北燕塔にて、李蓉(リー・ロン)は静梅(ジン・メイ)と共に階段を上っていたところ、偶然にも皇帝(こうてい)が一人で茶を嗜んでいるところに遭遇する。驚いた李蓉(リー・ロン)は恭しく跪坐する。皇帝(こうてい)は普段の威厳ある様子とは異なり、建塔当時の思い出を語り、過去への懐かしさを滲ませつつ、李蓉(リー・ロン)の能力を認める言葉をかけた。

その夜、荀川(ジュン・セン)は上官雅(シャン・グワンヤー)を訪ね、李蓉(リー・ロン)から受け取った名簿を手渡す。上官雅(シャン・グワンヤー)は兵部の田中(でんちゅう)から手を付けることに決め、好色で度々遊郭に通っている田中(でんちゅう)に、荀川(ジュン・セン)が罠を仕掛けて殺人罪を著せることで、自白を引き出し、今後の行動の足掛かりとする計画を立てる。

一方、裴文宣(ペイ・ウェンシュエン)の崖落ちの知らせに、李蓉(リー・ロン)は心乱れるも、彼が生きている可能性を信じ続けていた。部屋に閉じこもり、喪服を著て経文を書き写しているように見せかけて、実は紙一面に裴文宣(ペイ・ウェンシュエン)の名前をびっしりと書き綴っていた。兄である李川(リー・チュアン)の慰めも拒絶し、上官雅(シャン・グワンヤー)と荀川(ジュン・セン)からの知らせだけを待ちわびていた。

蘇容卿(スー・ロンチン)は裴文宣(ペイ・ウェンシュエン)の知らせを受けると、捜索の手配をする。兄の蘇容華はこれを好機と捉え、柔妃(ロウ・ヒ)に寝返ったふりをして平楽公主(ヘイラク・こうしゅ)との縁談を進めるよう進言する。蘇容卿(スー・ロンチン)は北燕塔に花籠を贈って誠意を示すが、花籠は送り返されてしまう。それでも蘇容卿(スー・ロンチン)は花を送り続ける。

秦家の処刑が迫る中、裴文宣(ペイ・ウェンシュエン)の消息が掴めない李蓉(リー・ロン)は、荀川(ジュン・セン)に秦臨(シン・リン)たちを公主府に連れてくるよう命じる。娘の将来を案じた皇后は兄の上官旭(シャン・グアンシュー)に相談するが、「静観せよ」との助言を受ける。

翌日、蘇容卿(スー・ロンチン)は北燕塔を訪れ、李蓉(リー・ロン)と会う。二人は碁を打ちながら、蘇容卿(スー・ロンチン)は李蓉(リー・ロン)に、証拠を公にすれば都を離れることができなくなると警告する。そして、かつての思いを償うため、李蓉(リー・ロン)に結婚を申し込む。李蓉(リー・ロン)は過去を思い出し、心の中で葛藤する。

同じ頃、秦家に連座した人々が刑場に護送され、荀川(ジュン・セン)は隙を伺っていた。朝廷の重臣たちは皇帝(こうてい)に決断を迫る。皇帝(こうてい)が裁可を下そうとしたその時、裴文宣(ペイ・ウェンシュエン)が突然姿を現す。秦家の冤罪を明らかにするため、自ら崖から落ちたように見せかけて真相を調べていたことを説明し、傷を負いながらも大殿へと歩みを進める。裴文宣(ペイ・ウェンシュエン)は皇帝(こうてい)に事情を説明し、居合わせた者たちは驚きを隠せない。

第17話の感想

第17話は、まさに怒涛の展開でした。息詰まるような緊張感の中、それぞれの思惑が交錯し、最後の最後まで目が離せないストーリーでした。特に、裴文宣(ペイ・ウェンシュエン)の劇的な登場シーンは鳥肌もの。死んだと思われていた彼が、満身創痍の姿で現れ、冤罪を暴く決意を表明する場面は、このドラマの中でも屈指の名シーンと言えるでしょう。

李蓉(リー・ロン)の裴文宣(ペイ・ウェンシュエン)への一途な想いが、彼女の行動の根底にあることが改めて強調された回でもありました。経文を書き写すフリをして、ひたすら裴文宣(ペイ・ウェンシュエン)の名前を書き続ける姿は、切なくも彼女の強い意誌を感じさせます。また、蘇容卿(スー・ロンチン)の李蓉(リー・ロン)への求婚は、今後の展開を大きく左右する重要な出来事となる予感。二人の関係がどのように変化していくのか、非常に楽しみです。

つづく