくれる。いい友達を持ったよな、本当に。
そして初飛行の前日、事態が動く。ソン・ソンが書類を届けに行ったとき、ナンティンの目の異常に気づくんだ。すぐにチョン・シアオに報告。チョン・シアオは、テスト飛行の時のナンティンの様子を思い出して、すべてを察する。
彼女はニー・ジャンから詳しい話を聞いた後、まっすぐナンティンの元へ向かう。もう隠し通せないと悟ったナンティンは、すべてを打ち明けた。チョン・シアオは初飛行はやめて、手術に付き添うって言うんだ。でも、ナンティンは首を縦に振らない。これは、俺の夢なんだ。代わりに飛んでくれって。自分の夢を、一番信頼する人間に託す。これ以上の愛の形はないよな。チョン・シアオは、涙を流しながらその役目を引き受けるんだ。
それぞれの未来へテイクオフ
初飛行の当日。チョン・シアオは、決意を胸にコックピットへ向かう。同じ頃、ニー・ジャンに付き添われて、ナンティンも手術室へ。飛行機には、ナンティンのお母さんやチョン・シアオの両親も乗客として搭乗している。
手術は無事に成功。ニー・ジャンは、手術を終えたばかりのナンティンを車で川辺に連れて行く。ちょうどその時、チョン・シアオが操縦するD191が空を飛んでいくのが見えた。自分の夢を乗せて飛んでいく飛行機を、ナンティンは涙を浮かべて見送るんだ。
3ヶ月後。物語は、みんなの新しい日常を映し出す。チョン・シアオは、病気のインコの世話をナンティンに頼んで仕事に行く。その直後、彼女の服が全部詰まった宅配便がナンティンの家に届く。もう、完全に一緒に住んでるってことだよな。リー・ユーハンはチャオ・ジョンユーとラブラブだし、シア・ジーは乗客として乗ってきた元上司のジアン・タオに堂々と挨拶する。みんな、前に進んでるんだ。
ラストシーン。チョン・シアオが操縦する飛行機が、オフィスにいるナンティンの頭上を飛んでいく。それを見上げる彼の顔は、本当に満足そうだった。
感想
いやー、最高の最終回だったな。ナンティンが視力を失うかもしれないっていう展開は正直きつかったけど、そこからの乗り越え方がこのドラマらしかった。自分の夢を恋人に託すっていう決断、そしてそれに応えるチョン・シアオ。二人の絆の強さを改めて感じたよ。ただの恋愛ドラマじゃなくて、仕事への誇りとか、仲間との友情とか、そういうのが全部詰まってた。最後、みんながそれぞれの場所で輝いてる姿を見せてくれたのも良かったな。特に、元上司のジアン・タオに笑顔で接するシア・ジーの成長にはグッときた。後味の良い、見事な着陸だったと思う。