あらすじ

第十三話は、劉楚玉(リュウ・チュユウ)が桓遠(カンエン)と合流した後、宮中の異変を知り、容止(ロン・ジー)と再会する場面から始まります。宗越(ソウ・エツ)と沈攸之(シン・ユウシ)は容止(ロン・ジー)を討ち取ろうと追跡しますが、逆に容止(ロン・ジー)が仕掛けた魏軍の待ち伏せに遭い、撤退を余儀なくされます。

この時、容止(ロン・ジー)の花錯(カ・サク)に対する本当の態度が露呈し、花錯(カ・サク)は怒り狂って容止(ロン・ジー)のもとを去り、復讐を誓います。劉楚玉(リュウ・チュユウ)は容止(ロン・ジー)の冷酷さに心を痛め、彼との関係を断つことを決意し、桓遠(カンエン)たちと共に冀州へ向かいます。

一方、新帝劉彧(リュウ・イク)の暴虐な政治により、宋と魏の軍事衝突は激化します。沈攸之(シン・ユウシ)と宗越(ソウ・エツ)は淮西で魏軍と対峙しますが、容止(ロン・ジー)の巧みな指揮によって魏軍の兵糧供給は確保され、宋の淮西地域は次々と魏の手に落ちていきます。

冀州では、劉楚玉(リュウ・チュユウ)は徐々に平静を取り戻し、桓遠(カンエン)の温かい心遣いに安らぎを感じますが、それでも彼の気持ちを受け入れることはできません。

ネタバレ

第13話、桓遠(カンエン)が目覚めると、劉楚玉(リュウ・チュユウ)が追いかけてきていた。一同は再会を喜び、劉楚玉(リュウ・チュユウ)は宮中の大事件を語り、容止(ロン・ジー)と意味ありげな笑みを交わす。一方、宗越(ソウ・エツ)は慌てて逃走し、城外で天機閣残党狩りの沈攸之(シン・ユウシ)と遭遇。剣に毒がないことに気づき、またしても容止(ロン・ジー)に騙されたと激怒。復讐を誓い容止(ロン・ジー)を追うが、容止(ロン・ジー)は既に宇文雄(ウブンユウ)率いる北魏の援軍を用意していた。淮西の戦況も不利なため、宗越(ソウ・エツ)と沈攸之(シン・ユウシ)は手勢を失い、建康へ撤退を余儀なくされる。

北魏の兵と墨香(ボクコウ)の出現に劉楚玉(リュウ・チュユウ)たちは驚き、花錯(カ・サク)は容止(ロン・ジー)の行動に疑問を投げかける。そこに鶴絶(カクゼツ)が現れ、容止(ロン・ジー)と花錯(カ・サク)の友情の理由を問いただす。容止(ロン・ジー)は冷たく、人材不足の中で花錯(カ・サク)の武芸に目をつけただけだと答え、さらに、花錯(カ・サク)の病は既に治癒可能だったにも関わらず、恩を売るために治療を遅らせていたと告白する。花錯(カ・サク)は衝撃を受け、怒り狂って容止(ロン・ジー)に襲いかかるが、宇文雄(ウブンユウ)の兵に阻まれ、槍を突きつけられる。花錯(カ・サク)は、いつか容止(ロン・ジー)も真心への裏切りに苦しむだろうと呪い、劉楚玉(リュウ・チュユウ)の懇願で解放される。去り際に、必ず復讐すると誓った。

花錯(カ・サク)が去った後、容止(ロン・ジー)は花錯(カ・サク)の潜在能力を引き出すためだったと弁明するが、劉楚玉(リュウ・チュユウ)は納得せず、剣を手に取り二人きりで話す場を求める。桃林で、劉楚玉(リュウ・チュユウ)は王意之 (ワン・イージー)に見破られた理由を尋ね、容止(ロン・ジー)は鮮卑の血を引く自分が羊肉を食べないこと、王意之 (ワン・イージー)が振る舞った肉が羊肉だったことを明かす。劉楚玉(リュウ・チュユウ)は劉子業の更生を願った努力が全て容止(ロン・ジー)に阻まれ、自分や劉彧(リュウ・イク)、天機閣までもが利用されたと責める。そして、少しでも自分のことを好きだったのかと問うが、容止(ロン・ジー)は冷酷にも否定する。劉楚玉(リュウ・チュユウ)は自嘲気味に、初めて本気で好きになった人が間違っていたと嘆き、自らの髪を切り落とし、容止(ロン・ジー)との縁を完全に断つと宣言する。去っていく劉楚玉(リュウ・チュユウ)の後ろ姿に、容止(ロン・ジー)は珍しく胸の痛みを感じる。

劉楚玉(リュウ・チュユウ)たちは容止(ロン・ジー)が用意した冀州の屋敷へ移る。劉彧(リュウ・イク)は即位後も劉子業同様の暴政を敷き、子のいない彼は妃の陳妙登(チン・ミョウトウ)を建安王劉修仁(リュウ・シュウジン)に与え、子が生まれたら宮中に戻し太子にすると約束する。北魏の淮西侵攻が激化する中、劉彧(リュウ・イク)は沈攸之(シン・ユウシ)を派遣。沈攸之(シン・ユウシ)は宗越(ソウ・エツ)と協力し、北魏の兵糧線を断つことに成功する。しかし、容止(ロン・ジー)自ら指揮を執り、見事兵糧を運び込み、淮西の七郡を次々と陥落させる。

手柄を焦る沈攸之(シン・ユウシ)は、八千討伐、三万捕虜という虚偽の戦勝報告をする。しかし、天如鏡(テン・ニョキョウ)に唆された劉彧(リュウ・イク)は自ら出陣を決意。嘘が露呈することを恐れた沈攸之(シン・ユウシ)は宗越(ソウ・エツ)に解決策を求める。天如鏡(テン・ニョキョウ)は、破軍の劉子業は死んだものの、真の混乱の元凶である貪狼の容止(ロン・ジー)に会うため、劉彧(リュウ・イク)の親徴を促していたのだった。

戦乱で多くの民が故郷を追われる中、未だ北魏に占領されていない冀州では、沈攸之(シン・ユウシ)の命令で都市が封鎖される。冀州で一月を過ごした劉楚玉(リュウ・チュユウ)は、男装で過ごすことが多く、その姿は清麗さを増していた。時が経つにつれ、容止(ロン・ジー)への想いも癒えつつあると信じていた。しかし、桓遠(カンエン)は劉楚玉(リュウ・チュユウ)の悲しみを察し、庭師に命じて庭の花を満開にさせる。月夜の下、色とりどりの花々が咲き誇る庭に、劉楚玉(リュウ・チュユウ)は驚きと喜びを隠せない。桓遠(カンエン)の好意を理解しつつも、劉楚玉(リュウ・チュユウ)は彼を兄のような存在としてしか見ることができない。桓遠(カンエン)もそれを理解し、劉楚玉(リュウ・チュユウ)に無理強いすることはない。

その夜、劉楚玉(リュウ・チュユウ)は部屋に戻ると、そこに容止(ロン・ジー)がいることに驚く。容止(ロン・ジー)は劉楚玉(リュウ・チュユウ)をずっと見張らせており、ついに想いを抑えきれず、会いに来たのだ。以前の「好きではない」という言葉は嘘で、劉楚玉(リュウ・チュユウ)への深い想いを告白する。劉楚玉(リュウ・チュユウ)は驚きと戸惑いを隠せない。これが真実なのか、それともまた策略なのか、見極めかねていた。

第13話の感想

第13話は、まさに怒涛の展開でした。容止(ロン・ジー)の策略が次々と明らかになり、これまで築き上げてきた人間関係が崩れていく様は、見ていて辛いものがありました。特に花錯(カ・サク)との決別シーンは、容止(ロン・ジー)の冷酷さと花錯(カ・サク)の悲痛な叫びが胸に突き刺さり、思わず涙がこぼれました。容止(ロン・ジー)は一体何を考えているのか、彼の真意が全く読めず、今後の展開がますます気になります。

劉楚玉(リュウ・チュユウ)もまた、大きな心の傷を負いました。愛した人に裏切られ、利用されていたという事実は、どれほどの苦しみだったでしょうか。髪を切るシーンは、容止(ロン・ジー)との決別だけでなく、過去の自分との決別も象徴しているように感じられ、彼女の強い意誌が伝わってきました。しかし、その瞳の奥には、まだ消えない悲しみが残っているようにも見えました。

つづく